トップページ > レズ・百合萌え > 2011年03月30日 > oO0hh2MC

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Sound Horizonで百合 第二の地平線

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Sound Horizonで百合 第二の地平線
135 :1/6[sage]:2011/03/30(水) 22:52:19.89 ID:oO0hh2MC
ホワイトデーの話。
14日はそんな雰囲気でも気分でもなくて投下出来ませんでした。
個人的にはまだそんな気分でもないけどこのまま没にするのも勿体無いので3月が終わる前に投下します。
薔薇編で爆発ネタがあるので今はそういうのを読みたくないという人は飛ばしてください。
3から4レス目が薔薇編です。



・古井戸

お父さん!今日は待ちに待ったホワイトデーです!
私、バレンタインのお返しを貰いに井戸へ飛び込みます!
もしかしたら最悪、そっちへ行きまーす!セイッ!
……と思ったけどうまく着地出来ました!
お父さん!そっちへ行くのは当分先になりそうです。

ホレ子「ホレおばさん!」
ホ レ「まぁ口の悪い子ねぇ。おばさんじゃなくてお姉さんとお呼びなさいといつも言ってるでしょう」
ホレ子「頭グリグリしないでくださぁい」
ホ レ「さてと。今日も羽ぶとんを振るってもらおうかしら」
ホレ子「今日はお仕事しにきたわけじゃありません」
ホ レ「わざわざ瀝青塗れになりにきたのね」
ホレ子「違います。今日はホワイトデーです!」
ホ レ「あら」
ホレ子「バレンタインにチョコレートを贈った私にじゃんじゃんお返ししちゃってくださいっ!」
ホ レ「ハート型のチョコレートは貴女からだったのね。わざわざ割れたのをありがとう」
ホレ子「あわわっ、やっぱり井戸に落っことすのはまずかったみたい」
ホ レ「食べるときはどうせ砕くのだから気にしてないわ。でも食べ物を粗末にしてはいけませんよ」
ホレ子「ごめんなさーい」
ホ レ「では私からバレンタインのお返しに素晴らしいものをお贈り致しましょう!ほれっ!」

ホレおばさんが杖を振るうと空から白いのが沢山降ってきてあっという間に全身を覆った!

日が替わり――
 鶏 「キッケリキー!うちの真っ白いお嬢様のお帰りだよぅ」
ホレ子「ただいまぁー!」
義 妹「わあ。まっしろー」
ホレ子「うん、お砂糖塗れ!これでいーっぱいお菓子作れるね!」
義 妹「やったあ!」
継 母「さぁ貴女も貰っておいで、ちーちゃん」
義 妹「うん、あたいがんばる」

日が替わり――
 鶏 「キッケリキー!うちの真っ白いお嬢様のお帰りだよぅ」
義 妹「わーい。今度はお塩もらったー!」
ホレ子「これで当分調味料には困らないね!」
継 母「くっ。もっと金目のものをもらってらっしゃいと……ええい、私が行ってくる!」

日が替わり――
 鶏 「キッケリキー!うちの真っ白いお嬢様のお帰りだよぅ」
義 妹「ムッティはなにもらったの?」
継 母「雪」
義 妹「食べれないね」
継 母「キィーッ!次は絶対に金塊をもらってやる!!……くしゅんっ」
ホレ子「よければホットミルクをどうぞ。ちーちゃん、お砂糖入れてあげて」
義 妹「はいどうぞ、ムッティ」
継 母「ありがとうちーちゃん。……ってしょっぱい!」
義 妹「あれ?お塩とお砂糖間違えちゃった」
Sound Horizonで百合 第二の地平線
136 :2/6[sage]:2011/03/30(水) 22:53:05.23 ID:oO0hh2MC
・硝子

雪白「おうじー。今日はホワイトデーよ。大切な人にバレンタインのお返しをする日!」
王子「そうだね。ところでどうしてホワイトデーというのか知っているかい?」
雪白「お砂糖が白いからでしょ?」
王子「ブー、違います」
雪白「下種な話をするとお菓子業界の陰謀」
王子「その通り!でも本当は」
雪白「本当は?」
王子「バレンタインのお返しに男の人が女の人に白いものを贈る日」
雪白「マシュマロやキャンディをね」
王子「男の人が女の人に白いのをぶっかける日」
雪白「……白いのってナニ?」
王子「身も心も清らかな乙女の僕の口からは言えない」
雪白「そーゆうこと考える時点で清くない」
王子「僕も雪白姫に白いのをいっぱいあげたいけど、僕は女の子だから出来ないし」
雪白「しなくていいです」
王子「でも白いのあげられるように王子頑張るっ!」
雪白「頑張らなくていいです。王子って耳年増よね。お母さんというより親父化してきた」
王子「えっ年増!?越えられない年齢差を気にしてるのに酷い……」
雪白「耳年増!聞きかじりのえっちな知識ばっかりってこと!」
王子「えっちじゃない知識もある(キリッ」
雪白「わりとどうでもいい」

