- 日蓮って ver.30
12 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/10/04(土) 18:45:58.18 ID:A9onhTY6 - 前スレが未消化ですので、そちらに移りましょう。
>>7さんのいう「日蓮は法華経至上主義である、という人」は私のことと思われます。 なお勝手ながら、閲覧の便宜を考え、>>7のカキコは前スレにコピペさせていただきます。 合わせて私のレスもそちらにいたします。
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- 日蓮って ver.29
718 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/10/04(土) 18:48:34.87 ID:A9onhTY6 - 次スレの7のコピペ
7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/04(土) 11:03:11.23 ID:2m491qw7 全スレで、日蓮は法華経至上主義である、という人がいました。しかし、 私が考えるに、日蓮は、完全な法華経至上では、ないと思いますね。 まず、法華経・安楽行品と観音菩薩品を完全無視していることです。安楽行 品を信じていたら、政治に口を出さなかったでしょうし、極楽寺良観など、 他宗を悪く言わなかったでしょう。 観音菩薩品を信じていたら、「南無妙法蓮華経」と唱題せず、「念波観音菩 薩」と唱えていたことでしょう。 また、日蓮が祈祷修法面で参考にしたのは、密教と修験道でした。京都を中 心とした遊行時代に、台密はもとより、東密まで密教全般を学び、各種の 秘儀秘伝、口訣相伝を受けていたと考えられます。 日蓮は、東密系の小野六流・醍醐三流の一つである理性院流血脈の相承も受 けています。
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- 日蓮って ver.29
719 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/04(土) 19:27:26.21 ID:A9onhTY6 - >>718
私が日蓮を法華経至上主義と規定したのは、日蓮が法華経を他の経典に比べて、最も優れた真実の最終的な経典としたことを意味します。 日蓮が法華経において説かれる個々の教説に忠実であったかどうかというのはまた別の論点になります。 また、「日蓮が台密はもとより、東密まで密教全般を学び、各種の秘儀秘伝、口訣相伝を受けていた」というのは全く根拠のない話です。 日蓮系宗派の人々で、そういう解説をする人がいますが、日蓮が比叡山や高野山や三井寺に「遊学」したことからの希望的な想像でしょう。 密教というのは独特の修法で修行者の内的な完成状態を見ながら師資相伝されるものです。日蓮の真言批判には無知と無理解だけが露骨にでています。 学んだにしては、あまりにも批判がお粗末すぎます。そもそも密教どころか日蓮は天台ですら受戒した形跡がなく、比叡山などでの師も定かではありません。 これは日蓮教徒の妄想を裏切るものではあるでしょうが、日蓮個人の不名誉でもなんでもなく、当時、受戒するのは難関中の難関だったのです。 また理性院流血脈の相承云々については、今日ではこれは華厳宗の「日蓮坊重如」のことであると考証されています。ちなみに華厳も大日如来です。 詳しい話はググってみれば色々でてきますから、筋道をたてて考えてみれば自ずとわかるはずです。
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- 日蓮って ver.29
720 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/10/04(土) 19:57:04.49 ID:A9onhTY6 - 719の続き
日蓮の他宗批判の的外れぶりは真言に限った話ではありません。禅宗、(真言)律宗、浄土宗などの批判も失当という他はありません。 だいいち、日蓮のた他宗批判は当時から黙殺されており、いまでは日蓮に好意的な学者ですら声高に擁護する主張ができないほど無内容なものです。 前にも書きましたが、当時は正式な受戒を受けられる寺は3か所くらいで、年に数人しか受戒できなかったのです。 能力はもちろん、出自も影響したと思われます。日蓮はおそらく下位の修行僧として写経や写仏や雑役のかたわら大勢と自習していたと思われます。 不本意な日蓮は他の諸寺も回りましたが、どこでも目立つことはなかったようで、当時の日蓮の記録も残っていないようです。 日蓮が誹謗中傷した浄土宗の法然などは比叡山でも天才の誉れ高く、若くして比叡山で受戒しましたが、こういうケースはむしろまれだったでしょう。
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