- 【ネギま!】近衛木乃香・桜咲刹那百合専用スレ(13)
336 :誕生日の翌日に[]:2011/04/04(月) 03:26:03.53 ID:Exu2o+4j - >>355です!
私がSS投下します。初めてで多分糞だと思いますが 見てくれる方は是非感想宜しくお願いします! 名前は題名です これに触発されてまた皆さんが戻ってくるのを待っております! >>309さんのアイデアを参考にしました エロはないです。
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337 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:27:15.79 ID:Exu2o+4j - 「ふぅ〜こんなもんか?龍宮」
私は足元に横たわる妖怪が消えたのを確認して龍宮を見る。 辺りの妖怪はすべて還り静寂に包まれていた。 「今日は数が多かったな。30いや40はいたか?」 龍宮に訪ねるが無言。私に背を向けている。 「おい龍宮!どうした!」 つい声を荒げてしまう、私は龍宮へと歩みを進める。 少し歩を進めた後龍宮が私の方を向き…銃を構えた。 静寂に轟音が響く、放たれた弾は私の頬を掠め 後ろにとんでいった。 「何のマネだ龍宮」 「わからないか?」 龍宮が顎で後ろを見ろと合図する。そこには横たわる妖怪の姿。 私を襲おうとしてたのか?それに気づかなかったのか私は。 「まあ最後の最後まで油断はするなって事さ。あと今日の 妖怪の数は50だ」 「すまない龍宮私とした事が」 自分に腹が立った。 「前のお前に比べたらよっぽどマシだ。協力ってのを 覚えたんだからな」 銃の手入れをしながら龍宮が言う。確かに協力は覚えた。 しかし最近自分個人の力が落ちたような気がしていた。 エヴァンジェリンさんに幸せも剣もどちらも手に入れると誓ったのに やはり駄目なのか?これではお嬢様も守れやしない。 「私は」 「気負いすぎるな。それより早く戻るぞ日をまたいだ」 「ああ」 日をまたいだか。今何時なのだろうか?龍宮は知っているようだが 今は聞かなくてもいいだろう。最近はさらに寒さも増してきている 今の気温は5℃もないだろう。 寮に戻ったら早く暖まろう。
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338 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:28:31.21 ID:Exu2o+4j - 寮の中に入り部屋を目指す。
部屋の手前まで来た所でお嬢様の姿があった。 「お嬢様!何故こんな夜遅くまで起きてらっしゃるのですか!?」 お嬢様は無言で私を見つめている。 「あのー怒ってらっしゃるのですか?」 無言で見つめられ続けてはそう思うほかなかった。 「せっちゃん…気づいてへんの?」 「何がですか?」 思いあたる事はなにもない。少し考えても浮かばなかった。 すると隣にいた龍宮が肩に手を乗せてきた。 「お前も大変だな私は先にねてるぞ」 そう言い残し龍宮は部屋に入った。 私はお嬢様の鋭い視線に気づいた。 「本当に今日ううん昨日がなんの日かわからんの?」 いつも私を癒やしてくれる笑顔が消えていた。 「すいません」 私がそう言うとお嬢様は溜め息をついた。 「そうか。あんなせっちゃん、私を大切にしてくれるんは 嬉しい。けど自分の事ももっと大切にした方が良いえ?」 そういってお嬢様は自分の部屋に戻った。扉を閉める時 の音がとても大きく怒りに満ちている事が分かった。 私はその事が気になりながらベッドに入った。 明日は休日。修行をしよう。一人で… 私はその日お嬢様の態度と自分の弱さの事で頭が一杯になり ほとんど寝付けなかった。
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339 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:30:02.17 ID:Exu2o+4j - それでも朝は待ってはくれない。ほとんど寝付けず
眠い目をこすりながらまだ疲労感の残る体を無理やり起こす。 部屋内を見渡すと龍宮の姿はなく新しい依頼にでも行ったのだろう と勝手に解釈した。不意に腹がなる。そういえば昨日の夜なにも食べて いなかった。私は微かな希望を抱いて冷蔵庫を開ける。 そこにはバナナという救世主。バナナは栄養価も高く腹持ちもいい。 いつの間に買ったのかはわからないがそんな疑問はすぐに頭の 片隅へと消えていった。私はバナナ二本を平らげて服を着替えて 修行に向かう為に部屋を出る。 出た瞬間お嬢様と鉢合わせした。 「あのお嬢様!私がなにかしましたでしょうか?」 必死の問いかけも届いているのかわからない。 「自分を大切にできない人と話す事はないえ!」 そのままそっぽを向いて歩いて行ってしまった。 私は心が沈みながらもどうする事も出来ずにこの気持ちを 紛らわそうとエヴァンジェリンさんの別荘へ向かった。 今は誰もエヴァンジェリンさんの別荘には来ておらず 私とエヴァンジェリンさんだけだった。 「ふん。今日は久し振りに二人切りだなぁ 密度の濃い修行ができそうだ」 「よろしくお願いします」 私は精一杯の声を出しお嬢様の事は今は忘れようとした。
