- Sound Horizonで百合 第二の地平線
16 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/26(水) 17:02:22 ID:Q79tiMZ9 - >>12
GJ!相変わらず王薔薇かわいいなw 機会があったら是非また王子×雪白姫も書いてほしいものだ Märchenの流れ豚切りで申し訳ないが、クロセカ萌えの同志はいないのだろうか。 歌姫二人が自分の中でのトップなんだが
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18 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/26(水) 18:53:20 ID:Q79tiMZ9 - >>17
おお…!仲間がいて嬉しい! 俺は、腹黒×ツンデレなジュリロべもお姉さん×ピュアなロべジュリもいける。 ただ、前者はやっぱりアプアルと同じ香りがするので、どちらかというと後者派かな… ロべジュリSS書きたいんだが需要あるのかな
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20 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/26(水) 22:41:41 ID:Q79tiMZ9 -
「ジュリエッタ」 ロべリアはきっと、魔法が使える。 小石をケーキに変えてしまったり、枯れてしまったお花を元通りにしてしまうような魔法とはちょっと違う。 ロべリアの声は、何でも歌に変えてしまう、魔法の声だ。 たとえば、二人でお話しているとき。 彼女の発する言葉のひとつひとつが、彼女が呼んでくれるわたしの名前が、音として耳を抜ける。 一つ話題が終わるごとに、わたしはなんだか長い音楽を聴き終えたような気分になるのだ。 「ジュリエッタ、聞いてる?」 「えっ?あ、ああ、ごめんなさい」 少し不機嫌そうな顔で、ロべリアがわたしの顔を覗き込んできた。 聞き惚れていたとは、恥ずかしくてさすがに言えない。 困ったように笑って誤魔化すと、もう、と一言だけ言って黙り込んでしまった。 …あ、あれ、もしかしなくてもご機嫌を損ねちゃった…のかしら。 そうだ、ロべリアは小さいころから大勢の使用人に囲まれて生活してきたのだ。 わたしという対等な話し相手が出来たことは嬉しいって、前に言っていたけど… 自分の話を聞かない人になんて、きっと今まで出会ったことがないのだろう。 「ごめんね?お昼だから、その、少し眠たくなっちゃって。ちゃんとお話聞くから、怒らないで?」 「…………一回、一回だけよ。次やったら、もう一緒にピアノ弾いてあげないんだから」 ロべリアの眉間の皺がふっ、と消えた。 安堵から、自然に顔が綻ぶ。 「ジュリエッタ」 ああ、やっぱり。 彼女の歌はなんでも大好きだけど、やっぱり一番はこの歌かしら、なんて。 「顔がニヤけてるわよ」 「えっ!?ほ、本当に?」 「嘘」 「…え?あ、遊ばないでよー!」 この歌が聴けるのは、世界でわたしだけなのだ。 end お城で二人でお茶してる…イメージ 初SSなもんで色々変なところとかあるかもしれんが申し訳ない ありがとうございました
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