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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11
45 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/08/04(月) 07:31:24.35 ID:DXSAodis
 福岡では屋台と街を焼き払え、仙台では仙台牛タン焼きを食いながら略奪しまくれとさんざんあちこちを煽った上で、彼は国会議事堂内の大阪出身の高田と言う武装兵に電話をかけた。
 妙なことだが、景山はこの高田が苦手だった。
 高田は志村がいなくなった後の国会議事堂の責任者だ。もう部下も数名という部隊の長だ。
 それでも彼は降参はしていない。
 ただ、高田は無益な戦争はもう終わりであるとみて、景山にも逆に政府に対し協力するよう命令してきた。
 これには景山も驚いた。
 高田はすぐ出た。
 「高田や」
 「景山だ」
 「ふん、どうや」高田はあくまでも孤高で、景山とは一線を引いていた。
 「どうもこうも、日本中がやる気になっているぞ、先生の弔い合戦だ」
 「馬鹿な。無駄な戦いは、これ以上の戦いはいらん、おどれ、火をつけて回ってるんとちゃうやろな」
 高田は鋭かった。階級は兵だが、とても兵卒とは思えない。
 実際、高田は志村のいわば副官格で正門前の実戦には出ず、生き残ってしまったのだった。
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46 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/08/04(月) 07:32:23.40 ID:DXSAodis
 高田は、しばらく考えてから言った。
 「お前は何を考えとるんや? 言うてみいや、
 話によっては協力するし、また場合によっては兵を率いてそっちへ行き始末する。こうやって電話しとるが、大声出したら聞こえるぐらいの近さやと言う事は忘れるな」
 大声うんぬんはやや誇張ではあるにせよ、実際近い。国会記者会館なのだから隣だ。
 「よし、ならば言う、俺の長年の夢は面白い放送をする事だった。実際、昼の放送、あれはすごかった」
 「え? まあ、続けろ」
 「いや、面白いという表現、これが良くないんだろうな、おれの口癖でそう言ってしまうからな。
 インパクトがある放送、と言おうか、言っている意味が分かるか」
 「ふむ、それなら……しかしそれなら、政府の放送に協力せよ、これ以上のインパクトのある放送なんか今はあらへんぞ」
 「意外性がかけらもないじゃないか、今からでもどんちゃんやって、殺しあって血みどろの絵が撮れた方が俺はいい」
 「そんなの! あかん! 絶対にいかん。生華学会の良心が許さへん! 貴様こそ血みどろの地獄で這いつくばれ、そうやって死んでいった人々にわびを入れろ」高田は怒りを抑え低い声で一喝した。
 景山は失敗を認めず、奥の手を出した。
 「そうそう、今からな、トナカイがそっちへ行くぜ、爆弾であんたらを吹き飛ばしにな」
 「は?」高田は意外な話にきょとんとした。
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47 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/08/04(月) 17:52:53.58 ID:DXSAodis
 「そんなん必要あるんか? ミサイルを使用したとの報告は受けた。
 そこにミサイルを搭載した軽トラがあるのもこっちは知っとるんや。この距離でわざわざ爆弾を運ぶ必要などないかと思うが」
 「ミサイルは弾切れなのさ。爆発で国会議事堂を粉々にするってよ」
 「トナカイがか? 確かにチャイナマンがサンタの服を着ていると言う報告は受けている。
 しかしそんな事、今となっては、戦いが終わってしまった今は何も必要性はない」
 「必要ないってことではな、お前たちは必要ないわけだよ。爆発でみな死ねば全国の学会員は目的を失ってしまう。
 無論警察を突入させてもいいんだが、時間がかかる。何時間もかかるだろう、国会議事堂だぜ、その部屋から部屋へ掃討して行くんだとなったらな。
 中には私は無関係ですと言う人もいるんだし、人質って事にもなったら何日もかかるかも知れんだろう。それがだな、吹き飛ばせば一瞬だ。
 そして、トナカイがやると言うのもそう言う事だ。警察ではそう言う非道な事は出来ないからだ」
 「ほんまか、仕方ない。トナカイは殺す。正面玄関へ誘導できるか? あそこが都合いい」
 「できるぜ」
 「しかし、トナカイさんがいないとクリスマスにプレゼントが来なくなる。全世界の子供たちが悲しみにくれるやろうな」
 「学会の信心ではクリスマスは禁止だ。クリスマスは永遠に来ない」
 生華学会ではクリスマスはないと教えていた。しかし、どうしてそんなことを子供が信じることができるだろうか。これは仏教を信仰しているとかとはもはや違うレベルなのだ。
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48 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/08/04(月) 17:53:37.36 ID:DXSAodis
 高田は、今朝見た光景を思い出していた。
 彼には子供が二人いた。幼い娘と息子だ。
 起こさないようそっと出るつもりであったが、もう帰ってこれないことは明白だと考えた彼はそっと子供部屋を見た。
 そこには新聞紙で作った特大の靴下が二つあった。どこかでへし折ってきた木の枝で作ったクリスマスツリーもあった。全部が手作りだ。
 あふれる涙が彼のほほを伝った。
 彼はだから子供を殺す作戦には絶対に反対しており、それで国会議事堂内にいわば軟禁された形だった。彼の部下も皆そうだった。子供を殺すことに反対な男たちだった。
 志村もまた実は子供を殺す作戦に絶対反対だった。彼は戦場に行って、あの世に行ったが、
良心がある男たちが生き残る事は当然であり、それこそが生華学会の未来の礎になると考えていた。
 「お前らが生華学会の未来を開く鍵だ」と志村は言い、自分らが危なくなっても絶対に駆けつけてくるなと言いつけたのだった。
 志村は不利になったらさっさと逃げた安藤よりも実は人格でははるかに上の男だった。
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50 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/08/04(月) 22:13:02.57 ID:DXSAodis
 景山はリヤカーの方へうきうきと歩いて行った。
 「エブリバディ皆の衆、俺は生華学会だがいい人だぜ」
 「なんだと」チャイナマンは大声で言った。
 「国会の正面玄関に来るようにってよ。そう言う事だ、国会議事堂にいる仲間が教えてくれたのさ」
 「罠だ、行っちゃだめだ」とっさに酒井田は言った。彼はカンが良かった。
 「いいえ」トナカイは静かに言った。
 「酒井田君、国会議員の先生たちが放送を見ることが必要だって言ったのは君よ。それが絶対に必要だって」
 「だったら僕が!」酒井田はもう彼女が帰ってこないのではないかとカンで思った。
 「彼女と一緒にいなさい、もうじきクリスマスよ」その声には強い力があった。彼女のどこにそんな力があるのか分からないほどの力だった。そしてチャイナマンを見た。悲しい瞳だった。
 トナカイはブローニングハイパワーを萌未に渡した。
 軍使は非武装が古来よりの慣わしだった。
 「チャイナマン、クリスマスには……」トナカイは最後まで言わずにリヤカーを引いて歩き始めた。


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