- ToHeart2 XRATED + Another Days その272
59 :名無しさんだよもん[sage]:2011/10/30(日) 00:56:08.75 ID:JkOEfLcc0 - 岐阜県御嵩(みたけ)町で96年、当時の柳川喜郎町長(78)が襲われた殺人未遂事件は30日午前0時、15年の公訴時効が成立した。
県警は、町で計画されていた産業廃棄物処理施設建設に柳川さんが反対したことが背景とみて捜査員延べ約15万5000人を投入したが、解決できなかった。 寿和(としわ)工業(同県可児市)が計画していた産廃施設の元建設予定地を29日訪れた柳川さんは「検挙に勝る防犯なし。行政対象暴力の再発が懸念される」と語った。 事件は96年10月30日午後6時15分ごろ、帰宅した柳川さんが町内のマンションで、2人組に棒状のもので数十回殴られ、頭を陥没骨折するなど一時、意識不明の重体となった。 95年に町長に就任した柳川さんは、産廃施設計画地が名古屋市などの水源の木曽川の取水口に近いことなどから計画凍結を表明。 その後、役場に脅迫電話がかかり、建設反対派住民にも嫌がらせが相次いでいた。襲撃の2カ月前には町長宅の電話が盗聴される事件も発覚していた。 県警は、刑事部と警備部による襲撃事件の合同捜査本部を設置し、背景を産廃施設問題とみて捜査。 盗聴事件で柳川さんの失脚を狙った2グループを逮捕するなど34人を検挙したが、襲撃事件とのつながりは解明できなかった。今月17日、容疑者不詳で捜査書類を岐阜地検に送った。 産廃施設計画は97年、住民投票で8割が反対し、08年に白紙撤回された。柳川さんは3期12年を務め07年に退任した。
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60 :名無しさんだよもん[sage]:2011/10/30(日) 00:56:49.36 ID:JkOEfLcc0 - 岐阜県御嵩(みたけ)町の前町長柳川喜郎さん(78)が1996年に襲撃された殺人未遂事件が30日午前0時で公訴時効(15年)を迎えるのを前に、
岐阜県警の上口弥一(かみぐちやかず)・刑事部参事官が28日、県警本部で記者会見し、「あらゆる捜査を尽くしたが、事件を解決できなかった。柳川さんに非常に申し訳ない」と謝罪した。 また、県警は今月17日に容疑者不詳のまま岐阜地検に書類送検し、捜査を終結したことも明らかにした。 捜査本部は襲撃事件前に柳川さんの自宅の電話を盗聴していた2グループを含む関係者延べ34人を逮捕したが、襲撃犯に結び付く手がかりは得られなかったという。 事件発生直後に緊急配備をかけなかったことについて、上口参事官は「目撃者がいなかったことに加え、柳川さんが入院して犯人像をつかむのに時間がかかったため、現場に捜査力を集中した」と説明した。 可児署からの県警本部への連絡は事件の認知から30分が経過していたというが、「初動捜査に遅れがあったとは思っていない」と強調。 「捜査にミスはなかった」としながらも、犯人に結び付く目撃情報や物証が得られなかった結果から、「捜査の充実は課題として残る」と反省の弁を口にした。 県警として、刑事部の幹部3人が今月26日に柳川さんの自宅を訪れ、「頑張ってきたが、未解決で申し訳ない」と謝罪したという。 捜査本部は、最大時180人態勢で臨み、約5500日間で延べ15万5000人の捜査員を投入した。
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61 :名無しさんだよもん[sage]:2011/10/30(日) 00:58:08.92 ID:JkOEfLcc0 - ◆会見「初動捜査、落ち度ない」
