- 日蓮って ver.30
28 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/10/06(月) 21:21:24.46 ID:X1gi4dVA - >26〜27
ウーン。 あなたが法華経や日蓮に否定的な意見の持ち主だとは分かります。 しかしそのような主観を述べるだけでは、納得は得られないでしょう。 宮沢賢治の作風を批判することと、法華経の作風を批判することとは、これは別問題なのです。 なぜなら、芸術は芸術であり、宗教は宗教であって、 両者はまったく別の元素からなる、別の創造物だからです。 あなたは宗教を芸術的に、芸術を宗教的に語っているに過ぎないと思います。 特に現代の人々は、この区別をすることに熱心ではないようです。 日蓮が「法華経も詮なし」と言ったのは、まさにこのケジメについての示唆ではないでしょうか。 西洋のルネサンスも、芸術と宗教のしがらみからの解放運動でした。 しかし、あなた方“好事家”にとって、そんなことはどうでもいいんでしょう。 要は、「美しいか美しくないか」「好きか嫌いか」 ということです。 あなたのカキコからは、そのようなニュアンスが見てとれます。 例えばこのような言葉です。 >「私という現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です」などは般若思想を思わせます。 >賢治の作品のほうが法華経よりはるかに立派です。 >密教の素養があれば真言を誹謗するにしても、多少レベルの高い、気の利いたことを言えたはずと思います。 もし読んでいなければ、ヘルマンヘッセ著、「シッダールタ」の一読をすすめます。 これは明らかに芸術家による宗教批判の書ですが、 しかしそこには、一種の人間生命の光芒、ある意味、法華経的な精神と言ってもよい、 芸術家にしか書けない宗教の側面も描かれています。 薄っぺらい本なので、2日もあれば読めると思います。
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