- 日蓮って ver.29
152 :ひゃっきまる[sage]:2014/08/25(月) 12:11:24.00 ID:W3kiekJt - 法華経は構成や内容の整合性がないようですが、2000年前につくられたものにそこまで求めるのはどうも…と思うのですよね。
むしろそんな昔にここまでの文学があることに驚きます。 もちろん、法華経を神みたいな存在の釈迦が説いたという信念を持つ人間からしたら、法華経は絶対完璧であると考えますし、些細な語句の使い方一つにも何かの意味を見出そうとするんでしょう。 でも信仰者でもない人が、粗探しみたいなことをしなくてもいいと思いますよ。 単に、現代の日蓮信仰者の信仰のあり方についてだけ批判すればいいのであって。
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153 :ひゃっきまる[sage]:2014/08/25(月) 12:23:38.93 ID:W3kiekJt - 僕が提婆達多教団の話をしたのは、単にそういう説もあるよ、くらいな意味です。
提婆達多系列の教団が実在していたのは玄奘三蔵などの記録から事実のようですね。 なぜその団体が法華経に関係するかといえば、法華経の提婆達多品では、提婆達多が悪人であるというような描写が全くないからです。 むしろ過去世で釈迦の師匠であるとしています。 もし悪人でも成仏できる、という趣旨なら、提婆達多は悪人なのに、なぜ成仏できるのか、という問答があってよさそうですが、それがありません。 思うに、昔は提婆達多が極悪人である、という伝説は今ほど一般的ではなく、提婆達多教団も仏教の一宗派として普通に存在していたんでしょう。 法華経グループが、提婆達多グループを取り込むために提婆達多品を編入したという説は、ありえそうな説ですね。
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157 :ひゃっきまる[sage]:2014/08/25(月) 19:51:24.11 ID:W3kiekJt - >>154
法華経を誹るものは、とんでもない罪を背負い、地獄に堕ちるが、最終的にはその縁で法華経を信仰することになり、成仏することができる このような考え方を、日蓮がどのような気持ちで採用したのかはわかりません。 しかし、この考え方は現代の日蓮信仰者のカルト性を象徴するものですね。 まず、自分達の信仰に反対する人間を道理のわからない劣った人間と蔑み、さらに、今世で無事であったとしても、来世では地獄に堕ちると考えることで、精神的報復を果たします。 しかもその後、最終的には成仏するとすることで、「結局は良いことをした。その人のためになることをした」と考えられるようにして、罪悪感すらも感じなくてすむようにしています。 独善性、排他性、狂信性を強化する教義だと感じます。
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159 :ひゃっきまる[sage]:2014/08/25(月) 20:29:15.99 ID:W3kiekJt - 人間は、生きていく上で絶対に他者からの批判が必要です。
なぜなら、人間は本質的に独りよがりで愚かだからです。 他者の視点を獲得してはじめて、人は自分自身を反省的に振り返ることができ、考えや行いを修正することができます。 自分の行動は常に正しく、間違えることがなく、他人は常に間違っており、他人が自分を非難するのは、他人が愚かで悪人であるからだ、 そんな風にしか考えることができないように矯正されてしまった人間は、自身の考えや行動を反省する機会も与えられず、何かが間違ってしまったとしても、自分自身でそれを認める自由すら与えられないでしょう。 非常に恐ろしいことです。 ましてや、そのような集団が、日本において政治的に大きな力を持ってしまっている、ということは、もっと危機感があって良いはずです。
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