王子「でね、僕でも白いのをぶっかけられる方法を思いついたんだ」
雪白「で?」
王子「とりあえず硝子の棺に横たわってもらえる?」
雪白「えー。また死体ごっこするの?」
王子「うん。全裸で」
雪白「」
王子「新しく用意した硝子の棺にさあどうぞお入り」
雪白「やだぁ、一体何をする気でいるのかしらぁ?(ピキッピキッ)」
王子「えっちなことなんて考えてないよ!」
雪白「ふーん?」
王子「……生クリームぶっかけて雪白ちゃんペロペロ(^ω^)したいなぁって」
雪白「へぇ……ペロペロしたいんだ?」
王子「あれ、声に出てた?」
雪白「バッチリ」
王子「なんてことだ……」
雪白「私は王子とは違うから何も全裸でとは言わないけど……とりあえず棺に入ろうか?」
王子「もしかしなくとも怒ってる?」
雪白「やだぁ、怒ってないよぉ?(ピキピキッ)」
王子「ガクガクブルブル」
雪白「明日は一日、棺の中で反省してなさーいッ!!」
王子「いーやー!!!!」

雪白「ま、今日の残りの数時間は付き合ってあげてもいいわよ」
王子「生クリームぶっかけ?」
雪白「それは絶対にしない」
Sound Horizonで百合 第二の地平線
137 :3/6[sage]:2011/03/30(水) 22:53:55.86 ID:oO0hh2MC
・薔薇

王子「バレンタインは何も用意できずに失敗しちゃったけど、今日は王子頑張るっ!」
薔薇「私もお付き合いさせてください。一緒にお菓子を作りましょう」
王子「じゃあ何を作ろうか。とりあえずオーブンを熱しておこう」
薔薇「ホワイトデーと申しますし、白いナニカを作りましょう」
王子「いいね。クッキーをホワイトチョコレートでコーティングしたり」
薔薇「まあ美味しそうですわ」

☆野ばら姫と王子のお料理教室☆簡単?ホワイトチョコレートの作り方☆

薔薇「まずは茶色い普通のチョコレートを用意します」
王子「鍋に放り込んで火で溶かします」
薔薇「どうやって白くするのでしょうか?」
王子「とりあえずミルクを入れてみよう(どぼどぼどぼ)」
薔薇「白砂糖も入れてみましょう(どばばばば)」
王子「……バターも入れてみよう(どかどか)」
薔薇「この辺りの白い粉も入れてみましょう(どばばばば)」
王子「……なんか違うような」
薔薇「思うように白くなりませんわね」

小僧「調理場を綺麗に磨いとかないと親方の鉄拳が飛ぶ……ってええ!?」
王子「あ、ちょうどいいところに。こっち来てよ」
小僧(こいつら調理場をめちゃくちゃに使いやがって……)
薔薇「チョコレートが白くなりませんの。どうしてでしょう?」
小僧「はあ?」
王子「ホワイトチョコレートを作りたいんだ。とりあえずミルクや白い粉を入れてみたんだけど」
薔薇「私達の知ってるホワイトチョコレートにはなりませんのよ」
小僧「だから粉が舞い散ってるんすね……片付けるの俺なんだから勘弁してほしいっす(ボソッ)」
薔薇「どうしたらいいと思いますか?」
小僧「とりあえずホワイトチョコレートを使えばいいと思うっす」
二人「???」
小僧「黒いのを白くするのはたぶん無理。ホワイトチョコレートはこれです(どんっ)」
薔薇「まあ」
王子「知らなかった」
小僧(こいつら箱入り天然すぎる……)
王子「じゃこれを鍋に放り込んで火で溶かして」
小僧「って直接火にかけたらダメっす。湯煎しないと」
薔薇「まあ」
王子「知らなかった」
小僧(駄目だこいつら……はやく何とかしないと……)

