- 日蓮って ver.30
200 :スチールカン[sage]:2014/10/28(火) 00:16:39.85 ID:V0RINOWE - 時光の病の原因は“鬼神”が身に入ったことによって起きたのだと、
伯耆公御房消息と法華証明抄は、このような言いまわしをされていますね。 薬王品にも、これと同じような内容が、 『此の薬王菩薩本事品を以て汝に嘱累す。我が滅度の後後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布して、 断絶して悪魔・魔民・諸天・龍・夜叉・鳩槃荼等に其の便を得せしむることなかれ』 と、このことでもあろうかと思いますが、 その様にならない為に、 『汝当に神通の力を以て是の経を守護すべし。』 と続いています。そんでそれは何故か?ということが、次に続くのですが、 『此の経は則ち為れ閻浮提の人の病の良薬なり。若し人病あらんに是の経を聞くことを得ば、 病即ち消滅して不老不死ならん。』 と、このようなことが薬王品の内容であるのですが、 それを日蓮が、もしくは日朗が“灰に焼きて”などと言う神経が、私にははっきりしないのですね。 まず、薬王品経文での法華行者の有るまじき行為であることは明確だと思われます。 「今真言を以て日本の仏を供養すれば鬼入つて人の命をうばふ鬼をば奪命者といふ」・・・木絵二像開眼之事 そこで、時光の病とは実際に何んであったのかという疑問もありますが、伯耆公御房消息に書かれています、 “明日寅卯辰の刻”といいますと二月二六日になり、その二日後に法華証明抄を出されています。 これを読んでみても私見で思うのですが、日蓮が鬼神への叱飛ばしの言い回しは自分への功徳も積ませるような感じにも思えてくるのですね。 これまた一転して薬王品のまねごとが、また始まるとも思うのですが、 『汝若し是の経を受持することあらん者を見ては、青蓮華を以て抹香を盛り満てて、其の上に供散すべし。散じ已って是の念言を作すべし、 此の人久しからずして、必ず当に草を取って道場に坐して諸の魔軍を破すべし。当に法の螺を吹き大法の鼓を撃って一切衆生の老・病・死の海を度脱すべし。』 と、時光を棚にあげて、もしくは自分の寿命も伸ばそうとも考えたものだと思います。法華行者といえども利益無しではやってられないでしょうからね。w この時期の我が身日蓮も必死だったことは想像につきます。・・・・と、私の勝手な意見を述べさせていただきました。
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