- 鯛焼きブログシニフィエさんとの対話
228 :ニサルガダッタ[]:2018/08/17(金) 13:20:04.81 ID:eONmoKhX - >>226
パグワンは明らかに私の方向性なんですが、パグワンは悟りの深さよりも理知が勝ってしまっている印象で私は相性が合いませんでした。 自我が燃え尽き切れていないという印象です。 でも、過去の無数の叡知を悟りという観点から光を当て直して現代に甦らせた点は、先駆者であり革命家であったと思います。 私はどうも大乗仏教が苦手で、大乗仏教は学んでいません。 縁起思想にしても、港間に流布している説明はなんか平板で満足できないものばかり。 廣松渉の事的世界観を学んだあとに改めて縁起思想を学んだんですけど、仏教書による解説よりよっぽど廣松の方が縁起の本質を仏教知識を一切使わずに理解・表現できていると思いました。 クリシュナムルティの思想も、彼は仏教を意識していませんが、内容は仏教以上に縁起の本質に辿り着いています。 そういう経緯で親鸞さえも私は全然知りません。 大乗仏教は頭に入ってきませんが、インドのアドヴァイタ思想はがんがん頭に入ってくるタイプなので、運命論に関してはバガヴァッドギーターにおけるカルマヨーガ思想が私の土台です。 バガヴァッドギーターでは、神であるクリシュナは王子アルジュナに敵を皆殺しにしろと命令します。 王子アルジュナは、敵の中に親類の姿を見て戦意を喪失して、弓矢を戦場に投げ捨てます。 それでも神であるクリシュナは、アルジュナに戦士としての戦意喪失の愚かさと与えられた義務を成し遂げる重要さを説きます。 そして、不殺生の教えはどこへやら、神と王子は敵を蹂躙して殲滅を成し遂げます。 ここでは語り尽くせませんので細かい解釈はやめにしますが、ひょっとしたら歎異抄の紹介部分と本意は同じかもしれないと思いました。
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