- 【寸哲】シャーリー・プトラの寸哲
13 :名字の碧言[]:2018/08/14(火) 00:24:56.30 ID:DfaGJ2U/ - マックホルツ彗星を覚えているだろうか?
あれは2004年から2005年にかけて肉眼で確認された長周期彗星であった。 私たちは闇夜を照らす星々の輝きを無意識に恒星だと思ってはいないだろうか? マックホルツ彗星はそんな私達の誤ちを正すかのように、あの年あらわれた。 星の輝きを人間に当てはめ、「不動心」と解釈するロマンは認める。 しかし、あの年のマックホルツ彗星は私達に教えてくれた。 本当に大切なのは辛い時にも「動かない心」では無く どんなに辛くても、心の苦しみを滅する「自在に動く心」なのだと。 心やさしきマックホルツ彗星よ! 君がいる限り、私は行き詰まることがない。
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14 :名字の碧言[]:2018/08/14(火) 10:23:08.81 ID:DfaGJ2U/ - ある修行者曰く
「身は是れ菩提樹、心は明鏡の台の如し。時々に勤めて払拭し塵埃に汚させいむこと無かれ」 (いつも胸中にある鏡を倦まず弛まずピカピカに磨いて不動の心を養え!) 多くの人々は、この言葉に歓喜した。 これに対して、ある行者も詩を詠んだ。 「菩提もとより樹無し、明鏡もまた台に非ず。本来無一物。何の処にか塵埃あらん」と。 (菩提とする実存は定義出来ない。磨くべきという心も無常・無我、空・縁起を考えれば一切の定義や存在を認識出来ない 悟れば本来人間は何物にも執着する事は無いと釈尊は語った。一体何処に磨くべき鏡があろうか?と) 少数の人々は、この言葉に歓喜した。 悟りに至る道において、終着点を見つけるのは困難である。 「終着点なんて無いんじゃ無いか?」とさえも思える人も多かろう。 しかし仏法は人格を鍛えようとする人達へ 「ただ、この一点の自覚の有無こそが現代の社会的と実存との様々な矛盾の根本的な その死活を制する究極のカギとなる!」と語る。 これは「読める・読めない」の問題では無い。 どちらが「正しい・誤り」の問題では無い。 上の二つの言葉は、「二項対立」という執着を粉砕し真の心の「自由無碍」なる境涯を得て欲しいという大乗の親切心なのだ。 「悟り」は在るが、「終着点」は無い。 「悟り」に関しても「終着点」に関しても、それは 貴方が身勝手に、こうであっても欲しいと欲する形での悟りや終着点では無いという意味である。 何ものにも負けない自由無碍なる境涯が成就するのである。
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15 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2018/08/14(火) 11:02:11.59 ID:DfaGJ2U/ - ある俳優さんと女優さんが結婚・入籍した。記者会見が行われた。
その女優さんは東京ディズニーランドが大好きだった。彼氏も感化されお互いが年間パスポートを持ち、忙しい合間をぬってディズニーランドで愛を育んだ。 二人はやがて人気のあるアトラクションに飽きてしまった。ただTDLの世界観が好きだったと言う。 そろそろ年間パスポートが無効になる時期に頻繁にトムソーヤ島へ行ったという。 その島にイカダで上陸するとキャストのお姉さんが「インジャンジョーの宝の地図」を渡してくれる。 子供も大人もその地図とそこに書いてあるヒントを頼りに島中を歩き宝物を探す。 しかし何度挑戦しても宝物は見つからなかった。そこで二人は祈る気持ちでキャストのお姉さんに尋ねた。 「今日で年間パスポートは無効になります。今日だけは特別に宝のありかを教えてくれませんか?」と お姉さんは「そんな質問を受けるのは初めてですw。今日だけ貴方たちに特別に教えましょう。これは特別にですよw」 お姉さんはトーンを落として語った「実はこのトムソーヤ島には初めから宝物なんて無いんです!」 二人は「え!そんなアトラクションが存在していいんですか?私達はもう何十回もトムソーヤ島に来て宝物を探したのに、、、」 お姉さん「ゲストの方が宝物を探しにやってくる。でもみつけられない。そして今度は見つかるかも?とまたゲストの方々はここに来てくれる」 お姉さん「もし宝物が見つかってしまったら、皆んなの冒険はそこで終わってしまいますからね」 翌日、彼氏は彼女に正式にプロポーズをしました。 「どのような将来が待っているのかは分からない。でも僕には仲間が必要だ」 「一緒に冒険を続けてくれるかい? 」と
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16 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2018/08/14(火) 15:55:00.98 ID:DfaGJ2U/ - 裏切るとは列の外に出ることだ。
裏切るとは列の外に出て、未知のなかに出発することだ。 「存在の耐えられない軽さ」(ミラン・クンデラ) 一つの舞台からの退場は、新たな舞台への登場ともなり得る。 「ハムレット」(シェークスピア) 人間の幸福といっても、自分の臆病や怠惰などの弱さと戦い 勝つことから始まります。 四条金吾は未知の中に出発できたのだろうか? 四条金吾は未知の中に出発できなかったのだろうか? 四条金吾は新たな舞台への登場を果たしたのだろうか? 四条金吾は一つの舞台の上で死ぬまで同じ劇を演じ続けたのだろうか? 今年の猛暑。頭が痺れるぐらい、己の頭で考えてみて欲しい。 夏は哲学の季節である。夏は死生観の季節である。(中島義道)
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