- リリカルなのはで百合萌え(燃え)36い夜も二人でなら
94 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/04(金) 01:26:41 ID:MT9blgne - そういや節分だったっけ……。すっかり忘れてた。
というわけで、全く季節感のないスバルとティアナの小話です。 3レスほどお借りします。 ごくり、と唾を飲み込んだ。 何て格好で寝てるのよ、こいつは。 「……スバル、あんたが行くって言ったんでしょ。起きなさい」 久しぶりの休暇だし、本当はゆっくり寝ていたかったのだけれど。 スバルがツーリングに行きたいと言うから、こちらも頑張って早起きしたというのに、 その本人が寝てるってどういうことよ。 その上、人が親切にも起してやろうと声をかければ、ううん、とか、 かすれた悩ましげな声を返してくる始末。 タオルケットから覗く、なめらかで柔らかそうな太ももとか、 肌蹴た胸元から見える、汗の雫が浮かんだ鎖骨とか、 同じ女性として嫉妬したくなるほど豊かな胸が、腕につぶされてふんにゃりと形を変えているところとか。 何より、少し半開きになっている艶やかな唇とか、ああもう! 早く起きないと、襲うわよ、スバル。 朝っぱらから人に変な気を起させているとも知らず、 のん気に寝ているばかを叩き起こそうと手をのばした瞬間、 「ティアー」 寝ぼけた、甘えるような声。 ぷつん、と自分の理性の糸が切れる音がした。 とん、とスバルの両側に手をついて、そして。 「……起きてるでしょ、スバル」 「……ぐう」 「クロスミラージュ」 「ま、待って、起きてます、起きてるからデバイス起動しないで!」
|
- リリカルなのはで百合萌え(燃え)36い夜も二人でなら
95 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/04(金) 01:27:11 ID:MT9blgne - 「ごめんなさい」
スバルをベッドの上で正座させて、溜息ひとつ。 危ないところだった。 スバルの瞼がピクピクしていることに気づかなかったら、あのままやってしまっていたかもしれない。 「あんたが行きたいって言ったんじゃない。何寝たふりしてるのよ」 「いだだだだだ、ごめんなさいってば!」 ぐりぐりと拳をスバルの頭にめり込ませる。本当、碌なことしないんだから。 「だって……」 「だって?」 「ツーリングもいいけどさ。ちょっとくらい、ティアとイチャイチャしたかったんだもん」 確信犯だったのね、全く。思わずこめかみを押さえてしかめっ面をしてしまった。 「そういうこと、誰から教わってくるわけ?」 「え?なのはさんだけど」 何教えてるんですか、なのはさん。 天然なのか、小悪魔なのか、フェイトさんの苦労がしのばれる。 フェイトさんの性格じゃ、こんな風に誘われたらきっと、一晩悶々として過ごすのだろう。 そういえば、一度目の下に大きな隈を作って訓練に来たことがあったっけ。 フェイトさん、お疲れ様です……。
|
- リリカルなのはで百合萌え(燃え)36い夜も二人でなら
96 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/02/04(金) 01:27:39 ID:MT9blgne - さて、と。
「ティア、ごめんね。すぐ支度するから……ティア?」 とさり、と再びベッドの上に転がるスバル。 ぽかんとした間抜け面に笑いかければ、びくんと肩が震えたのがわかった。 「ど、どうしたの?なに、ティア」 無邪気なあんたのことだから、どうせ構って欲しいだけだったんでしょうが、ね。 「誘ったのはあんたでしょ?」 「え、ええええええ!」 服に手をかければ流石に気づいたらしく、わたわたと頬を染めて慌て始めたけれど、もう遅い。 なのはさん直伝の技で、あたしの理性はとっくの昔に打ち抜かれているのだから。 「あたし、そんなつもりじゃ、その」 「スバル」 息がかかるくらい近づいて、そっと微笑む。 「いや?」 「あ、ううー。それは、ずるいよ、ティア」 拗ねた顔をしながら、スバルはゆっくりと目を閉じた。 その意味は、勿論。 「好きよ、スバル」 今日はあんたのお望み通り、一日イチャイチャして過ごしましょうか。 以上です。受け受けしいティアも萌えるけれど、攻め気質のティアも素敵だと思うんだ。
|