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大学への名無しさん伊藤和夫 Chapter19

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伊藤和夫 Chapter19
379 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 00:59:36 ID:Vg/hsN2A0
> 前から直訳で意味を取ってみる
>  → それを元にその直訳の言わんとしていることを自分で解読
>  → 意訳化で理解

[Type C] とかを考えず、[Type B] の習得中ということを前提での話になるが、

「意訳化で理解」は明らかに論外だけど、
「それ(直訳)を元にその直訳の言わんとしていることを自分で解読」
ってのも、相当まずいと思うよ。

「その直訳の言わんとしていること」を解読しなきゃいけないようなら、
語彙力・文法力など、直訳以前の段階で躓いている可能性がある。

あるいは、chunk毎の「直訳」の仕方にも、
ある程度は、作法・方法論があるわけで、(※自力で編み出すしかないが)
そういったものにあまりに無頓着、要するに「直訳」が下手すぎるってことになる。

「直訳」の精度をあげずに、「出来上がった直訳」から
「言わんとしていることを解読」しようという姿勢では、
「直訳」と「意訳」の違いこそあれ、「訳文」をこねくりまわして
そこから「意味」を推測しているわけで、良いわけがない。


考えてみれば、結局は「前から直訳で意味を取ってみる」が
必ずしも必要じゃないのではないか?
一発で内容が理解出来ないような「出来損ないの直訳」を作るくらいなら、
オール英語で考えるのは時期尚早だとしても、
「訳」の体裁にこだわらず、英語・日本語ちゃんぽんで内容解読するよう
心がけたほうが、後々の英語力の伸びが違うと思うよ。
伊藤和夫 Chapter19
383 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 02:18:07 ID:Vg/hsN2A0
>>389

誤解があるようですが、>>379は「英語を英語のまま理解する」
ことが出来ない段階での話として書いています。

「英語を英語のまま理解できない」以上、
日本語の助けを借りるしかないわけですが、
「直訳」という形で、何もわざわざ日本語オンリーにしてから
内容を考えなくてもいいだろうにということです。

1文や段落を巧く訳出しても理解しにくい抽象度が高い英文の
特定の chunk だけを拙い日本語に直訳して即座に理解するなんて
至難の業なのは当たり前です。

「直訳」という形にまとめなければならないという固定観念は捨てて、
日本語・英語の混ざった形で、実況中継の感覚で内容を語るくらいの
大雑把な形の方が、chunk にこだわりすぎることもなく、
かえって、文全体・段落全体の趣旨もつかみやすくなることがあります。


例文なしにこれ以上語っても仕方ないので、
>>210をぜひ、「頭からの直訳」をしてみてください。
「頭からの直訳」が大変しずらい英文になってますから。

伊藤和夫 Chapter19
384 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 02:26:36 ID:Vg/hsN2A0
>>381-382

抽象度が高い英文に弱いというより、
日本語の文章でも、その種のテーマに弱いというのが真実では?

急がば回れで、現代文の勉強も兼ねて
「比較分化論」「文明論」みたいな、ありがちなテーマ以外の「論説文」にも、
手を出してみるといいかもね。


実際には、京大なんかを入れても、
抽象度のほんとうに高い英文なんて滅多にないわけで、
ちょっとの下準備でなんとかなるもんだよ。
伊藤和夫 Chapter19
393 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 18:30:35 ID:Vg/hsN2A0
>>388
> とは言え、普通の日本人が英語を習得する過程においてこの段階を省くのはやはり無理がある。

「この段階」とはどの段階ですか?

英語を英語として読むことが出来ない段階、
つまり内容を理解するときに「日本語の助けをかりなきゃいけない段階」
というのなら、たしかによほど恵まれた環境に無い限りそうでしょう。

しかし、「直訳をする(英語交じりを含む)」=「内容を理解する」ではなく、
「それ(直訳)を元にその直訳の言わんとしていることを自分で解読する段階」というのなら、
省くのが無理どころか、省くべきものだよ。


> 東大や京大の合格者を含め、受験生の9割はこのレベルで大学に入ってる。

偏差値20台・30台を含む受験生全体は、この際関係ないのでは?
受験生の上位1%(4,5千人)に入りたい、出来ればもっと上位を目指したい人でもない限り、
伊藤氏の教材に本気で手を出したりしないわけだし。

伊藤和夫 Chapter19
396 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 19:13:11 ID:Vg/hsN2A0
>>390

(a) Anything that you do not usually do
(b) but would permit yourself
(c) were you invisible
(d) owes less to ethics
(e) than it does to caution or hypocrisy.


