トップページ > 創価・公明 > 2014年07月27日 > J9H2aqQq

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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP11
13 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/27(日) 08:37:45.04 ID:J9H2aqQq
 「本部長!」
 「何だ、チャイナマン」
 「チャイナマン軽トラだけでも先行させましょう。あれが一番無防備だし彼女たちが一番非戦闘員に近いしそれに、ミサイルで威嚇すると言う意味合いならあれが正門前についた時点で王手ですよ」
 「よし、総員、チャイナマン軽トラを援護だ」
 「トナカイへ、合図したらGOだ」
 もはやチャイナマン軽トラと言う名前になってしまった軽トラはまだ奇跡的に無傷だった。銃撃は続いてはいたが下火になりつつあった。
 「GO!」
 SATはここで男を上げようと撃ちまくる。チャイナマンも残弾を気にせずフルオートで撃った。
 「OK」
 軽トラはローで引っ張っる。坂はそんなに急ではない。防衛陣地を取っている高校生の前で軽トラは急停車した。
 「あっ、トナカイさんだ」
 小さな子供は正直だった。トナカイを見てトナカイだと言った。彼らはさおりを見てさらに正直に言った。
 「ごはん〜」
 「プレゼントは?」
 「おうち帰りたい」
 「みんな、もうちょっとの辛抱よ」トナカイは言った。
 そして歌を歌いながらお菓子を配り始めた。
 〜真っ赤なお鼻のトナカイさんは……
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14 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/27(日) 08:41:44.18 ID:J9H2aqQq
 それと同時刻。
 権は太田らを引ったてて国会議事堂を歩いて行く。向井と捕虜一人につき一人の生華学会員がついていた。
 捕虜と言ったって、太田と妻の貞子、大臣の竹下と涼子、おまけで子供収容所の所長、橋口の五人だ。
 「どこに行くつもりだ、議場はあっちだぞ」と竹下。
 「邪魔が入った。一度品野町に帰る。あそこは安泰だ」
 「安泰だって……」太田は絶句した。それは警察は行っていないかもしれないが、それは他が忙しすぎるからだ。
 「あそこから全ての学会員に号令をかけるのだ。ミサイルで東京中を破壊する、全国の学会員に蜂起を呼び掛ける。わしはまだまだ負けん」
 太田は、ちらっと妻の貞子と目を交わした。
 警官時代、時々見た異常者の目に、今の権の目つきはそっくりだった。
 昼まではそうでもなかった。ストレスとショックの連続で一時的におかしくなっているのだろう。だが今は何を言っても無駄だ。
 「ここから逃げられると思ってるのか」と竹下。彼は創価学会だからそう言う理屈がこれまた通用しない。
異常者と言うことはないが、いかにも創価学会ですと言う感覚でしか物事を捉えられないのだ。
 これでよく政治家になれたなとも思ったがそれはこの緊急時には関係ない。
 「できるさ、国会図書館付近に偽救急車を二台用意させた」そこいらへんは、本当の異常者ではないからロジカルな思考が残っているのである。
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15 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/27(日) 08:48:46.06 ID:J9H2aqQq
 国会議事堂から出るともう夜だった。風に雪が降りそうな冷たさがした。
 向こうの正門の方から先生と高校生四五人が歩いて来る。銃を持ち周辺を警戒している。先頭は犬田弘忠だった。
 「権、そんな目立つ格好で逃げられると思ってるのか!」と犬田弘忠。
 「犬田弘忠、貴様生きていたのか」
 その時だった。
 「くっくっくっ……とうとうこの時が来てしまいましたね」と橋口。
 「なにっ?」権は橋口のほうに振り返った。
 「そんな恰好で逃げられるはずがないでしょう、
だからこうやって、隠し持っていたナチスのカギ十字の勲章をして……」橋口は言ったとおりに勲章を胸にした。
 全員、橋口を見た。犬田以下高校生らは遠かったが異変に気がついて立ち止まった。
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16 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/27(日) 08:49:19.07 ID:J9H2aqQq
 「隠し持っていたナチスの軍帽をかぶれば、ナチスマンに変身だ、と油断させておいて、とう!」
 油断どころか全見張りがガン見していたが、それは太田や貞子、涼子らにとっては絶好のチャンスだった。
 「非殺傷モード、76分の一貞子パンチ」貞子のパンチ、
 「ウギャー」流石に76分の一は死ななかった。
 「涼子パンチ」
 「効かぬ、効かぬ……うぐっ」涼子パンチをくらった見張りは何故か血を吐いて死んで行った。なぜなのだろう。
 「もらった」太田はそいつからワルサーP38を奪って竹下とカンフーで戦っている見張りを撃った。
 振り返ると権はフルダッシュで逃げている。彼のルガーは犬田に貸した後、医務室のどこかに転がっていた。
 太田は二発、ワルサーから狙撃したが、当たらず、今度は向井にタックルされた。その向井に涼子が蹴りを入れる。
 乱戦になってきた。武装高校生らは走り寄ってきたが発砲はできなかった。


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