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名無しさん@お腹いっぱい。
日蓮って ver.44

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日蓮って ver.44
617 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/11(土) 08:27:29.79 ID:xcylnOf+
>>572 この平安時代の坊さんの身分制度は、
司馬遼太郎せんせがとことん調べ上げた
小説「空海の風景」にある最澄さんの経歴ですね。

出家以前の戸籍まで調べることが出来るらしく、
比叡山のふもとの坂本に生まれて、
その村の長と、最澄さんの幼名までが
はっきりとした記録で残っている。

意外と身元照会システムみたいなのが
当時もあって、なにもわからないってことは
昔でもたぶんないんだろうな、という感じ。

そして近江国分寺のかなり有名な行表と呼ばれる
大国師のもとに弟子入りをして、
そのときが出家となり、修行が始まるけれど、
かなり秀才なよくできる子供だったらしく。

そのまま修行をつづけ、十八歳ころに、
近江国分寺所属の僧侶が一人死んで
定員が二十人制なんで、一人分欠員ができると、

その後任として推薦され近江の国司の庁に
最澄さんを採用してよろしいか?
という願書が提出され、国司の庁は
それを審査、許可しその結果の許可の写しが、
なんと京都のお寺に現存しているらしいです。

このお寺の名前は、日蓮教に放火されると困るんで
ちょっと伏せときますが、こんな戸籍が書かれていて
三津首広野(本名)、滋賀郡古市郷…(戸籍)…、
平安時代に個人を特定するシステムがすでにある。
日蓮って ver.44
618 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/11(土) 08:47:50.42 ID:xcylnOf+
>>617 最終的に得度試験に合格すると最澄さんに
「度蝶」と呼ばれる身分証明書が発行され、
これも現存しているということです…。

沙弥最澄年十八、
黒子(ほくろの位置)、頭左一、左肘折上一…。

現代の運転免許証のように、写真のない時代なんで、
そのかわりに体のホクロの位置を証明書に書くのは、
すごい合理的で、信ぴょう性があるな、という感じ。

そして順調に修行もすすんで、二十歳になると、
東大寺の戒壇院で受戒をすることになり、
その証明書である「戒蝶」も残っているらしく、

延暦四年四月六日、僧最澄年廿(二十)。

この受戒は僧官としての任用試験で、
それによって最澄は生涯、官僧としての
栄誉と俸禄を保証されることになった、
と司馬遼せんせの小説には書いてあります。

ところがこの受戒から三か月後には
最澄さんは、官寺からトンヅラして、
比叡山の中の庵にひきこもってしまい…。

せっかくのエリートコースの資格を投げ捨てて、
歴史に名を残す人たちは変人が多いよな…。

ところが平城京から平安京への遷都という歴史的な
大事業が始まり、京都の鬼門で北東にあたる比叡山で、
桓武天皇は若くて聡明な坊さんに出会うことになる…。
日蓮って ver.44
619 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/11(土) 09:08:34.01 ID:xcylnOf+
>>617>>618 どうでしょか、平安時代にも戸籍制度があったり、
役所への申請書とその認可証明、坊さんの資格証明書、
けっこういろんな公的文書が残ってて、もう原始時代ではない。

それと比べて鎌倉時代、戸籍から始まって、なにから何まで
一切の公的記録が存在しない日蓮師匠の不自然さで、
唯一の記録である清澄寺のあれこれは、
昭和24年に真言宗から日蓮宗に買収(改宗?)されて、
寺伝が日蓮宗に都合よく改ざんされてるからよくわからん…。

※※
その一方で鎌倉時代の坊さんの身分制度はどうか、
といえば、日蓮さんよりも二十歳年上の、
道元禅師を見ると分かりやすくて。

道元さんは、貴族のお子さまらしく、
14才で早くも天台座主公円について出家し…、
とあり、比叡山の天台システムなら
菩薩戒をさずかり、このときに菩薩戒蝶という
天台公認の身分証明書が手に入る。

そして23才の時、兄弟子の明全と南宋に渡り、
明全は中国政府発行の僧侶の証明書を手に入れてて、
道元は比叡山発行の菩薩戒蝶しかなくて、南宋では
通用しないらしく、道元だけ三カ月の上陸足止めをくらう。

道元さんは正式な天台僧侶の資格を持ってるわけで、
だから帰国後に、叡山の極悪坊主に京都の寺を三度焼き討ちされ、
どこぞのエア「天台沙門」とは違い、ホンモノだから迫害に会う。

そうすると天台沙門の肩書は、叡山発行の菩薩戒蝶がセットで
ないとダメで、立正安国論の幕府提出話も嘘ぴょーんてことにならん?
日蓮って ver.44
620 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/11(土) 09:32:41.69 ID:xcylnOf+
>>482>>573 金剛経の心不可得も先週書ききれなくて、さらに、

『過去心不可得、現在心不可得、未來心不可得』

今から千二百年前、大唐国ナンバーワンの金剛経学者を
自称している、自信満々の徳山和尚ですが、
餅売りのお婆さんの、三つのうちどの心に
餅を食べさせるつもりかい? という質問に答えられず、
やや天狗の鼻が折れかけています…(心不可得)。

ところが立ち直りも早く、機転をきかせて、
婆からそのネタを説法する坊さんの名前を聞き出すと、
さっさとその寺に行き、龍譚という和尚に教えを乞う、
素晴らしい行動力の徳山ですが、

真っ暗な寺の廊下で、持ってきた紙ローソクの火を
龍譚に吹き消され、後に残った暗闇になにかを見ることになる。

龍譚に「おまえはなにか気づいたのかい?」と聞かれ、徳山は、
私はあしたから、龍譚和尚の教えが疑いのないものであることを
世の中にひろめようと思います…(紙燭吹滅)。

つぎの日の早朝、かがり火を焚いた寺の庭に徳山が立ち、
その手にはたいまつ、足元には苦楽を共にした
金剛経の注釈書が積んであり、こう言います。

すべての経典を理解したとしても、それは世界を包み込む
巨大な穴に、一本の髪の毛が置いてあるようなものでしかなく、
果てしないほどの谷底に水の一滴を投げ入れることにも似ています。

そういうと注釈書に火をつけ、後ろを振り返ることもなく、
まっすぐに寺を去っていきました…完。


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