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170 :156 (中止 c3ba-iBpr)[]:2017/12/24(日) 06:32:28.56 ID:gjWQgAHE0EVE - >>162
>大乗非仏支持で、不動を信仰するって、滅茶苦茶矛盾だわな。 大乗については、 このわたしは“ブッダ(或いはゴータマ)からの教え”だとはみなしてはいない。 ただし、人を宗教的に向上させる上では大いに役立つものとして利用しています。 基本的には、大乗で説かれる諸仏諸尊のすべてが創作された架空の設定上にしか過ぎない存在ですが、 しかし、永い民間信仰の歴史において、 実際上の素晴らしい利益をもたらしているようにみえるものとして期待できる存在なのが、 不動、観音、地蔵の三尊だといっているわけです。 この三尊の信仰さえあれば、わざわざ危険性のある天部などには触れる必要性はどこにもない、と。 >>163 民間の大衆信仰としては、如来信仰というものの利益は期待できない。 元々、直接的に大衆の救済には働かないのが如来の設定であり、その理由故の化身や眷属の存在がある。 天部は繰り返す通り、神通のみの利己的な存在であって必ず見返りを要求する。 そしてまた、大乗の説く天部の殆どがバラモン教の古代神からのパクリであり、 “調伏されて仏教に帰依するようになった仏法護持の神々”という設定というものは、 大乗が大衆信者を獲得すべく勝手に構築したデタラメ創作神話に過ぎない。 天部は今でも得体の知れない古代神 (単なる架空上に過ぎないものから、何かの意志エネルギー体に通じるものも含め)たちです。
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171 :156 (中止 c3ba-iBpr)[]:2017/12/24(日) 06:33:39.16 ID:gjWQgAHE0EVE - >>165
>真言宗なら諸天諸尊は全て大日如来の化身じゃないのか? >>166は正解! もしも、“すべてが大日如来の顕れ”などという言い方がそんなに良いというのならば、 イスラム国の首切り殺人テロもヒトラーのホロコースト大量毒殺も、 そのすべてが大日如来から出たものではない、ということになるのです。 要するに、それほど何の意味もなさない説明(当たり前の話)でしかない。 真言密教の大日如来の起源は、 アスラの王ヴィローチャナ(毘盧遮那仏)とする学説があり、 これは恐らくゾロアスター教のアフラ・マズダーを背柱にして、 更には、太陽神ミスラとヒンドゥー教シヴァの神的特性などを加味したものだろうと考えられます。 関心のある方は、私からはゾロアスター教研究の第一人者である岡田明憲氏 (東洋大学仏教学科/インド哲学科卒、東海大学文明学科博士課程修了。 専門はゾロアスター教と古代中東思想。イスラム以前の中東思想に関する著書が多い) の解説などを参照するようお薦めします。 >>167 >ほら、不動を理解していない。 真言密教における不動尊は、 大日如来の三変化身たる「教令輪身」なのですが、こんな説明などは何の意味もなさない。 重要なことは、天部のレベルを超えた大いなる意志存在として期待できること。 不動明王のルーツは、ヒンドゥー教のシヴァ神からである可能性というのはかなり高い。 尚、仏教者はこの扱いを強く嫌がる傾向があるが、それはヒンドゥーに対する偏見からきてる。
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172 :156 (中止 c3ba-iBpr)[]:2017/12/24(日) 09:16:10.53 ID:gjWQgAHE0EVE - 稲荷神の話に戻します。
『インド伝来のダキニ天は、かつて人の心臓や肝を食らう夜叉(鬼女神)として恐れられていたが、 大日如来の霊力に心服して善神となり、大黒天の眷属になったといわれる。』 http://www9.plala.or.jp/sinsi/07sinsi/fukuda/kitune/kitune-2.html 先に触れたように、 「仏法守護の善神へと改心した」などという話は身勝手なデタラメ創作なので信用すべきじゃない。 特に仏教系稲荷の多くは荼枳尼天(インド古代神ダーキニー)との習合存在であり、 こんなものは死体の臓物を食らうバケモノで魔人鬼神の類。 これはより強力な利益が発揮されるよう大衆の期待に応えて、或いは天皇の命があったかどうはわからないけれども、 これこそ真言密教が導入してしまったとんでもない祭祀です。 謂れがその通りでれば、死後はその強大な利益と引き換えに魂を持って行かれる (神道系稲荷にもかつては荼枳尼天祭祀だったところもあるらしく見分けは困難)。 「行かない方がいい」といったという真言宗智山派僧侶の言葉は凄く正しい。(>>144>>146) これは一度でも祀れば絶対にレベルを下げることを嫌い、いずれはその敬虔な信仰者が絶えたときに子孫末裔をたたる。 もちろん祈ったり、お堂や祠の傍に行くことすらも避けるべきもの。 巷で噂されている歌舞伎座の稲荷神のたたり。 あまりの事故続き、そして今年の麻央ちゃんを含め、歌舞伎俳優並びに関係者たちの相次ぐ悲しい死去の連続...。 これは稲荷の祠を移動させたこと(その後の設置場所が良くないのか?)。 また、御神木のイチョウの樹を切った等々...の影響も含むのか?
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176 :156 (中止 c3ba-iBpr)[]:2017/12/24(日) 10:26:15.83 ID:gjWQgAHE0EVE - >>174-175
ご指摘はご尤もで、確かにその通りです。 翻訳については、 現代語訳された書籍も出版されていますけれども、確かに高価なものも多いです。 それと法要で使用されている経文には、 そのまま意味の分かる「書き下し文」の経と従来通りの「漢訳経」とが併用されています。 実際、聞いている側としては意味不明でも漢訳の方が有難いような印象を受けるという意見も強いようです。 また、「真言(梵語)」(原語はサンスクリット語のマントラ)については 意味よりもその言葉そのものを発することに意義があるので、 訳文が書かれてあったり唱えられることはまずありません。 真言の意味を書いても諸仏を褒め讃えるような文句ばかりにしか過ぎません。 これはあくまでも呪文的なものであって、そのまま声を発することに意味が在ります。 因みに、私も経の勉強については学者の翻訳した現代語訳と解説の書籍です。 それがなければチンプンカンプンでした。
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