- おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11
246 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/11/15(土) 07:28:53.66 ID:K63/q2Lf - そこで、神々は人間に復讐しようと思い、最終兵器としてパンドラと言う「女」を作って人間界へ送り込みました。
パンドラには神々は様々な贈り物をしました。そしてゼウスは一番最後に「箱」を渡して決して開けてはならないと言いました。 パンドラはある日、誘惑に負けて「箱」を開けてしまいました。すると中から様々な災いや病気、いさかいなどの悪いものが出て来ました。パンドラはあわてて箱を閉じましたが、もうすでに時遅しでした。 すると、箱の中から「あたしを出してください、あたしはまだ残っています」と言う声がしました。 「お前は誰やねん?」 「希望です、あたしを出してください」 「あかんあかん、お前はここに留まるんや!」 「ギリシャ神話の登場人物なのに、あなた流暢な大阪弁で話しますね」 「やかましい、お前はそこに留まるんや」 「ちぇっ、あたしも外で大暴れしたかったのに」 「大暴れって、希望がどうやって暴れるんや?」 「そ、それは……ううっ」 「泣くなや、おまえ、希望のくせに泣くんやない。ええか、そこにおったら絶対安全やから、そこから人々に希望を送り続けるんや」 「そうかなあ」 「そうやで」 「そしたら、あたし、がんばりますわ」 「お前こそ大阪弁つこてるやないか、まあええ、がんばるんやぞ」 「はーい」 そう言った訳で、人類にはいつでも、「希望」が残されているのだと言うことです。
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