- 魔法少女まどか☆マギカで百合萌え 2
17 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/14(月) 02:00:36 ID:GrN7BNYt - 自分で書けやああああああああああああああああああ
私も書くからあああああああああああああああああああああああああ
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37 :魔法少女ほむほむ☆2/14[sage]:2011/02/14(月) 16:14:18 ID:GrN7BNYt - 今日はバレンタイン。とはいってもまどかは毎年恒例の友チョコ交換をしただけで、まどかが一番気にかけているほむらに渡すことはなかった。
きっと受け取ってもらえない、そう思っているけれど、まどかのカバンにはまだ一番出来の良いチョコが入っている。 『悪いけど、甘いものには興味がないわ』 まどかはほむらの味の好みは知らないけれど、そんなことを言われるのが怖くて、結局お持ち帰りになってしまった。 さやかも仁美もいつもの用事で即下校してしまったので、まどかは一人で寒い帰り道を歩いている。 「鹿目まどか」 「きゃっ!」 後ろからいきなり声をかけられたので、まどかは飛び上がるほど驚いた。振りむいた先にいたほむらはそれを気にすることなく、まどかに話しかけた。 「用があるわ。よければ付き合ってくれる?」 「用って?」 「来れば分かるわ」 そう言ってほむらはスタスタと歩いてしまうので、まどかは慌てて追いかける。まどかが何を言っても無反応なほむらの態度は、初めて会った日のときと似ていて嫌な予感がする。 それでも、まどかはほむらのことが気になってしょうがなかった。 「ここよ」 「ここって、ほむらちゃんのお家?」 「そうよ」 ほむらの家は、マミほどではないにしろ、なかなかのアパートだった。防犯設備もしっかりしている。 エントランスからエレベータに乗り、標識の付いていない部屋のドアのカギを開けて中に入るまで、あいかわらず二人は無言だった。 「紅茶で良い?」 「うん…」 ほむらがお茶を入れにかかっている間部屋を見渡していたまどかは、ほむらが一人暮らしなことに気付いた。 気になるけれど、答えてくれそうにないので聞かないことにした。 「…」 紅茶を並べてお互いソファーに座っても、ほむらはなかなか喋ろうとしない。まどかは勇気を振り絞って切り出した。 「あの…、用ってなんなのかな…?」 「それは…」 ほむらにしてはめずらしい、ためらうような表情を見て、まどかはこれからとても深刻な話をされるのではないかと不安になる。重苦しい空気と緊張感がまどかの心臓をズキズキと痛めつける。心に直接冷水をかけられたような感覚が。 「あなたに渡すものがある」 そう言ってほむらは何か包まれているものを取り出して、まどかに差し出した。
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38 :魔法少女ほむほむ☆2/14A[sage]:2011/02/14(月) 16:15:11 ID:GrN7BNYt - 「これって…」
それはまどかが抱きかかえられるほど大きい。色付きのホイルとリボンでラッピングされているハート型の物体だった。 今日はバレンタイン。とても大きいけれど、これはどう見てもチョコレートにしか見えない。 「もしかして…」 まどかは確信に近づきながらも、不安のせいでこれが何なのか断定できない。それでもまどかは自分の頬が急激に火照っていくのを感じていた。 まどかがオロオロいると、ほむらはいつの間にかまどか以上に赤い顔をして、恥ずかしそうに言った。 「私の…気持ちよ」 「そっか、ほむらちゃんの気持ち、大きいね…」 なんとなくまどかはそれを抱きしめてみる。そんなはずないのに、温かいような感じがして、まどかの心も温まっていく。 そうしている内に、胸にこみ上げてくる嬉しさに耐えかねて、思い切り表情に出てしまう。 「なんて顔してるのよ…。