- 日蓮って ver.29
565 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2014/09/13(土) 12:09:13.69 ID:umYCRTgT - >>562
>元意が同じでも、宗教の五綱に合わなければ、かえって害になる。 宗教の五綱は、中国・天台宗の五時八教が基本になっている。現代仏教学 では、五時八教は否定されており、宗教の五綱も同様である。 中国天台宗は、法華経が大好きな人たちが、天台山に登って始めたものだ。 したがって、最上位に法華経をすえたのは当たり前。そのうえで、各経典 の順番を付けていった。法華経を頂点として、だんだん下へ順番を付けて いった。実際の法華経は、釈迦が説いたのではなく、釈迦滅後500年経って から創作された。しかも、最後に創作されたわけではなく、まず南インド で西暦1世紀に般若経が創られ、次に北西インドで法華経が創られた。 >また、安楽行品は迹門である。 摩羅什訳『妙法蓮華経』は28品の章節で構成されている。現在、日本で広く 用いられている智(天台大師)の教説によると、前半14品を迹門(しゃく もん)、後半14品を本門(ほんもん)と分科する。 このように、本門・迹門の区別は、天台智の教説に従っているだけだ。 当時の中国では、法華経の人気は低かった。そこで中国天台宗は、法華経を 高度で難解な経典に思わせるため、理屈をこねまわしただけである。 法華経を素直な気持ちで読めば、本門も迹門もないことがわかる。 特に、安楽行品は、法華経の教団が難に遭わないよう、懇切丁寧に例を挙げ て教えている。政治に近付かないこと・他の宗教の悪口を言わないことなど。 法華経の教団が難に遭えば、法華経自体が忘れ去られることになる。これは、 紀元1世紀から2世紀にかけて法華経を創った作者としては、最も恐れていた。 法華経の作者たちは、未来永劫にわたって、法華経が残ることを願っていた。
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