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◆ifz2ATWnPjh8
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】

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【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
775 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:44:41.33 ID:l6j45usg
>>774
GJ!!
ハク姉可愛いよお・・・・読んでるこっちがテレちゃいますw

スマートフォンなら、PC版保管庫が開けるから、そこで編集できると思います
携帯版も確認はしましたが、編集という項目が無かったです

もしかしたら確認不足かもしれませんが・・・


自分も作品を投稿します!
>>606の続きです

今回もなんか暗いので、申し訳ないです
ルカミクです、次レスからお願いします
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
776 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:46:22.22 ID:l6j45usg
『きっかけ』というものは意外とすぐそばにあるものだったりする。

わたしと彼女の関係に転機が訪れた。



「次の定例ライブでは、ミクとルカちゃん。あなたたち二人にデュエットをやってもらうわ」

わたしがデビューしてから一月ぐらいになる、ある日の夕飯時だった。
メイコさんが急にそんなことを言い出した。

「ホントに!?やったあ!」

ミクがバンザイしながら喜んでいる。良い笑顔だ。

「今回はミク姉とルカ姉かあ、いいなあ」

リンちゃんが暢気な声を上げる。レン君もそれにうなづいて同意する。

「ルカちゃん初の定例だからな。楽しみだ」

カイトさんもうなずきながら言う。

「・・・」

状況を把握できていないのはわたしだけらしい。

「おや、ルカちゃんどうしたの?」

メイコさんが不思議そうな顔でこちらの様子をうかがっている。
とりあえず質問をぶつけないと。
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
777 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:47:07.85 ID:l6j45usg

「定例ではデュエットするんですか?」
「そうよ。毎回恒例ってやつかしら」

「はあ・・・。で、誰と、誰が?」
「毎回わたしがライブ企画者さんと打ち合わせして決めるのよ。で、今回はあなたとミクに決めたわ」

「ど、どうして?」
「盛り上がると思ったから。二人の声、相性バッチリかなって思ったの」

・・・疑問解決。

「なに、ルカちゃん、デュエットしたくないの?」

あんまりわたしがうろたえているものだから、否定的に見えてしまったのだろうか。
メイコさんが若干不安そうな顔をする。

「え、そうなの・・・ルカ?」

ミクも悲しそうな顔でこちらを見つめる。
ちょっと可愛いな、と思いつつ申し訳なくなったので、急いで否定する。

「違います。ただ、いきなりでちょっとびっくりしただけですよ」
「そう、よかっ・・・」
「よかったあー!」

メイコさんの言葉を遮って、ミクが再度バンザイしながら喜ぶ。とても良い笑顔だ。
というか、そんなにわたしとのデュエットが楽しみなのだろうか。

・・・そう思うと、頬が緩んでしまう。

「というわけで、後で楽譜とオケのデータをインストールしておいて頂戴。もうダウンロードできると思うから」
「はーい!」
「分かりました」

夕食が終わり、皆それぞれの時間を過ごし始めた。
わたしは担当の食器洗いを素早く済ませ、データインストールの為に部屋に帰った。

【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
778 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:47:37.88 ID:l6j45usg
※ ※ ※

夕食後のわたしはかつてないハイテンションで部屋に帰り、データインストールを開始した。
頭の中に情報が流れ込んでくるのを感じながら、思い返す。

ルカとデュエットできるんだ・・・嬉しくて舞い上がっちゃう!

ルカへの気持ちに気づいてしまってからというものの、ルカとの接触の度にわたしはドキドキしていたように思える。
最近は若干収まってきたけど、ルカを好きって気持ちはむしろ強くなってきていると思う。

思わず触れてしまいたくなる、透き通った白い肌。吸い込まれそうなぐらい深い青色の瞳。
一番好きなのは、心を揺さぶられる美しい声。

ルカの全てが好き。

だけど・・・でも、と思うこともある。

もし、ルカが女の子との恋愛に興味がなかったら?

