- 東方Project part29
265 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/04/21(木) 01:53:57.00 ID:V+6Ru5Kd - 博麗の巫女に滅ぼされるのは無常の快びであると
もっとも深い原始的な部分に刷り込まれてる幻想郷の妖。 しかし死や自己の消滅とは自我にとって最大の禁忌。 悦びと禁忌が相殺されフィルターされ、甘美な羨望だけが潜在意識下に残り、 故に妖は博麗の巫女を愛さずにはいられない。 力のある妖怪までもが稀代の博麗と名高い霊夢を慕うのは 強大な己を屠る能力を備えているから。 とか思いついたけど似た話がどっかにあったような
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268 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/04/21(木) 05:04:52.27 ID:V+6Ru5Kd - 大好きって気持ちは言葉で以外に伝える方法があるんだが、知ってるか?
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270 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/04/21(木) 07:32:49.72 ID:V+6Ru5Kd - >>268 自分で続けてみたわー
「それはだなー、キスといって…」 後日、紅魔湖上。ばったり出会ったチルノにしげしげと眺められる魔理沙とアリス。 「魔理沙はキスしないの? アリスと」 「会っていきなり何言ってんだお前っ」 「だっていつも一緒にいるじゃない。 あたいは大ちゃんがだいすきだからいつも一緒にいるよ。 いつも一緒にいるならキスするのが当たり前、って魔理沙言ってたじゃん」 「おいそれいろいろ違ってる、私が言ったのは…」 「あっ! 大ちゃんだ! 大ちゃーん!」 言う終わらぬうちにチルノは大妖精にまっしぐら。抱きつき、顔中にキスの雨を降らせ始める。 熱烈に抱擁される大妖精の顔は遠目にも分かるぐらい真っ赤だった。 妖精があたりかまわずちゅっちゅとか胸熱だろ。手始めにバカに吹きこんでみよう。 くだらない思いつきと出来心がまさかこんな形で我が身に降りかかってこようとは。 いつも一緒にいる。それはチルノの言う通りだし自らも認めるところ。 弾幕だの、蒐集だの、神社に行くだの、図書館に行くだのと理由をつけては アリスと会い、連れ出している。 チルノの言う、好きだから一緒にいる、一緒にいるならキスするのが当たり前とは、 言い換えれば、一緒にいるのは、好きだから。 それをチルノに得意げに吹き込んだのは他でもない魔理沙なわけで。 「ふーん。いつも一緒にいるなら、キスして当たり前なんだ?」 「いや、そのっ、違うっていうか、何て言うかっ」 魔理沙はキスをしたことがない。生涯において未だない。 というか好きという気持ちを伝えてさえいない。隣でいたずらっぽい笑みを浮かべてる、アリスに。 「当たり前なら、しなきゃね?」 ああとかううしか発せなくなった魔理沙の顔色は、大妖精に負けず劣らずだった。
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