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340 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:30:41.26 ID:Exu2o+4j - みっちりとほぼ丸1日。休憩を挟みながら10時間以上もの
修行も終わりを迎えようとしている。最後にやる事は組み手。 「貴様もつかれてるだろうが私もつかれてるこれで いいだろう?」 「はいよろしくお願いします」 私とエヴァンジェリンさんは構えて動きだす。 組み手の最中もお嬢様の事が頭から離れなかったが 私は何も考えずにただ剣を振るった。 気づいた時地に膝をついていたのはエヴァンジェリンさんだった。 「うっ!どうした刹那?今日は動きがいいな私に一撃入れるとはな よし今日の修行は終わりだ」 違うこんなんじゃない。私は何が起こっているか分からないまま 剣をふるっていた。剣士としてそれは自殺行為である。 今回は運が良かっただけで本気で私を殺しにかかってきていたら ひとたまりもなかったと思う。 「エヴァンジェリンさん」 「ああ?」 「私が言った事なんですが剣と幸せはどちらも手に入るのでしょうか?」 私は明らかに迷走していた自分が言った事に自信が持てずに他人に答えを 訊くなんて最低だ。 「そんなの知らん、でも貴様はできるしてみせるって言ったよな? 貴様の決意はそんなものだったのか?もしそうなら私は今後 一切修行はつけんぞ?」 そう言って別荘の奥へ行ってしまった。今は夜の10時頃。 私の心にすっぽりと空いた風穴を埋めてくれるものは何もなかった。
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341 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:33:03.34 ID:Exu2o+4j - その空いた心のまま部屋へ戻りシャワーを浴びて
ただただボーっと空虚な時を過ごした。 龍宮も仕事で今日は帰ってこないだろう。 「11時…か」 時間も無駄に過ぎていきまた明日から学校だ。勉強もしなくては。 結局自分はなにも出来ずに中途半端に生きている 自分に腹が立った。しかしそれをぶつける物はない。 そう思うと涙が頬を伝った。 その時部屋の扉をノックする音が聞こえた。 私はあわてて涙を拭き必死に枯れそうな声をだした。 「誰ですか?」 その人は無言で扉を開けた。お嬢様だった。 「せっちゃん目…」 「なんでもないですただゴミが入っただけで」 信じてもらえないかもしれないでもこれしか言えなかった。 「せっちゃんまだわからん?」 「はい」 「じゃあヒントだしたる。カレンダーみて。 今日は何日や?」 私はお嬢様のことが通り壁にあるカレンダーに目を向ける。 「1月18日です…あっもしかして」 1月18日その1日前つまり1月17日は 私の誕生日だった。 「気づいた?」 「えっと昨日は私の…誕生日ですか?」 これで違ったら本当に分からない。お嬢様の表情を確認すると いつもの笑顔があった。
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342 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:34:25.22 ID:Exu2o+4j - 「やっと気づいてくれたんやね。15歳のお誕生日おめでとう!」
そうだったのかお嬢様は私の事で。だから自分を大切にしろと。 「ウチの事ばっかり考えてくれるんは本当に嬉しいえ? でもな自分の事を第一に思って欲しくて。冷たい事 してごめんな」 今は感謝するしかない。私の事をこんなにも真剣に考えてくれて。 お嬢様は部屋の出口へ向かって何か持ってきた。 「はいプレゼント!」 まただ私はいつもお嬢様に救われている。さっきまであった 空虚感も今はない。 「ありがとうございます!…本当に、えっと開けてもいいですか?」 「ええけどなんや恥ずかしいな///」 「失礼します」 私は丁寧に包装されている箱を少しずつ開けていく。 中身は私の顔を模したようなクッキー。本当によくできて いる。私は耐えきれずに手をのばした。 そこでクッキーは没収された。 「ダメですか?」 