- STARDRIVER輝きのタクトで百合
33 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/06(日) 01:53:15 ID:BqpI8y92 - >>27が頭から離れないんだ……。
以下妄想。
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34 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/06(日) 01:54:18 ID:BqpI8y92 - 「シモーヌ。こっちへ来て」
「はい、奥様」 風呂上りの女主人に頼まれ、用意したトロピカルジュース。 いつものように寝室のテーブルへグラスを置くと、 ベッドに腰掛けていたその女主人……カナコに呼ばれた。 バスローブ姿の、グラマラスな人妻女子高生。 普通の男の子なら、きっと一目見ただけで脈拍が早くなったり、興奮したりするだろうけど。 カナコに仕えて一年以上の私はもう、彼女の裸を見ても、何の感慨も起きない。 「ちょっと、揉んでくれるかしら?」 「私が……ですか?」 「タカシの代わりの男の子、まだ見つからないんだもの。 やってみて、シモーヌ」 「……はい」 私の承諾を得るとすぐ、カナコはバスローブのまま、大きなベッドの上でうつ伏せになった。 ……さて、どうしたものか。 「それでは、失礼します」 「えぇ、始めて頂戴」
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35 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/06(日) 01:55:05 ID:BqpI8y92 - 運動部である事もあってか、タカシは人体のツボ……のようなものをある程度把握していた。
けれど私には生憎、そのような知識は無い。 何度も見ていたタカシのマッサージを思い出しながら、ベッドに上がる。 確かタカシは、こうしていた筈だ。 タカシの動きを思い出しながら、恐る恐る、マッサージを始める。 「初めてですので、至らない点が多々あると思いますが」 「構わないわ。何かあったら遠慮せずに言うから」 「かしこまりました」 そう言えば、1年も彼女と共にいるけれど。 カナコと同じベッドの上にいるというのは、初めてかもしれない。 そう考えると、不意に手が滑った。 気付いたであろう奥様は、しかし何も言わない。 見逃してくれた事に安堵しながら、私は手を動かし続ける。 私の正体がカナコに知れていることを知って。 あの銀河美少年に、カナコの事を大好きなんだねと言われて。 それからの私は、少しおかしい。 1年以上も同じような暮らしを続けてきた筈なのに、 端々に、これまでにない、よく分からない感情を見つけるようになってしまった。 そして、その度に動揺する。たった今のように。 どうしたというのだろう?
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36 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/06(日) 01:56:16 ID:BqpI8y92 - 「やっぱり、ちょっと力が足りないわね」
「申し訳ありません、奥様」 「貴女、ちょっと私に乗ってみてくれる?」 「は?」 「腕の力では足りないなら、全身の力で押してみればいいんじゃないかしら?」 それは。それはつまり、私にカナコを踏めと言っているのか? 使用人が、主人を踏む? そんな倒錯的な事を、私にしろと? いや、愛人の隠し子が本妻を踏みつけにする、と置き換えれば、アリなのか? 「えぇと」 「遠慮なんていらないわ。むしろ、遠慮しないで。 貴女の軽さなら、躊躇なく力を込めて踏んでもらう位が丁度いいと思うから」 「……かしこまりました」 承知して、ベッドの上で立ち上がる。 高いベッドから見下ろす光景は、やはりこれまでにない新鮮なもので。 息を飲み、意を決して、右足の踵でカナコの背骨の辺りを圧す。 「やっぱり、この方が腕で押すよりずっと効くわ」 「はい」 バスローブ越しに、カナコの背の筋肉が動くのを感じた。 きっと、彼女は気持ち良いのだろう。じゃあ、私はどう? 主人を踏みつける事に対する、少しの罪悪感がある。 けれど、それだけじゃない。これは……高揚感? 私の鼓動は、どうしてこんなに速くなっているのだろう? 「シモーヌ、もっと強く」 言われるがまま、踵へもう少し体重をかける。 すると、カナコが少し身じろぎした。 漏れた吐息に含まれているのは、きっと苦しさではなく、心地良さだ。 その証拠に、若干横を向いたカナコの口元が緩んでいる。
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37 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/06(日) 01:58:14 ID:BqpI8y92 - 嬉しそうなカナコの横顔に、私は奇妙な感覚を覚えた。
このまま、色んな所の凝りをほぐして、喜ばせてあげたいという気持ち。 もっと体重をかけて踏んでみて、苦痛の表情を見てみたいという気持ち。 とんだ矛盾もいいところだ。けれどそれらが、私の中でせめぎあっている。 右足を、背から肩甲骨の辺りへと徐々にずらしていく。 さぁ、カナコはどんな反応をする……? 「……ん!」 カナコが上げた小さな叫びに、私は咄嗟に足を細い背の上からどける。 痛い思いをさせたのだろうから、きっとここは謝るべきなのだろう。 なのに何故か、私の口から謝罪の言葉は出てこない。 むしろ、自然と浮かびかけた笑みを堪えるのに必死だった。 認めよう。 私はカナコを見下ろし、彼女に痛みか喜びかを与えられる今の状況に、興奮している。 「申し訳ありません、奥様。次は加減しますので」 淡々とした風を装いながら、私はマッサージを再開する。 カナコに止められるかもと思ったが、制止の声はかからなかった。 少しだけ見える彼女の瞳が、楽しそうに見えるのは、私の気のせいか。 それよりも、問題がある。 このマッサージは、どれだけ続ければいい? 私の中で軋む音をたてている理性は、どこまで保てる? 以上、終了。 スレ汚し御免。
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