- 寺院建築とか模型とか
168 :名無しさん@京都板じゃないよ[]:2021/03/29(月) 13:12:59.54 ID:sfS3EzDx0NIKU - >>167
これらは2016年ごろの撮影なので現在も同じはずです 高欄は慶長の修理で位置を前方にずらすという改造を受けていて 昭和の修理で位置を戻して作り直してあるようです ただ見た目の肝心な部分の資料が乏しく、前例を踏襲したりして 正確には復元しきれなかったようです 「何しろ建築の修理は、資料がないからといって、そのままにしておくわけにはいかないから」 と竹島さんが例の本で残念がっています 色については触れられていませんでしたが、見れば見るほど高欄が浮いて見えて 不思議な質感ですね
|
- 寺院建築とか模型とか
169 :名無しさん@京都板じゃないよ[]:2021/03/29(月) 13:17:37.99 ID:sfS3EzDx0NIKU - >>167
斗組の間隔はお手持ちの「古建築入門」の表紙の裏に 金堂の図が載っているのでわかりやすいと思います 上層と下層は通し柱ではないので独立した柱間になっています
|
- 寺院建築とか模型とか
170 :名無しさん@京都板じゃないよ[]:2021/03/29(月) 18:22:13.13 ID:sfS3EzDx0NIKU - 竹島さんの本を見てみるとこのような説明になっていました
柱間は唐尺や高麗尺では上重に細かい端数が出るので、木割を当てはめてみると 初重:広い柱間が垂木12本(12支)、狭い柱間が垂木8本(8支) 実際の長さで比べると東西面の真ん中の広い柱間は南北面のそれより少し狭いです 上重南北面:中央部の広い柱間11支半、端の狭い柱間7支 上重東西面:中央部の広い柱間は11支、端の狭い柱間は7支 ※垂木の心と垂木の心の距離を「支」といいます 柱の真上に垂木がなく、垂木と垂木の中間の隙間(垂木間)の中心が柱心と一致すると 切りのいい数字になりますがならない場合は半で表します 実際にどのように設計したのかはわからないとのことですが 上重の柱間は初重との関係で好きには出来ないそうなので 端数がたくさん出てもそういうものかもしれないとのことです
|