――そして小一時間後。

薔薇「なんてこともありましたがどうにかホワイトチョコレートも溶かせましたし」
王子「クッキーの生地も無事に出来たね」
薔薇「教えてくださってありがとうございました。あなたはきっと一流のシェフになれますわ!」
王子「ありがとう。これからも修行頑張ってね、下っ端くん」
小僧「どういたしまして」
薔薇「今度彼からお料理を習おうかしら」
王子「よろしくお願いします、師匠」
小僧「勘弁してくださいよ〜」
Sound Horizonで百合 第二の地平線
138 :4/6[sage]:2011/03/30(水) 22:54:49.76 ID:oO0hh2MC
・薔薇つづき

小僧「ってこんなに粉だらけになってちゃ親方に……ぎゃーっ!!」
親方「こぉら小僧。調理場は綺麗に磨いておけと何遍言ったらわかるんだ!マジでぶっ飛ばすぞ!」
小僧「もうぶっ飛ばしてるじゃないっすか、親方〜」
親方「こんなに粉が舞ってるようじゃ火をつけたらたちまち」
王子「あっ、オーブン熱してあったんだった」
薔薇「では早速クッキーの生地を焼きましょう」
親方「!?」
薔薇「嗚呼、クッキーは素早く、おいしく焼かなきゃ駄目なんだわ!」
王子「まずくなる前に焼かなきゃヤ・バ・イ!オーブンをドン!とあk」


どっかーん!!!!!


王子「なーにがーおこったのかー」
薔薇「よくーわからなかーった」
王子「ぶっ飛ばされた小僧の悲鳴」
薔薇「灼けた菓子の風味ー」

小僧「うわあ調理場が木っ端微塵っすよ、親方〜」
親方(涙)


・薔薇その2

アプリコーゼ「お邪魔します」
アルテローゼ「帰れ」
アプリコーゼ「またまたつれないこと言っちゃって」
アルテローゼ「と言いたいところだが、レープクーヘンを作りすぎたから食べていけ」
アプリコーゼ「……」
アルテローゼ「どうした?泣いてるのか?」
アプリコーゼ「ありがとう、アルテローゼ。やっと私の気持ちに……」
アルテローゼ「違う!あくまでこれは作りすぎただけであって」
アプリコーゼ「うふふ。今日はホワイトデーね」
アルテローゼ「うっ。べ、別に深い意味はないっ!」
アプリコーゼ「私もアイアシェッケを作ってきたの。一緒に食べましょう」

アルテローゼ「そういえばついさっき城の厨房が粉塵爆発で木っ端微塵になったらしいね」
アプリコーゼ「ええ、聞いた話によると下っ端くんがまた何かやったみたいよ」
アルテローゼ「まったく、駄目な奴だねえ」
アプリコーゼ「何故か野ばら姫達も巻き込まれたらしいわ」
アルテローゼ「!?」
アプリコーゼ「どうしたの、アルテローゼ?」
アルテローゼ「こうしちゃいられない。野ばら姫の元へ行くよ!」
アプリコーゼ「あらあら何だかんだ言って彼女のことが心配なのね」
アルテローゼ「野ばら姫は見た目通りか弱いからね。何かあったら大変だ」
アプリコーゼ「そうね、うふふ」
アルテローゼ「笑ってないでお前も急げ!」
アプリコーゼ「はいはい。もぅ。今日はせっかく二人きりと思ったのに……」
Sound Horizonで百合 第二の地平線
139 :5/6[sage]:2011/03/30(水) 22:55:45.39 ID:oO0hh2MC
・黒き女将

女将さん「あたしってばさすがだわぁ。こ〜んなにプレゼント貰っちゃったぁ〜ん♥」
ぶらんこ「……」
女将さん「ほらあんたにも来てるわよ。あたしには負けるけどねぇん」
ぶらんこ「女将さん、バレンタインのこと覚えてるっぺ?」
女将さん「モチのロンよぉ。二人でお客さまにサービスサービスぅ♥しまくったじゃな〜い」
ぶらんこ「……うん」
女将さん「読者の皆さま、勘違いしないでねぇ〜ん。黒狐亭名物レバーコッヒェンを振舞ったという意味よん」
ぶらんこ「それだけ?」
女将さん「他に何があるってぇのよ」
ぶらんこ「はぁ〜」
女将さん「お客さまからプレゼント戴いて嬉しくないのぉ?」
ぶらんこ「嬉しいけど嬉しくない」
女将さん「あのねぇ。幾ら嫌な客だって貰えるもんは貰っとかないと。世の中綺麗事ばかりじゃないわよ」
ぶらんこ「女将さん」
女将さん「若いうちからちゃんと客をキープしとくのよぉ。今の客だってあたしの若い頃のぉ〜」
ぶらんこ「……はぁ〜」
女将さん「辛気臭い顔してないでしゃかりき働きなさぁい!」

