- 日蓮って ver.44
707 :愚人[]:2018/08/19(日) 09:29:56.06 ID:6CNNaObH - 【捨身】
捨身は、今日とは違い尊い行であったようである。 『捨身の思想 -六朝仏教史のー断面-』 著 船橋 徹 に、 ,肉髄的束縛からの解放は捨身 のもたらす結果として一般に認めてよいものである。たとえば 『大智度論』には捨身を行 なうと,最終的には無生法忍を獲得 して法身を得ると言われる。 岨 北涼 ・道泰謬 『大丈夫論』巻上 ・拾一切品にも「捨身する者は法身を得。法身を得る者は一切種智を得」(T30,261 b)と説かれる。 捨身が身命を惜 しまぬ布施行である以上,その苦行は善業であり大いなる功徳があるから,最終的には解脱を得て自由になるのは理論として富然である。 このタイプの捨身には,見俳や極楽往生を求める積極的なものと,肉髄ないし現世を厭うが故に捨身を欲するという滑極的なものがある。 (中略) 積極的意義づけの捨身は 『高僧侍』巻十二の僧慶や曇弘に認められるが,もっとも典型的なのはいわゆる捨身往生であろう。 (中略) こうした捨身往生の蓉想の淵源がどこにあるかといえば,捨身の文艦で阿禰陀備園に生まれることを説く文献の存在が考えられる。 たとえば,『法華経』薬王菩薩本事品や『要行捨身経』の屍陀林番願文他などにおいて,捨身と阿 禰陀俳園が関係づけられているのが参考となろう。 ※詳しくは、ネットで検索して論文を読んで下さい。 日蓮教では、念仏教は自殺を誘発すると言っているが、その根底には、日蓮が信奉した『法華経』があることが窺える。
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