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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
511 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/20(日) 07:27:15.47 ID:rn/US6Ee
 「チャイナマンよりトナカイへ、国会議事堂正門前はクリア、門は開いている。前庭には誰もいない。しかし、中には入らず、憲政記念館に向かう」
 「了解、チャイナマン。子供を救出後、打ち合わせでは国立国会図書館に脱出することになってたけど、今入った情報だと脱出を希望する兵らが続々国会図書館に向かいつつあるらしいの、
国会図書館の館長は彼らは図書館につくまではまだ武器を持っていて、人質が目の前にいたら気が変わる恐れがあると指摘しているわ」
 「うーむ、身代金とか考える奴もいるかも知れん。国会図書館以外の提案は」
 「そのまま下がって今立っている正門前まで、そこでキープするの。ここから機動隊バスで迎えに行けばすぐよ」
 「了解、チャイナマンは憲政記念館に向かい、人質救出後は国会議事堂正門前まで下がる」
 「準備が整い次第、チャイナマン軽トラは本部装甲車、機動隊バスと国会議事堂正門前まで進出します、気をつけてね」
 「ああ、これから順次状況を送る、もう一台警察無線でこの周波数を拾って桜庭さんにもモニターしてもらって、
桜庭さんは周辺を警戒しながら倉田本部長以下に状況を伝えてもらう役をしてほしい。
 本部が状況を把握していないとこれからの救出作戦は難しいからな」
 「了解、警察無線はすぐ用意できる筈よ」
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
512 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/20(日) 07:29:31.98 ID:rn/US6Ee
 安藤は正門前の守備隊がどうやら全滅したらしいとの情報に頭を抱えた。
 戦闘のセオリーに従えば、こんな時には奪われた拠点は直ちに奪還しなければならなかった。
 ましてや場所は正門なのだ。直ちに対応するべきだった。
 しかし、安藤には即応できるような兵の余裕はなく、仮にあったとしても、またやられるだけという結果がもうやる前から見えていた。
 そうやって、つぎつぎやられていくうちに兵力がなくなってもうおしまいということになるのだ。
 国会議事堂は決して城ではない。防御など考えられていなかった。
 正門が落ちた今、ほかの門は健在であってももう陥落したも同然ということになってしまった。
 安藤は、警備と戦争の違いをいやというほど思い知らされた。
 自分たちは必死で大兵力を投じて警備していたつもりだった。
 しかし、本気で戦争を仕掛けられたらそれは全く意味がなかった。
志村や鈴木らは無駄に死んでいった。兵百、装甲車一台もなんら有効な反撃を行えず散っていった。盾など何の意味もなかった。
 そして、そんな攻撃をかけてくる相手といえば……
 「チャイナマン……」
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513 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/20(日) 19:04:57.27 ID:rn/US6Ee
 涙田は用心深く前進した。
 スカウターは背中のバックパックに戻しお面をつけている。
 本当はもうお面でなくてもいいような気がしないでもないが、それでも彼はこのお面にこだわりがあった。
 憲政記念館は機関銃を絶え間なく発射する状態だった。しかし、正面の道には数名の歩哨を置いているだけであった。機銃などはない。
 彼らはチャイナマンが近付いてきたというだけで速攻で逃げて行った。やはりお面をつけるというのは正解だったようだ。
 死体があちこちにころがっている。
 涙田には罪の意識はなかった。
 殺らなければ殺されていた。戦場のルールだ。行動隊でいやと言うほど叩き込まれたルールだ。これまでいやと言うほど見て来たルールだ。
 憲政記念館は正面(現在は斜め正面)から見る限り、機銃音がしなければモダンな建物であった。
 前庭には兵がいたらしい痕跡はあったものの現在は無人だ。先ほどの正門前交戦の爆発音はここでも聞こえていた。
逃げたと言うのが真相で、わずかに踏みとどまっていたのが先ほどの逃げた歩哨だろう。
 「憲政記念館へ接近中」
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514 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/20(日) 19:06:06.94 ID:rn/US6Ee
 「了解、情報によれば人質は一階の議場体験コーナーにいるらしいわ」
 「侵入を試みる」
 さおりは萌未と周辺警戒に戻った。二人ともウージーを手にしている。
 「必殺技って言うのはねえ、そんな簡単な物じゃないと思うのよ」とさおり。
 「しかし、必殺技なしじゃ……」
 「それはそうだけど、チャイナマンローリングサンダ―アタックって言うのはちょっと……
しかも、太田貞子直伝と言う設定は本人の許可も得ていない以上、これから救助するとしたって……」
 「今は何かないんですか?」
 「コンビニの前で酒の立ち飲みをする事らしいわ」
 「アル中?」と萌未。
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515 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/20(日) 19:07:18.19 ID:rn/US6Ee
 正面玄関も無人だった。ただここも前は兵がいたような形跡はあった。弾薬が若干だがきちんと用意されている。
ウージーの弾倉とM16の弾倉。テーブルに国会議事堂周辺の地図があった。
 涙田は、机の上からワルサーP38を取った。何気ない動作で弾丸がフルに装填されていることを確認する。
ちなみにワルサーはコルト系のグリップの横に着いたボタンではなく、グリップ底部に着いた爪のような部品でマガジンをリリースする。
 兵は武器を捨てているのだから相当あわてて逃げた。そんな感じだ。銃はズボンのベルトに差した。
 「トナカイへ、建物内へ侵入した」チャイナマンは言った。
 「了解」
 「引き続き、議場体験コーナーに向かう」
 無線を切って
 「だから、チャイナマンヘリってだれが操縦するの?」とさおり。
 「それは、えーと……」
 「チャイナマンサブマリンはもっと駄目じゃない」
 「それは、北朝鮮からサンオ級潜水艦を分捕って」
 トナカイ=さおりが振り返ると倉田は警察無線で檄を飛ばしている。
 チャイナマンがもうすぐ子供の人質を解放する。最後のひと踏ん張りだ。
ここで憲政記念館に応援を回されたら全部一からやり直しだ。全警察攻撃にかかれ。


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