- 板まんだら事件・元民音職員:松本修明って何者?2
599 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/08(水) 11:55:01.63 ID:3iNwfJy/ - >>597
>もし世論が支持し関心を持ち、裁判所も許可し審理に入ったら結果はどうなったでしょう。 創価やオウムをどう思うかはともかく、板まんだら事件の判例自体は真っ当なものだ。 本質的に宗教的事項に関する判断を伴う裁判を憲法上、国家が為すことはできない、 という点自体は最高裁の判決でも全員一致の点だ。 裁判所がそうした裁判に判決を下すことができるとしてしまったときに 裁判官が特定宗教の信者だったらどうなるか考えて見ればいい。 ただ、最高裁の判決に附された少数意見からすると、唯一ありうる道筋は、 ある宗教的事項の存否や真偽の判断が、非宗教的事実によって決定されると 両当事者が合意している場合だけだ(たとえば、何月何日にしかるべき儀式が 行われていれば何某がしかじかの宗教的地位を有し、もし行われていなければ そのような宗教的地位を有しない、ということに原告と被告が同意する場合がそうだ)。
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604 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/08(水) 21:32:42.39 ID:3iNwfJy/ - >>602
>あのような結果はともあれ審議にも入らない判例は、悪徳宗教に良い知恵を与え援護していえるしか思えません。 >だから、ケースバイケースで金銭絡みの訴訟にはせめて審議には入るべきだったと感ずるのです。 金銭絡みの訴訟の時には、宗教団体側の勧誘などに脅迫と同視されるような 不法行為があったかどうかが争われます。当たり前の話で、仮にある宗教が 本当に正しかったとしても、その宗教の集金の仕方に問題があれば、 裁判所は、寄附金返還を認めるからです。つまり、宗教の真偽の問題ではないのですよ。 > 日蓮の真筆か偽筆かの問題だから、科学鑑定で「あの板本尊が > 日蓮直筆本尊である」の理由で集金の是非が判断されたのではないか? 宗教的寄附行為の目的としてはあくまで「本門の戒壇の大御本尊」であるかどうか という宗教的評価が問題になるので板まんだら事件はああいう結果になるのです。 当事者双方が「日蓮の直筆である」かどうかによって宗教的評価も決定される、 と訴訟中に合意するなら(最高裁判決の少数意見によれば)裁判の余地がないわけではないのですが。 まあ、あなたが思っているよりは最高裁判決の背景は色々と複雑なのですよ。
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605 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/08(水) 21:37:55.28 ID:3iNwfJy/ - >>602
>ならば教団は言ったが勝ち、信者は騙されて馬鹿だ、ではないですか? その通り。宗教とはそういうものです。宗教からの中立を保つ近代国家に、 宗教の真偽を云々して「被害者救済」を求める方がおかしいのです。 近代国家は阿呆な宗教であれそれを自律的に信じ込んだバカの救済はしません。 あくまで、信じこんだり寄付したりした過程で、自由意思や自律的決定の侵害などの 世俗的に見て不法な行為があるかどうかが問題になるにすぎないのですよ。
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608 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/08(水) 23:08:33.17 ID:3iNwfJy/ - >>606
>ではもし、オウムが麻原の血を高額で売りつけるイニシエーションを >「信教の自由だ!麻原の血を飲むと大変な功徳になるのだ!そんな金額なぞ安い位だ! >宗教教義は裁判に馴染まないの判例がある!」と主張して来た場合は >坂本弁護士も被害者団体もどうにも成らなかったわけですか? 勧誘に際してなんら意思の抑圧等の不法行為がなかったのならその通り。 自分から進んで宗教に引っかかるやつを近代国家は救済しない。 > 統一のあの壺や印鑑を高額で売りつけの霊感商法も「信教の自由!宗教教義は裁判に馴染まないの判例がある!」と > 反論されれば裁判所も何も言えないじゃないですか? 霊感商法は、脅迫による意思の不法な抑圧がある、とされて統一側が敗訴している。 少しは勉強してからものをいったほうがいいと思いますよ。 > 画商が伝ゴッホの絵を美術館に売り、偽筆や弟子の模作(有名画家作品に多い) > だった場合は裁判になりますよね? > 裁判所が「芸術は裁判になじまない」なぞ言いませんよね? > 宗教だけ大甘ですよ。 近代国家が拠ってたつ宗教からの中立と信教の自由というのはそういうものです。 近代国家では宗教はそもそも最初から真偽を問う対象ではない。 ホッブズくらい読んでからもう一度いらっしゃったらよいと思いますけどね。
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