- 魔法少女まどか☆マギカで百合萌え 2
74 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 00:23:19 ID:IyJztPXi - 14日に間に合わなかったけど、
杏子×ほむほむのバレンタインネタSSを3レスばかし
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76 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 00:24:00 ID:IyJztPXi -
雪がちらちらと舞う、そんな寒い夜のこと。 人気の無い道を、一人の無表情な少女が、背筋をしゃんと伸ばして歩いていた。 名を暁美ほむらという。 「……」 ふと、ほむらが足を止める。 程なくして、暗がりから赤い髪の少女、佐倉杏子が姿を現した。 「よっ、イレギュラー」 杏子はにやにやした表情を浮かべながらほむらに声をかけた。 しかし当のほむらは何の反応も返さない。 「無視すんなっつーの。お前だよお前、そこの長髪根暗魔法少女」 「……何の用かしら」 ようやくほむらが口を開いた。 その態度からは、あまり話をしたくないという気持ちがありありと感じられる。 しかし杏子は臆することなくほむらに近寄ると、ポケットから何かを取り出した。
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78 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 00:24:55 ID:IyJztPXi -
「ん」 杏子はポケットから出した何かをほむらに差し出す。 「……?」 「鈍いな。食えっつーことだよ」 杏子の手に握られていたのは、普段彼女が好んで食べているポッキーだった。 不思議そうな顔を浮かべながらも、黙ってそれを受け取るほむら。 「ふーん……。何が何だか訳が分かんねーって時、アンタはそんな顔するんだ」 面白いもんが見れたな、そう楽しそうに笑う杏子。 彼女はひとしきり笑うと、くるりと後ろに振り返り、ほむらに背を向けたまま、ぽつりぽつりと語りはじめた。 「私らってさ、空っぽじゃん。ぶっちゃけ化物じゃん。それはもう今更どうしようもない」 「……」 「でも……、いや、だからこそ、かな。無性に人間らしさにしがみついていたくってさ」 「で、この行動があなたの言う、人間らしさにしがみつくということなの?」 「ああ、そうだよ。好きな相手と会話して、胸を高鳴らせて……。これが今の私にできる精一杯」
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79 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 00:26:08 ID:IyJztPXi -
「好きな……相手?」 「お前はそういうのに鈍そうだから気付いていないかもしんないけどさ。 世間様では今日は、バレンタインって行事をおこなってんだよ」 杏子はほむらの問いを無視して話を続ける。 「さっきのポッキー、あれ本命」 そう告げた瞬間杏子の顔は、彼女の髪よりも赤く染まった。 「んじゃ、それだけだから」 杏子は口早にそう言うと、その場を立ち去ろうとした。 「待って」 ほむらは自分の少し前を行く杏子の手を握りしめて、彼女を静止させた。 手の平からじんわりと心地よい熱が伝わる。 「ありがとう」 「っ……!」 杏子にとって、ほむらから礼を言われるというのは予想外の事態だった。 心臓がドクンドクンと激しく動きだす。 杏子は顔を赤らめたままほむらの方へ振り返ると、そのまま彼女の胸に抱きついた。 「こんな身体でも……お前とお揃いってんなら、悪くないのかもな」 そう呟いた彼女の顔は、穏やかな表情を浮かべていた。
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80 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 00:27:04 ID:IyJztPXi - おわり!
なんか間が悪くてごめんよ
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- スイートプリキュアで百合
356 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/15(火) 01:14:29 ID:IyJztPXi - ラブとせつなを見るmktnの顔にわらた
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