おかしいわ」 拗ねたようなほむらの声に悪びれもせずまどかは、にへらぁと笑顔を浮かべながら言った。 「あのね…すごく、すっごく嬉しいの」 「そう、それなら嬉しい」 まどかは自分もほむらのためのチョコがあることを思い出して、それを取り出した。それを見たほむらははっと息を飲んだ。 「わたしからも、ほむらちゃんに」 「ありがとう、嬉しいわ」 相変わらずほむらはぶっきらぼうな口調だったが、どれほど喜んでいるかはまどかにさえバレバレだった。 「えへへ、ほむらちゃん〜」 そんなほむらがあまりにも可愛すぎて、まどかはほむらの腕にしがみついて顔を覗き込んだ。 「なっなに…」 言葉では嫌がっているけれど、態度の方はそれと正反対だった。まどかはもっとほむらに触れたくなる。 「ねぇほむらちゃん、ほっぺにちゅうして良い?」 「っ…」 ほむらは何も言わなかったけれど、微かにうなずいたように見えた。まどかすかっり桜色に染まったほむらの頬に、そっと口づけた。とても温かかった。 「ん…」 ほむらが心地良さそうに目を閉じて声を出したので、嬉しくなってもう一度口づけた。 首にも口づけたり、胸に顔をうずめても、ほむらは嫌がる素振りは見せなかった。 ほむらは何も言わずじっとしていたが、すっかり上気した顔と、胸から伝わる心臓の鼓動が全てを物語っている。 「ほむらちゃん、どきどきしてるね…」
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39 :魔法少女ほむほむ☆2/14B[sage]:2011/02/14(月) 16:15:59 ID:GrN7BNYt - 「これは…」
ほむらは困ったような恥ずかしがってるような表情を浮かべた。それを見てまどかは微笑むと、ほむらの手を取って、自分の胸に導いて言った。 「ほら、わたしも同じだよ…。ね?」 「あっ…」 やっとほむらが嬉しそうな顔をしてくれた。やっぱりそういう表情が一番可愛いとまどかは思った。 「ねっ、チョコ食べて見て?」 まどかは自分の作ったチョコの一つを包みから取り出すと、ほむらの口に差し出した。 「はい、あ〜ん」 「とても美味しいわ…」 ほむらは恥ずかしそうに口を開けて食べた。ひかえめに口を開けたので、唇に少しチョコが付いてしまう。 「えへへ、ほむらちゃんにあげたチョコが一番上手く出来たやつなんだ」 そう言って、まどかはほむらの唇に付いたチョコを舐めとった。 「きゃっ…」 「ちょっと味見。うん、ちゃんとできてるみたい」 そう言ってまどかはまた、にへらぁと笑った。 「あなたも食べてみて」 ほむらは一瞬固まっていたが、慌てたように自分のチョコを差し出した。 「うん。わあ…」 まどかはチョコの大きさに再び驚きながらも一口かじった。まどかがチョコを味わう前には、ほむらの唇がまどかのそれに合わさっていた。 「これも味見よ」 ほむらは恥ずかしげに目をそらしながらそう言ったけれど、今のは舐めるというより、完全にキスだった。 「ほむらちゃんっ、大好きだよ…」 「わっ…、私も好きっ…よ…」 唇が合わさる。ほむらの舌がまどかの唇をなぞってきたので、それを深く吸った。 「あっ…んん…」 ほむらは驚いて声も漏らして舌を引っ込めたけれど、まどかの舌がそれは追いかけた。 ほむらがぎゅっとまどかを抱きしめてそれを向かえた。口の中のチョコが完全に溶けてなくなっても、舌が絡み合う甘美な味わいは変わらなかった。 二人は時間が許す限り唇を合わせ続け、チョコよりも甘い味わいを楽しんだ。
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40 :魔法少女ほむほむ☆2/14[sage]:2011/02/14(月) 16:19:52 ID:GrN7BNYt - 最近ほむほむの扱いがアレなSS(風呂場に潜んだりお尻叩かれたり)ばかり書いていたので、
たまには普通のSS(?)に挑戦しました。相変わらず誤字脱字があるかもしれません。
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