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373 ：名無しかましてよかですか？[]：2017/01/03(火) 17:46:52.89 ID:dlNTRjdI - いきなり外交関係のレスで割って入って申し訳ない。
中西輝政氏の最近の本で気になることが書いてあったのでね。
中露は昨年の6月23日中央アジアのタシケントで開かれた上海協力機構15周年の
記念会合において、中露両国は互いの「核心的利益」を相互に支持することで合意し、
6月25日北京に場所を移し「この核心的利益について現状を覆すような動きを西側がとれば
中露両国は同盟といえるほどの結束を見せ、100％双方の核心的利益を支持する」とした
共同声明を発表したそうだ。安部さんの昨年末の対露外交とは何だったのだろう？
日本外務省、マスコミ、池上さん含めた識者の平和ボケした鈍感さは病気というしかない。
まあ、それは置いてておいて、とにかくロシアは西の東欧に中国は東の海洋にと進出するにおいての
背後の安全を確認したことになる。「同盟といえるほどの結束」との文言は識者によって
解釈は様々と思うが、中西氏は深刻に受け取っているようだ。気になるのは、幾つか理由を説明して
この同盟的繋がりにドイツも参加してくるとよんでいるようだ。地政学に詳しい方がいれば分かると
思うが、現代地政学の祖であるマッキンダーの悪夢が現実化するということである。
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376 ：名無しかましてよかですか？[]：2017/01/03(火) 18:10:29.70 ID:dlNTRjdI - >>373の続きを書く。中西氏は世界は多極化の方向に向かっているとしているが、（私も同じ考え）
大陸のランドパワーの大国は結束方向に向かい、一大ハートランドを形成するということになる。
もちろんそれぞれの大国が覇権を狙ってるわけで、これが現実化しても最後は敵対することになる。
多極化するのはつまり、シーパワー、リムランド諸国（自由主義陣営）が分裂方向に動くという
ことらしい。どこまでこの予言が当たるかどうか分からないが、この流れを止めるのは
あの国、つまりトランプのアメリカ次第ということになる。今迄のアメリカはマニフェストディスティニー
でも分かるが、価値観を大事にし、損を覚悟で世界に介入していった。アメリカ国内の企業、日本、EUは
そのアメリカの政治的介入にコバンザメがごとくへばりついて経済的儲けを独占していった。この中に
もちろんトランプの企業も入っている。しかし、トランプも含めて各国の企業はアメリカの世界介入による
負の遺産にヘキヘキしはじめている。自分達が儲けるには頼りになる世界の警察官の存在も忘れ去られているようだ。
アメリカが世界に関与しなければ、アメリカ自身の安全と生存が脅かされると経済的目先の利益しか見ないトランプに
自覚してもらわなければならない。トランプが商人から政治家に目覚めることを期待するしかないようだ。
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381 ：名無しかましてよかですか？[]：2017/01/03(火) 18:47:32.05 ID:dlNTRjdI - >>377
私の考えではなく、今そばにその本があればよいのだが、こういうことらしい。
メルケルは東ドイツ出身でロシアとは近しい関係にあるらしい。現実の経済関係は
親密な状態なんだそうだ。メルケルはプーチンの仲立ちで中国とも接近しているらしい。
まあ、イギリスもそうなんだがね。中国はドイツと経済的に親密になれな一路一帯構想が
やりやすくなる。ヒトラーはソ連に攻め込んだが、プロシア時代より前から独露は
盟友関係で双方の政治危機の時は助け合ってきた。マッキンダーはこれを気にしていた。
ある人が、ヒットラーとスターリンの対立はセクト間闘争だと言っていたが納得できる。
学校の仲の良い教師が中ソ紛争でいきなり仲が悪くなったという笑い話もある。
学生運動やっていた70代、60代のジジイも経験があることじゃないだろうか（笑）
まあ、それはさておき、私も独が加わるというのは可能性は低いと思うが、
マッキンダーも気にしていたように独が加わる因子は昔からあるようだ。
一方向だけ見ずにどの可能性も否定せずに世界を見ていくほうが進路は誤らないと思うのだ。
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