- おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
487 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/14(月) 07:36:00.01 ID:qpGanSmY - 唯一、ピコピコハンマーの使い道として考えられるのは国会名物「乱闘」の訓練用だった。
本番は素手か固く丸めた書類でやるのだが、それを練習でやれとなると、本番前に怪我人続出で「戦力」が足りなくなって困るからだった。 兵は数だとは言われるが、国会議員こそ数なのだ。 なお、本当の乱闘もピコピコハンマーでやれば怪我人が出なくて済む物と考えられるが、この簡単な発明はどこの政党も採用していない。 演歌のCDはそんな殺伐とした雰囲気の議員の先生が心をいやすために使うのではないかと考えられる。 心の絆創膏だ。ちなみに国会図書館内はCDプレーヤーなど持ちこむ事自体禁止されている。 結婚指輪は謎としか言いようがなかった。国会議員は急に結婚することが多いのか? 出来ちゃった婚対策か何かなのか? 普通の国会図書館の利用者が唐突にここで結婚を決意するなんて事は考えられなかった。 どこかの大学の生協が本になったが、ここの売店が本になったら十倍は売れる事は確実だ。
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488 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/14(月) 07:37:38.47 ID:qpGanSmY - (ついでに書くと売店のおばちゃんらは普通の人で、指輪マニアとは見えなかった。ピコピコハンマーを溺愛しているとも思えなかった。
演歌は好きかも知れなかったが、初対面のおばちゃんにあなたは演歌が好きなのかと質問する事は出来なかった。そんな事をして、 この関西弁の中高年の男は頭がおかしく(それは当たっているのかも知れないが)初対面で熟女ナンパをしてきた不審人物と思われて警察に通報されマークされる事は出来なかった。逮捕されたら書けなくなるからだ。) (今、全ての原稿を書き上げてこの項を読み返している。 ピコピコハンマーや演歌のCDを見て、初対面の売店のおばちゃんに「ピコピコハンマーをナニに使うんですか」または「あなたは演歌が好きなのか」と思わず熟女ナンパをしてしまい、 そのまま大いに盛り上がって近くにあるこの作品で何回も出た全国町村会館に行ってしまいダブルの部屋に泊ってしまって、そして指輪のカタログというつながりは考えられないだろうか、 それだと全ての事がつじつまが合って来るような気がしてくる。おそるべし、国会図書館の売店)
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489 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/14(月) 07:39:35.54 ID:qpGanSmY - 商品搬入により一気に国会議事堂周辺の生華学会は砂糖に群がる蟻のように国会図書館に集まって来た。武器は置いてきた。
そうした人々はほとんどが人質特に子供の処刑には賛成ではなかった。 警察はそんなにスパイした訳ではないのだったが、非武装の警官数名はそこらで煙草を吸っていて、それに彼らは自主的にちくって来た。 それによると、子供らは憲政記念館、首相らは衆議院分館だと言う事だった。 見張りは少数で、子供の見張りはやる気はなく銃で脅されればすぐに釈放するだろうと言う事だった。 ただ、憲政記念館は今は上の階に戦闘部隊がいて要塞化していてうかつには近づけない。唯一の弱点と言うかアクセスできる道は国会議事堂正門側からだった。国会図書館側からは中立地帯なのでチャイナマンが行く事は出来ない。 また、これは武器ではないが国会記者会館にはNHKのテレビ中継車が停まっている。奴らの、学会の放送マシンと化してしまったNHKは、考えればテレビも武器だ。 奴らは放送で次々生華学会に都合のいいでたらめを流そうと思えば流せたはずだ。注意しなければならないと婦警たちは言った。 国会議事堂正門前の兵は百名、装甲車一台。これは多いのか少ないのかトナカイには分からないがついさっき装甲車2台兵60名を蹴散らしたばかりだし、 こちらには今度はミサイルがある。 「行けると思うわ」トナカイは言った。 「女子トイレでパーティなんて何年ぶりかしら」と一番年長の婦警がほほ笑んだ。
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490 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/07/14(月) 17:41:14.75 ID:qpGanSmY - 警視庁前に戻ると、チャイナマンは倉田警視と何かをしゃべっていた。
「おまたせ」 「ああ、今話してたんだけど、人質は……」 「憲政記念館でしょ、婦人警官の人に教えてもらったわ、それで時間かかったの、ごめんなさい」 「ああ、そうだったのか」 「それで、チャイナマン……」倉田が言う。 「正面から行くのが一番早いと思われます……」 「危険もあるが?」 「ミサイルを用意してる」 「あの、見せてもらってもいいですか……」先ほどの女子トイレにいた中で一番若かった婦人警官がトナカイに言った。 眼鏡をかけていて髪の毛はセミロングだ。今は乱れているがきちんとしている暇はなかっただろう。丸顔でちょっと美人だ。 「ミサイルを見たいの?」とトナカイ。 「はい……」 婦人警官は桜庭萌未と言い、武器には詳しいと自己紹介した。
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