- エーケービー四八で百合SSPart2
822 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/28(金) 12:58:09 ID:BB4pHids - 初です。
あまり見たことがないので、マイナーCPですが、まりりえです。 やっぱり麻里子様はドSで。笑 ****** 「えっ…!?」 ある全国握手会の夜、 明日も朝が早いから、ということでメンバーでホテルに泊まることになった。 部屋割りはいつも通り、ホテルにいくバスの中で発表されたんだけど… 「…、篠田北原、高橋峯岸、…」 いつもならあきちゃや同期の指原と一緒になる私だけど、今日のペアは珍しく麻里子様で。 「え…!?」 「あれー?麻里子様大好きの北原なのにどしたの?」 隣にいた莉乃ちゃんが言葉の出ない私に不思議そうに聞いてくる。 「そっ…そんなわけないじゃん〜、麻里子様神推しの北原だよー?」 「ですよねーあんまり妄想しすぎて麻里子様に引かれないようにね」 でも内心は複雑だった。嬉しいのと困惑が半々で。 だって昨日の夜――― 北原見ちゃったんです。 収録の合間に飲み物を買いに廊下に出たとき、話してる篠田さんと小嶋さんを。 「ニャロ、優子なんかやめてあたしんとこきなよ」 「…」 「あたしならニャロを寂しがらせたりしない」 「…」 「ニャロのことが好き」 「…ごめん麻里ちゃん、あたしどんなんでも優ちゃんが好きなの…ごめんね…」 「…ま、そーいうと思った。だったらウジウジしてないで、早く優子んとこ行ったげな。優子拗ねて、またみぃちゃんといちゃついてるかもよ〜」 「それはいや〜!」 そういって一目散に小嶋さんは楽屋に戻っていった。 「あーあ、ついに振られちゃった…」 残された麻里子様をみると、天井を仰ぎ見ているその目はどこか潤んでいて。 本気だったっていうのが私にも一目でわかった。 続
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823 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/28(金) 13:02:43 ID:BB4pHids - ―――そんなわけで、大好きな麻里子様と一緒になれる嬉しさ半面、どうしたらいいのかわからない気持ちでいっぱいだった。
無情にもバスはすぐにホテルに着いて、各自の部屋に解散になった。 私は莉乃ちゃんやみぃちゃんなんかとたわいもない話をしながら泊まる部屋の階まで行って、 「じゃっおやすみー」 と言って別れた。 「つかれたーっ」 ドアを開けてすぐに麻里子様がベットに倒れ込む。 「麻里子様、お風呂どーします?」 「あ、先にいいよ。あたしもうちょっとうっくりしてからがいい」 「じゃあ、先に入りますね」 …あーうっくりとか小嶋さん語使っちゃって…なんかそれすらドキドキする。 いつもなら全然引っかからないのに。麻里子様、大丈夫かな…まだ落ち込んでるのかな… 考えてたらお風呂でのぼせてしまいそうだったから、早々に上がって麻里子様と交代。 ベットに寝転がって、昨日見ちゃったことを言うべきか言わないべきか、何を話そうか考えてたのだけど、 もうダメ。現実逃避やっ… 持ってきた漫画読もう、それから考えよう。 しばらく漫画に集中してると、突然、 「きたりえーっ」 バフッ。 麻里子様がベットの上の私にダイブしてきた。 突然のことだから、避けようがなくて、結果として麻里子様に上から覆い被される形になってしまった。 「ちょっ…麻里子様、胸がっ」 「何、きたりえこんなんで興奮してんのー?じゃ、もっとくっつけちゃおー」 「…!」 麻里子様の細くて長い指が私の髪を梳いて、匂いをかいでる。 「ホント綺麗な髪だよね、食べちゃいたい」 「……てもいいです」 「え?」 「食べちゃってもいいです!」 麻里子様の力が抜けたすきに抜け出すと、ベットの上に正座して私は言った。
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824 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/28(金) 13:06:00 ID:BB4pHids - 「麻里子様がっ…そうしたいならして欲しいんです!…誰かの代わりでもいいのでっ…それで忘れられるなら」
あーもう、何言ってんだろ私。もう顔真っ赤だ。恥ずかしすぎて前なんか見れない… 「見ちゃった?」 「…あっあのですね」 「そっかー見られてたか」 「…すいませんっ」 「で?代わりになってくれるんだ?」 「…へ?」 「言ったじゃん、さっき」 「…麻里子様がお望みなら」 「じゃあ甘えさせてもらおうかな。きたりえ、ありがとね」 「…あの」 「言っとくけどあたし、優しくする余裕なんかないから」 「…ふぁ!」 そう言うと押し倒されて、すぐに麻里子様は舌をねじ込んできて。 激しいキス。 息が出来なくなるギリギリまで口を塞がれて、息をしようとすると、またすぐに塞がれる。 右手は服の中に入ってきて、ブラのフックは簡単に外され、強く揉まれる。 「っ…!」 「痛い?でもやめないから」 唇から離れた舌は、胸の一番敏感なところを舐めまわす。 胸から離れた手は、どんどん下へと這っていく。 押し上がってくる快感に耐えられない私は麻里子様の背中へ手を回す。 「濡れてるね。それともされる前からだった?」 「違いま…」 耳元で囁かれると、反論する前に口を塞がれて。 今度は強引に指を入れられる。一番敏感なところを攻められて、訳がわからなくなるくらいの快感が押し寄せてきた。 「…ひぁっ!」 「あれ?もういっちゃったの?まだまだだから」 そのあとも何度も何度も激しく。でも時折優しく。 そして耳元で「里英…感じてる?」って囁いてくれる。 嬉しかった。私は誰か…小嶋さんの代わりかもしれないけど、今この瞬間だけは、麻里子様を直接感じていられる。 ああ…明日が来なければいいのに。
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825 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/28(金) 13:07:02 ID:BB4pHids - 翌朝。
私は疲れてそのまま寝ちゃったみたいだった。 昨日のこと、一瞬夢かと思ったけど、着衣のない自分の身体と起きあがるのもつらいくらいのけだるさが夢じゃないことを物語っていた。 でも隣のベットには麻里子様はいなくて。 仕方なく起きて、脱ぎ散らかした服を着て洗面所に行くと鏡を見てる麻里子様がいた。 「おはよ」 「おはようございます…」 何か普通に会話するのが照れる。 「あ、あと5分で出発だから」 「…えぇ!?何で起こしてくれないんですか?」 「だって可愛い顔して寝てるんだもん」 「もーぅ…麻里子様ぁ…」 急いで部屋に戻って着替えを探そうとすると、 後ろから麻里子様が抱きついてきて、 「嘘だよ。まだ時間あるけど…どうする?」 ああ…北原はとんでもない人に捕まっちゃったみたいです。 END
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826 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/28(金) 13:08:56 ID:BB4pHids - 終わりです。
あんまりきたりえっぽさが出てないかもー。 良ければ感想お願いします。 あとどなたかりのりえ書いてくれたら嬉しいです。
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