お客さま「おぉ〜い、邪魔をするぞー」
女将さん「あらんいらっしゃいませぇ。本日は如何いたしますぅ?」
お客さま「そうだな……おや嬢ちゃんはどうしたんだい」
女将さん「さあ?今日はずっとあんな調子で、ほんっと駄目な子で申し訳ございません〜」
お客さま「ふむ」
女将さん「で、本日は如何……あぁん!嫌ですわ、暗がりに連れ込んで、あたしに何するつもりィ!?」
お客さま「シッ、変な声出すな!女将、あの子に何か渡したか?」
女将さん「なんで渡す必要があるの?」
お客さま「女将はバレンタインにあの子から花を貰ったんじゃないかい」
女将さん「だからぁ?」
お客さま「きっと嬢ちゃんはお返しが欲しいんだろうよ」
女将さん「あたしはあの子に毎日良くしてやってるけどぉ?」
お客さま「こういうのはしっかりお返ししとかないと、恨まれても知らんぞ」
女将さん「ふんっ」
お客さま「まあいい。ほら女将にやるつもりだったけど、これを女将から嬢ちゃんに渡しなよ」
女将さん「べ、別にあの子なんかに渡すもんなんて」
お客さま「いいから、俺の顔に免じて渡してやれ」
女将さん「んもぅ、しょうがないわねぇ……」
お客さま「ほらさっさと行って来な」
Sound Horizonで百合 第二の地平線
140 :6/6[sage]:2011/03/30(水) 22:56:51.39 ID:oO0hh2MC
・黒き女将つづき

女将さん「ちょっとあんた」
ぶらんこ「んあ?」
女将さん「ちゃんと働いてるの?」
ぶらんこ「わーかってるべ。相変わらず人使い荒いなクソババア」
女将さん「なんか言った?」
ぶらんこ「んにゃ」
女将さん「まあいいわ。今日は気分がいいから許してあ・げ・る」
ぶらんこ「はぁ〜。おらは気分が最悪だべ」
女将さん「えっとほら先月……14日だったかしら、あのその……」
ぶらんこ「?」
女将さん「あんた、あたしに花をくれたわよね」
ぶらんこ「女将さん、覚えてやがってくださったんですね」
女将さん「……これ、お返しにくれてやってもいいわよぉ〜ん」
ぶらんこ「ほ、本当に?嬉しい!」
女将さん「だから、もう俯くのはおやめなさぁい。あたしの次くらいに可愛い顔が台無しよぉ〜ん」
ぶらんこ「開けてもいいべ?」
女将さん「いいわよ。何入ってるか知らないけど(ボソッ)」
ぶらんこ「女将さんからのプレゼントだべ!やったやった!(ガサゴソ)」
女将さん「そんなに丁寧に開けなくとも」
ぶらんこ「女将さんからのプレゼントだから包み紙も取っておくんだべ」
女将さん「あらん可愛いこと言うわね」
ぶらんこ「ええと中身は……赤いパンティ」
女将さん「あんの馬鹿、余計なもんを渡しやがって……」
ぶらんこ「まさか女将さん、おらにこれを穿いて体を売れと?」
女将さん「ち、違うわよぉ。あたしのような女になるにはセクシーな下着も必要ってことよん」
ぶらんこ「もしかして女将さんも赤いパンティ穿いてやがります?」
女将さん「モチのロンよぉ〜ん。赤パン健康法と言ってねぇ、元気になるのよ〜」
ぶらんこ「女将さんとお揃い……嬉しい!早速赤いパンティ穿くべ(ぬぎぬぎ)」
女将さん「ちょwお客さまの前で何やってんのよあんた」
ぶらんこ「スカートだから中身は見えないっぺ」
女将さん「そーゆう問題じゃないでしょうが!黒狐亭は如何わしいお店とは違うの!」
ぶらんこ「でも女将さんは夜な夜な暗躍ry」
女将さん「いいから着替えるなら奥でしてらっしゃい!」

お客さま「ここで着替えさせてもよかったのになぁ(ニヤニヤ)」
女将さん「あの子に手ぇ出したら食材にしてやるからね!」
お客さま「いやあ怖い怖い。女将はあの子が余程大事なんだねぇ」
女将さん「当然よ。あの子にはあたしのような苦労はさせたくないんでね」
お客さま「愛だねぇ〜」

おしまい。


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