- 魔法少女まどか☆マギカで百合萌え 20
765 ：名無しさん＠秘密の花園[sage]：2011/05/17(火) 00:14:45.20 ID:VJFRrT0z - >>760
甘いの以外も書けるじゃないですか……素晴らしい
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852 ：名無しさん＠秘密の花園[sage]：2011/05/17(火) 20:48:45.07 ID:VJFRrT0z - なまじ常識人のポジションにいるだけに
常識が通用しない世界（＝魔法少女の世界）があるってのが理解できなかったんだろうなあ
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856 ：名無しさん＠秘密の花園[sage]：2011/05/17(火) 20:51:21.31 ID:VJFRrT0z - この流れはもう一様式ですな
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925 ：愛されるって 2/1 ◆iLGejjidiI [sage]：2011/05/17(火) 22:25:59.23 ID:VJFRrT0z - ほむらとさやかの微妙な関係、って流れで
ふと>>482を逆視点で作り変えてみようと思った、同様にノンさやです
ほむらもさやかもまどかっていう一点でつながってる危うさがいい
「あたしは…… 本気かな、やっぱ」
美樹さやか。 彼女とこれほど打ち解けられるようになるまで、実質何年かかったでしょう。
「まだ上条恭介に興味を持っているのね」
「うん。 っていうか、まだってどういうことさ」
「いいえ、失礼したわ」
冷静に語り合えるようになって知った。 ―― この子は普通の子だった、と。
普通に不自由ない暮らしをしていて、普通の恋をしている。
まどかや私とも普通に友達でいられるし、冗談も言いあえる。
私は普通にはなれない、世界は普通になったのに。
長すぎた時間が、私にとってのまどかを特別なものにしてしまった。
恋愛というものを知らずに生きてきた私は、
まどかへの想いをそう呼ぶべきかどうか悩みつづけていた。
けれど、名前を呼ぶたび、触れられるたび、さやかにまどかを「取られる」たび、
決して他の理由では刺激されない感情が沸き上がってくる。
この感情は、きっとさやかが上条恭介に抱いているのと同種のもの。
「しっかしまどかも愛されてるなあ。 いいな」
「まどかだもの。 当然よ」
まどかは確かに愛されている。
けれど、友人を超えた愛され方をしているとは知る由もないはず。
それも、普通でない人間に、普通でない方法で。
さやかが「まどかはあたしの嫁だ」と言う時、
どうしてもやりきれなさと心の歪みを感じずにはいられない。
決して彼女を嫌っているわけではない、むしろこれからも細く長く付き合っていきたい。
ただ、私がまどかを愛するようにはさやかはまどかを愛していないことが心残りなだけ。
二つの愛には決定的な差がある。
「さやか。 どうしたの」
「い、いや、なんでもないよっ」
そう、こうやってさやかが話を聞き流す時、頭の中にはきっとまどかはいない。
どれほどの友情も、ひとかけらの恋にすら勝てない。
不本意なことかもしれないけれど、さやかが本当にまどかを愛していたらいいのに、と考えてしまう。
今までその嘘に満ちた願いが成就したことはない。 私はそれを素直に嬉しいことだと受け止められない。
さやかが上条恭介を愛することは、さやかだけでなくまどかを不幸にしてしまうのだ。
友情はもろく崩れて不幸を生み出すし、恋慕は叶わずに不幸を生み出す。
想われている人は、罪もないのに想う人を絶望に陥れてしまう。
愛されることは、悲しいことなのかもしれない。
さやかは気づいていないけれど、彼女も愛されている。
少なくとも、普通ではない意味で愛を注ぐ人をひとり知っている。
ただ、過去の二人を知っている私には見えてしまう―― その愛は相互に成立しない。
彼女は不幸だ。 人に愛されているだけでも不幸なのに、それを知ることすらない。
彼女が望んでいない人が、労力を惜しんで彼女に愛を注ぐ。
そしてまた、彼女の愛によって知らずに不幸を生み出す人がいる。
本当に愚かなことだけれど、他人事のように憐れむことは決してできない。
私とまどかの関係だって、全く同じようなものなのだから。
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935 ：名無しさん＠秘密の花園[sage]：2011/05/17(火) 23:00:07.11 ID:VJFRrT0z - 止めたってことは多分あのままだと余計に状況が悪化していたってことなのかなあ、と
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