- 魔法少女まどか☆マギカで百合萌え 20
805 :さや仁1/2[sage]:2011/05/17(火) 16:01:18.87 ID:RCa5MR2S - 「……いい加減にしてください」
張り詰めたような、声だった。 あたしはただ、稲妻に打たれたような衝撃に狼狽し――振り返った。 仁美が、いた。今にも泣きそうな仁美が、いた。 「……あんた、なんで」 「いい加減にしてください、さやかさん」 もう一度、今度はさっきよりも強い声で。 あたしの腕の中から、一人女の子がすり抜けて行った。真っ赤な顔をして。 制服のリボンに手をかけていたままだったから、それがあたしの手の中に収まったまま、女の子は行ってしまう。 「待って」とは言えなかった。 「……なんで」 もう一度、訊ねる。 自分でも気付かないうちに、ひどく低い声になっていた。 「……さやかさんこそ、どうしてこんなことを繰り返すんですの?女の子に、いけないことばかり……」 「あたしの勝手じゃん、恭介はあんたのものなんだからもう放っておいてよ」 「嫌です、放ってなんておけません!」 ズキン。 胸の奥が変に疼いた。仁美の泣き顔が?仁美の声が?その奥に映った、恭介の笑顔が? あたしは言う。「あんたはもう、友達でもなんでもないし」 「……さやかさん」 「だからさ、もうあたしに付きまとうのもやめてよ」 「……でも、それでも」 恭介はこの子のもの。 もうあたしの恋は叶わない、永遠に。 女の子に手を出し始めたのだって、全部全部そのせい。あんたのせい。 こうして見せしめのようにあんたの前で女の子に危ないことをしているのだって、 ただの腹癒せで――なのに、どうしてあんたはそんな顔をして、あたしは戸惑って。
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806 :さや仁2/2[sage]:2011/05/17(火) 16:02:10.56 ID:RCa5MR2S -
「……あんたがさ、恭介に告白するなんて言わなかったら、あたし」 「うじうじと悩んでるあなたが嫌だったんです、どうしてそれがわからないんですの?」 「なっ……」 「上条くんだって、きっとあなたのことが好きだった。私も、だからそれを応援しようとしてましたの」 応援……? どうしてそんなことが言えるのだろう。確かに、あの時逃げてしまったあたしだって悪い。 けれど―― 「――あなたのことが、好きだから」 「……え?」 「誰よりも、私はあなたが幸せになって欲しかった」 どうしてあんたはいつもそうなんだろう。 突然、突然、突然―― なんなのよ、それ。 「……意味、わかんない」 「……さやかさん」 がっ。 力任せに仁美の身体を引っ張る。 驚いて竦んだ仁美の唇を無理矢理奪って。無茶苦茶に掻き乱して。 滅茶苦茶にしてやりたい、あんたの何もかも。 憎くて、憎くて、悔しくて――悲しくて。 あんたの身体を、傷付ける。 だって今更、遅いから。 / 意味わからなくなった
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814 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/05/17(火) 16:47:08.89 ID:RCa5MR2S - >>813
あ、それいいな 見てみたいかも
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