この文で、英語の実力がはっきり出るとしたら、
(b)のかたまりをぱっと見たときに、次のようなことを意識できているかどうか。

1. not [A] but [B] の but であることを意識すること
  それも構文的に意識することにとどまらず、
  do not usually do と対比される内容が続くことも意識すること

2. 法の助動詞 would をちゃんと意識すること
  単に仮定法だと構文的に意識することにとどまらず、
  do not usually do と対比される内容という観点で、
  would permit yourself を解釈すること

3. would permit の条件節がないと内容的におさまらないから
  以下条件節がおそらく続くであろうと漠然と意識すること


この3つがしっかり出来ていれば、この文で戸惑うことはまずない。

もちろん、現実のテストでは、(c)の倒置と were を頼りに、
やっと仮定法に気付いたとしても、なんとか帳尻を合わせられるかもしれないが、
理解の深さ・理解のスピードなど、あらゆる点で劣るのは間違いない。
伊藤和夫 Chapter19
398 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 19:55:00 ID:Vg/hsN2A0
>>396
> この3つがしっかり出来ていれば、この文で戸惑うことはまずない。

「戸惑うことはない」というのは、「内容理解」のことです。
この種の文を「和訳」するのは、構文も内容も理解できていても結構難しいですから。


なお、>>396で(b)の大事なことを3つ挙げたが、そこから、
内容を考えることと直訳をすることは同時に平行して行うべき作業
だということが伝わっただろうか。

とりあえず直訳をしてしまってから内容を考えるような態度で
文に接するのはよろしくないという例として>>396を読んでみてください。
伊藤和夫 Chapter19
399 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 20:27:00 ID:Vg/hsN2A0
なお、実際に「訳出」に入る際の意識の働かせ方も少し述べてみます。

主語が長いからどうしようといったテクニック的なこと以外に、
次のようなことを考えたりしているという例だと思ってください。

(a) Anything that you do not usually do
(b) but would permit yourself
(c) were you invisible
(d) owes less to ethics
(e) than it does to caution or hypocrisy.

1. permit は「権限を持つものとして正式に許可を与える」というニュアンスを持ち、
 「暗黙のうちに許す」という allow と違いがあります。
 したがって、permit yourself は、うっかりやってしまったのではなく、
 ある種、確信犯的な行為とわかります。

2. そうなると do not usually do は、気が向かないとか、
 好きじゃないからやらないのではなく、not permit yourself つまり
 「自ら禁止」しているに近いことがわかります。

3. 許可する・許可しないの違いは、invisible という「他人の目」の有無で生まれるのだから、
 「自ら禁止」といっても、宗教や倫理観といった高尚な理念から禁止しているのではなく、
 単に功利的な意味での自制に過ぎないことが分かります。。

4. (d)(e)の、ethics / caution, hypocrisy の対比もそれを裏付けています。

伊藤和夫 Chapter19
400 :大学への名無しさん[]:2007/07/11(水) 20:28:16 ID:Vg/hsN2A0

こういうことを考えた後に和訳を作ると、
多少意訳に走りすぎたりすることもないとは言いませんが、
模試や添削などでは、満点もしくはそれに近い点数がもらえます。
実際の入試の採点方法は知りませんが、入試本番でもそうは減点されないはずです。


なお正確には、ここに述べたことは、「和訳の際に意識すること」というより、
「精読の際に意識すること」と言うべきものです。

would permit yourself を見てから do not usually do の真意を再確認していたりしますが、
これを「返り読み」とは思っていません。こういうことがまさに「読み直し」だと思っています。


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