可児郡御嵩町で1996(平成8)年10月、当時町長の柳川喜郎さん(78)が暴漢に襲われ、一時意識不明の重傷を負った殺人未遂事件が30日午前0時に公訴時効を迎えるのを前に、県警は28日記者会見を行い、 刑事部の上口弥一参事官は「事件が解決できず、非常に申し訳ない気持ちがある」などと謝罪した。 県警記者クラブが記者会見を申し入れていたもので、時効に関する会見に警察が応じるのは全国的にまれ。 上口参事官は事件が未解決であることを「極めて残念」とした上で、今月17日に被疑者不詳のまま岐阜地検に書類送検、刑事部幹部が26日、柳川さんに対して「申し訳ない」と伝えたことを明らかにした。 県警はこれまで、延べ15万5000人の捜査員を投入。最大180人態勢で捜査し、町長方の盗聴事件などで延べ34人を摘発したが、いずれも襲撃事件との関連をつかむことはできていない。 「あらゆる捜査をしたが、犯人を特定する証拠の入手に至らなかった」「検挙しようと必死になったが、捜査が及ばなかった」と述べた。 また、事件発生直後に現場付近で緊急配備の態勢を敷かなかったことを問題視する指摘については「初動捜査に落ち度があったとは思わない」と述べ 、「目撃者がおらず、柳川さんも緊急治療を受けており、犯人像をつかむのに時間がかかった。現場での遺留品検索や鑑識などに捜査力を集中した」と説明した。 上口参事官は個人的な意見として「これだけの悪事をして、のうのうとしている者と同じ空気を吸っているのが許せない。捕まえたかった」と心情を吐露した。
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62 :名無しさんだよもん[sage]:2011/10/30(日) 00:58:58.23 ID:JkOEfLcc0 -
御嵩町長襲撃:30日午前0時に時効 岐阜 岐阜県御嵩(みたけ)町で96年、当時の柳川喜郎町長(78)が襲われた殺人未遂事件は、30日午前0時に公訴時効(15年)を迎える。柳川さんは当時、町で計画された産業廃棄物処理施設建設を凍結。 県警は背景を「産廃」とみて捜査した。町長失脚を狙って柳川さん宅に盗聴器を仕掛けた2グループ11人を逮捕したが、襲撃事件は解明できなかった。【三上剛輝、石山絵歩】 ◇初動の失敗 「グシャ」。柳川さんは頭の骨が砕ける衝撃をはっきり覚えているという。96年10月30日午後6時過ぎ、自宅マンション4階のエレベーターを出た瞬間、2人組の男に棒状のもので数十回殴られた。 95年に町長に就任した柳川さんは、寿和(としわ)工業(岐阜県可児市)が進めていた産廃施設計画の凍結を表明。役場に脅迫電話がかかり、建設反対派住民の自宅前にはウサギの死骸が置かれた。 襲撃事件約1カ月前には町長宅の盗聴が発覚。だが、県警可児署の対応は鈍く、捜査は盗聴テープの声紋鑑定など型通りにとどまった。当時の署員は「盗聴は嫌がらせの延長と思った」と弁明する。 襲撃発生時は緊急配備さえ敷かれなかった。
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63 :名無しさんだよもん[sage]:2011/10/30(日) 01:00:10.60 ID:JkOEfLcc0 - ◇メンツ争い
初動で目撃情報も物証も得られなかった県警は、刑事部と右翼団体に精通する警備部による合同捜査本部を設置したが、メンツ争いが連携を妨げた。 誰も捜査内容を明かさない無言の会議。刑事部の部屋に警備部捜査員が忍び込み、捜査資料を盗み見て怒声が飛んだこともあった。 警備部の当時の捜査員は「事件直前、町長の所在を確認する不審な電話が役場にあったが、刑事部には伝えなかった」と明かす。 県警が「産廃施設絡み」の見立てで作成した相関図には「襲撃を指示」と記された矢印が書き込まれた。だが本命と目された男は関与を否定、捜査は暗礁に乗り上げた。 「産廃業者周辺に捜査が偏りすぎた」と今になって漏らす捜査員もいる。 ◇暴力に屈せず 事件後、反対グループ代表の田中保さん(74)は産廃施設建設の是非を問う住民投票活動を本格化した。防弾チョッキを買い「俺が死んでも住民投票まで秘密にしておいてくれ」と知人に頼んだ。 97年の住民投票は8割が「反対」。御嵩町民は「暴力には屈しない」という姿勢を示した。 柳川さんにとって事件は終わりではない。「私は真実を追求し続ける」
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