「いや昨日作ったやつやから大丈夫かなおもて」 「大丈夫です!お嬢様が作ってくれたものならなんでも食べます!」 「ホンマに?マズいかもしれんよ?」 「はい食べてはダメですか?」 少し沈黙があってからお嬢様は笑顔を見せてくれた。 「そうやな!じゃあ、あーん」 お嬢様がクッキーを手にとり食べさせようとしている。 「いやいやいやいやいやいや!無理ですよ!そんなの!」 「なして?ウチの事嫌いなん?そんなに拒むゆう事は」 お嬢様は目がウルウルしながら私の顔をじっと見る。 この時点で理性が飛びそうだ。 「いえそういう訳ではなく…」 「じゃあどういう意味?」 えっとどう答えればいいか分からない。頬が熱い。 「その嬉しくて恥ずかしくてなんと言うかその」 「つまり食べさせてもらいたいんやな?本心は」 ああー何でこんな時ばかり鋭いんですか!お嬢様は! 私が考えているうちにお嬢様の手は間近に迫っていた。
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343 :誕生日の翌日に[sage]:2011/04/04(月) 03:36:31.41 ID:Exu2o+4j - 「ほらあーん」
うぅもう逆らえない。 「では宜しくお願いします!」 私は恐る恐る口を開けるそこにお嬢様の手とクッキーが侵入してきて クッキーだけを落とした。その味を噛み締める。ほんのり効いた バターが最高に美味しい。それよりも私を包み込んでくれるような暖かいものを 感じる。気づいたらまた頬を涙が伝った。 「そんなにマズかった!?ウチのクッキー」 そんなはずないじゃないですか最高に美味しい。 「美味しいです…美味しすぎて」 「本当?そんなに喜んでくれんやったらもっと作ればよかったわ」 また優しい笑顔を向けてくれる。 「せっちゃん…こっち向いて」 言われた通りお嬢様の方を向く。すると後頭部に手を回され一気に顔 が近づく。 「ちょっお嬢さ…まっ!んっ!」 そのまま私とお嬢様の唇は零距離になる。30秒程 の濃密なキスをした。もうなにが起きたか分からなかった。 顔を離す。 「これが本当の誕生日プレゼントや///」 「このちゃん…」 私は自然にこのちゃんと呼んでしまった。と同時に最大の幸せを感じた。 この日感じた事は忘れない。 私はこの日、剣と幸せどちらも諦めないとまた心に誓った。 今度こそ守り通す。この誓いと 今目の前で無邪気に笑っている私のご主人であり最高の親友。 このちゃんを… 誕生日の翌日に fin
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344 :誕生日の翌日に あとがき[]:2011/04/04(月) 03:44:52.65 ID:Exu2o+4j - こんな駄文を最後まで見て下さった方!
本当にありがとうございます!できれば感想アドバイスが欲しいです! 時期は気にしないで下さい。あくまでSSなので。 うーん刹那視点でしたね全て。迷いが吹っ切れるみたいの書きたくて。 皆さんでこのスレを復活させませんか?皆さんのレスが 復活させる鍵です!自分は少しでもその足がかりになればと思いまして。 皆さんも気軽にSSを投稿していいと思います。 その一つ一つがこのスレを復活させる為の近道だと思います! 宜しくお願いします! 最後にやっぱりこのせつはいいなーーーー
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347 :名無しさん@秘密の花園[]:2011/04/04(月) 12:41:31.46 ID:Exu2o+4j - 色々と矛盾があったけど始めてなのでそこは
多めにみていただけるとありがたい。 一人で修行してないですね。すいません。 ともかく読んで頂きありがとうございます! 皆さんで頑張っていきましょう!
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348 :名無しさん@秘密の花園[]:2011/04/04(月) 12:42:11.49 ID:Exu2o+4j - 色々と矛盾があったけど始めてなのでそこは
多めにみていただけるとありがたい。 一人で修行してないですね。すいません。 ともかく読んで頂きありがとうございます! 皆さんで頑張っていきましょう!
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350 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/04/04(月) 18:12:13.09 ID:Exu2o+4j - ミスッただけですww
すいません。
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