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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11
184 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/09/01(月) 07:16:03.98 ID:aT3qR50H
>>183
どうも、ありがとうございます
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11
185 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/09/01(月) 07:17:27.95 ID:aT3qR50H
 チャイナマンはその申し出を慎重に考えた。
 仮にもアメリカの外交官が「亡命」を呼びかけるなど彼の想定外だったからだ。流石は平和の人ベトナムマンだった。考えることが違う。
 「ありがたい申し出ではありますが、自分らのような血に汚れた者が必要な世の中では、もはやありません」がチャイナマンの予想を超えた答えであった。
 「しかし……」
 「本当は、この衣服はクリスマスイブに使うものでした。本物が。
 しかし、無線インカムがついていたため、そしてこれを無理に外すとなると故障する危険があるし、実際寒いので着る事にしたのです。
 血で汚れる事になるとは思いませんでしたが、実際には……何人殺したのか見当もつきません」
 そして、チャイナマンは子供収容所にご飯を運ぶ人がいなくなってしまうから、手配しないといけないと言ったのだった。
 そしてカトウの手を握って、ありがとうございますと言った。さらに彼の前でだけ、お面を取り、涙をぬぐった。
 そして再びお面をつけた。チャイナマンの素顔を見たのは、この日の事件当事者ではトナカイ以外ではカトウただ一人であった。
 萌未とフェルプスは背後からその様子を見ていたからチャイナマンの素顔は見なかったが、彼が涙をぬぐった事は分かった。
 「銃を振り回しかっこいいセリフを言うヒーローはごまんといるが、自分は死刑になるから子供に
ご飯を運ぶ段取りをするヒーローなんて見たことも聞いたこともない」とフェルプスは言った。
 「良いのはどっち?」と萌未は聞いてみた。
 「かっこよさなら他のヒーローだ。だが、現実に目の前に現れて欲しいのはチャイナマンだ。人間なら、誰でもそうじゃないか?」
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186 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/09/01(月) 07:18:18.02 ID:aT3qR50H
 そして、フェルプスは、萌未に言った。
 「お別れだ、ぼくたちのようなマニアックな人々はこれからは活躍する事はない。
 ぼくらは友達だが、これでさよならだ。連絡先も知らせずに分かれよう。
 僕らはマニア同士の、一瞬だけのベストフレンドだよ」
 「まあ、素敵」萌未は言った。
 その実では、彼女はアメリカ大使館の書記官と言う事は分かっているんだからそこから手繰れるだろうと思った。
 人海戦隊には彼のようなスペシャリストが必要だ。
 それに、萌未はフェルプスの事が結構気に入っていた。
 口真似であれだけ見事な携帯の音が出せる奴はいない。ゲットするならこんな男性だと萌未は思った。
 ずっとベストフレンドでいましょうと口説くのは、明日にも速攻でしようと萌未は心に誓うのであった。。
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187 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/09/01(月) 07:37:59.90 ID:aT3qR50H
 カトウがスミスを連れて帰って行くと、チャイナマンがトナカイを連れ太田のところに来た。
 彼らは先ほど言った通りの事を「要求」した。子供のご飯を運ぶ手配をしようとした。
 これには太田以下、政府首脳はびっくりした。
 だが、彼らが真に驚いたのはその後に続いた言葉であった。
 「そのう、我々の要求はまだありまして……」
 「は?」と太田は言った。
 「いや、大したことではありません。一つは、この服ではいくら何でも長期にわたる拘置所での生活では困るから着替えたい。
 幸い、まだ国会図書館の売店が開いているから、何でもそろっているあそこで何らかの着替えを買いたい。
 その他、拘置所でいるものを買わないといかんでしょう。歯ブラシとかタオルとかです。
 また、これは行って見ないとわからないがあそこの床屋が開いていたら十分間調髪がしてもらえるんで、
彼女も髪を切りたいといってるし、私も髪を丸め坊主にしましたまでは臭いが、髪の毛を切ったほうがいいと考えていまして」
 「え、え」
 太田はまじまじとチャイナマンを見た。
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188 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/09/01(月) 21:37:42.06 ID:aT3qR50H
 「それと、最後にあそこの、ほら、何とか言うコンビニ、全国町村会館の近くのとこの奴、あれが国会図書館から一番近い酒を売っている場所と言うことになる。
 あなたも元警官なら知ってるでしょう。出頭とか自首とかする前に、タバコ二三本、ビールなら缶ビール一本ないし中ビン一本程度の最後の一服、一杯が黙認されていることぐらいは」
 「それは知っているさ、自首するときの特権だ。
 刑事ドラマとかではまずいから出ないだけの話だ。例えば刑事付き添いでも、事実上逮捕でも出頭と言う形にするときもある。
 そんな時に酒やタバコを最後にやるのは、もう長いこと娑婆には戻って来れないと言う覚悟を決めるためのものだから警察もそれを取り上げると言うことは出来ない。
 人権の一部だからな、酒やタバコをやるのは
 それは、最後の希望(The last request)として認められている」
 「だからそこで何か飲み物を飲んで、それで投降しますよ。これだけ人を殺してるんだ、酒でも飲まないと眠れそうにない、今夜は。
 その前に一枚だけ記念写真を撮ってほしいが。こんな奴がいた、見たいな奴を。お面じゃない奴を、トナカイと肩を組んでいる写真」
 彼は、そう言って微笑んだのだが、お面だから誰にも分からなかった。
 「そして、ワッパをかけるのは、あの大阪から来た婦人警官にお願いしたい。
 あの人の勇気と博識には感動している。それとあの人にも写真と手柄を大阪に持って戻ってもらわないと。是非にも」
 「少し待ちたまえ」太田はそう言って、首脳部を呼び集めた。


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