- 日蓮って ver.30
129 :山椒島 ◆AUtVVr2znk [sage]:2014/10/22(水) 00:27:28.13 ID:mCW3zKGC - >>121・>>125 さん
なるほど、そうですか。私はむしろ逆に、事実認識がかなり異なるのが原因なのかもと感じていました。 私の浅識では、三戒壇と聞けば東大寺・下野薬師寺・筑紫観世音寺ですし、真言律宗など、いわゆる鎌倉仏教は 基本的に南都・比叡山などの既成仏教に対する反発から起こり、各地で独自の戒壇や作法が数多く生まれたという 認識でいます。当の叡尊がそう(自誓受戒→西大寺他の戒壇建立)ですし、忍性も合流以降は同様の立場です。 道元は比叡山で受戒しましたが、官寺でないため中国では僧とはみなされず、改めて中国曹洞宗の印可を受けました。 ところが帰国後、今度は叡山から否定され弾圧されます。これまた根拠を失うわけですが、道元の偉大さはゆるぎません。 が、それらの「厳格な宗派」も、室町以降は世俗化、形骸化、分派とか内紛とか事件とか犯罪とか、まぁ色々です。 しかしながら、偉僧・傑僧も出ているわけで、これらが私が受戒や潅頂、相承などにさほど意義を見いだせない理由です。 そんなこんなを、揚げ足取りや論破目的などと思われないよう、上の方では出来る限りやんわりと書いてきたのでした。 私が最も懇意にしていただいている1人は臨済宗の御僧侶ですから、御意見もそれなり・素人なりには分かるつもりですよ。 伯耆書では焼いて灰を飲ませ、忍性の祈祷は木片に書いて池に投げ込む。どちらも同じ法華経です。面白いですよね。
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