この想いを伝えたら、気持ち悪がられるんだろうな。

今まで当たり前にしてきたことが、できなくなっちゃうんだ。

手を繋ぐのも、抱き合うのも、一緒にお風呂入るのも・・・。
わたしの告白を以って、その行為全てが特別な意味を持ち始めてしまう。

そしてその結果、ルカを不愉快にさせてしまうことになる。

こんな風に、ルカへの想いを確認する度に、わたしはここにたどり着いてしまう。

だけど、ルカを想う気持ちも強くて。
わたしはどうすればいいのか分からなくなってしまう。

・・・だめだめ!
落ち込んでたって、始まらない。

あれこれ考えているうちに、インストールが完了した。

「よっし、譜読みするぞ!」

恋心のことはともかくとして、ルカとのデュエットはずっと楽しみにしていたことだ。
かつてベランダで一緒に歌ったあの日から。いや、ルカの存在を知ったときから。

絶対に成功させるためにも、一つ気合を入れて、わたしは譜読みを始めた。

【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
779 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:48:08.15 ID:l6j45usg
※ ※ ※

部屋に戻り、暖房をつけた。
食器洗いで悴んだ手を暖めつつ、データインストールを開始した。

情報の流入を感じながら、思い返す。

ミクとデュエットできる・・・なんて嬉しいんだ!

ミクへの気持ちを自覚してから、日に日にミクが魅力的に見えてくるようになった。
毎日、毎日、一つ一つ彼女の好きなところが増えていく幸せ。

気づいた頃には、彼女の全てを好きになっていた。

だが、果たしてミクはどうなんだろうか。

もしミクが女性同士の恋愛に興味のない子だったら。

告白をすれば、優しいミクのことだから、わたしを傷つけないよう、最大限のフォローをし始めるだろう。
そして、多少のギクシャクはありながら、何事も無かったかのように、日常が進んでいくのだ。

だが、ミクの心の中に、常に『ルカは同性愛者』という認識があることになる。
それが常に引っかかりとなって、わたしを傷つけまいとするミクの心労は計り知れないものとなるだろう。

わたしが傷つくのは一向に構わないことだが、ミクが傷つくのは絶対に嫌だ。

・・・こんな思考を、幾度と無く繰り返してきた。

だが、わたしのミクを想う気持ちもとても強い。
そして、板ばさみになってしまい、どうすればいいか分からなくなってしまう。

わたしは頭を振るって、思考を中断した。

VOCALOIDの本業は歌だ。それが疎かになってしまうのはよくない。
それに、念願のミクとのデュエットなんだ。絶対に良い物に仕上げたい。

ちょうどインストールも完了したので、早速譜読みを始めることにする。
一つ気合を入れて、わたしは目を閉じ、集中し始めた。

【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
780 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:48:30.39 ID:l6j45usg
※ ※ ※

オケを頭の中で流しながら、譜面を追う。

曲が進むにつれて感じる、何か共感のようなもの。
わたしは一体何に共感しているんだろう。

曲が終わる頃には、その感覚の正体をわたしははっきりと捉えていた。足元が覚束ない。

何せ、その歌が示すのは・・・

『禁じられた恋』

なのだから。

なんて残酷なんだろう。
この歌を、今のわたしが歌えるだろうか。
しかも『彼女』と共に。

曲の終了と同時に、耐え切れなくなって座り込む。

頭の中の五線譜が、大きな試練の壁となって、立ちはだかっているようであった。
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
781 : ◆ifz2ATWnPjh8 [sage]:2011/03/17(木) 02:53:57.05 ID:l6j45usg
以上です!

毎度毎度5、6レスほど消費してしまって申し訳ないです(保管庫の方には特に・・・)
ルカもミクも好き好き言っちゃってるので、書いてる途中で恥ずかしくなったりしてます

むせっかえるくらい甘いのが書きたいですが、もっと力をつけてから挑戦しますね
もう終わりが見え見えになってきたと思いますが、後2、3話ぐらい我慢してお付き合いください

ご意見、ご感想などお待ちしております


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