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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
382 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/20(金) 07:33:07.78 ID:dSVU+ODO
 全く公表されていないが実は首相官邸で火事などがあった場合、避難場所は公邸ではなかった。それでは近すぎる。消防作業などもある。執務は出来ないだろう。
 また、はるかに時代は過去になるが226事件と言うクーデターがあった。その時は首相官邸が反乱側に占拠された。そして、オウムのサリン事件があり、
毒ガスがまかれると言うテロの実例があった。官邸にガスが撒かれて公邸に避難したのでは意味がなかった。
 そこで、万が一の場合、官邸からの首相の避難先は警視庁が想定されていた。これは国家機密であり、訓練も首相役を秘書が勤めて任期中に一回から二回はやっていた。
 基本は徒歩移動だった。これは道路が地震などで車が移動できないほど破壊されても、徒歩なら移動が可能であるからだった。ただし、車移動も訓練された。
 避難ルートも複数が設定されていた。
 最も安全かつ早く移動できると考えられていたのは官邸から出て国会記者会館の前から国会議事堂南門を通って一回国会議事堂の真ん前に出、国会議事堂正門からずっと桜田門の警視庁まで行くと言うコースだった。
 国会議事堂までは国会が開いている時は毎日通るコースだった。正門以降は桜田門までの広い道をただ歩けば良いだけのルートだった。この部分は左右に建物もない緑地だ。だから警備上も最も安全で最も早く行ける。
 それか、公邸から六本木通りを国会前の交差点まで歩いてもいい。どちらでもよかった。
 ただ、火事で逃げると言う想定で、夜間かもしれないのなら国会議事堂を経由するコースがいいのはいい。六本木通りは普通、首相が移動すると言う事はない
(内閣府まで行く事はあり得なくはないが、そんなにひんぱんに行くとは考えられない)コースだった。
 ちなみに、大規模災害時の首相・閣僚の移動先はまた別途あったがそれは「官邸が火災などの場合の避難先」とは次元が異なり別物なので説明は割愛する。
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383 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/20(金) 07:38:16.40 ID:dSVU+ODO
 「警視庁の方が安全と言えるか?」と太田は言った。
 「しかし、ここよりは安全でしょう。状況を見て、そこから先の移動先を決めましょう」と向井が言った。
 「警視庁のヘリが使えると思います」とこれも新しく来た葛西と言うSPが言った。
 官邸の屋上にもヘリポートはあるが常時はヘリはない。警視庁の航空隊は複数のヘリを常時待機させている。
 「自衛隊の基地が、どこか使えるでしょう」後田が言う。彼はまた携帯で防衛省と連絡を始めた。
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384 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/20(金) 07:40:35.53 ID:dSVU+ODO
 彼らは、太田の妻の貞子も入れて避難グループと官邸に残るグループに分かれた。太田、貞子、竹下、涼子は移動組で、後田もそうだった。
SPのうち前からいる者は残り、新しく加わったグループは太田を守って移動すると言う事になった。官邸を完全に放棄する事は危険だった。また、途中のルートの安全は確保されていない。
 それで、移動するSPはHKMP5A2を装備する事になった。
 彼らは官邸を出ると用心深く前進を始めた。竹下の携帯に次々と部下から情報が入ってくる。国会議事堂の南門に着くころにはかなりの情報が集まっていた。
 「敵は東京じゅうに攻撃を仕掛けています。兵力は数千との事で、銃を持っています。装甲車も数が多いらしい。
それと爆発は未確認ですがやはりミサイルです。奴ら本気で戦争を仕掛けて来たらしいですよ」
 「うむ……おや? 南門の警備がいないな」太田の眼が光った。
 「これは?」向井は様子を伺った。銃は油断なく構えている。
 「敵がいると言う様子はありませんが、警備がいないと言うのは変です。ここの責任者は何もないのに逃げるとか言う性格の男ではありません」
 「向井、戻るか行くかだ」太田は言った。
 「そう、一回国会議事堂に入って様子を伺いましょう、偵察を出します。中村、伊藤、銃を置いて普通の官僚のふりで桜田門警視庁方面を偵察、
ほら、あそこの、国土交通省前の交差点が見える所まで行け」
 二人のSPは急ぎ足で正門から消えて行った。
 太田は、衆議院入口から国会議事堂に入った。その時に時計を見ると事態が始まってからまだ十五分もたっていない。
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385 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/20(金) 07:44:04.47 ID:dSVU+ODO
 馬淵は春菜と情勢を確認した。ほぼ生華学会は作戦を有利に進めていた。
 チャイナマン……どこかに必ずいる、こちらをうかがっている。
 もう、彼らが新たな軍事行動を起こした事は分かっている筈だった。だが、それは多数の地点で発生している。奴は一人しかいない。
 奴はどこに現れるのが最も効果的かを見定めている。警察も自衛隊も米軍も敵なのだが、俺は個人的に奴がどこに出てくるのかに脅威を感じている。今や数千の兵力でミサイルを撃ち込んでいるこちらが脅威を感じていると言うのも非常に矛盾しているが事実だ。
奴の出現によって作戦がひっくり返ったという経験は味わったものにしか分かりようがない味だ。このビフテキ味のカロリーメートのように。
 「これ、なかなかいけるな、カロリーメートのビフテキ味」
 「でしょ」
 「しかし、兵には食事の用意がない、ここで二人ばくばく食っていると言う事は秘密にしなければならん。士気が落ちてしまう」
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386 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/20(金) 07:45:26.46 ID:dSVU+ODO
 「あいつら学習能力ゼロか」鰻原が一号装甲車の無線で二号車の鈴木に言った。
 春菜は無線を切り忘れていた。二人の会話はまたも聞こえていたのだった。鰻原は国会議事堂の前へ移動する途中だった。鈴木は警視庁をけん制するべく桜田門方面へ展開している。
 「やはり、あいつら只者じゃないわ、絶対に只者じゃない」とはるかが安藤の無線マイクを横取りして言った。
 安藤は無線を取り返すと言った。
 「全員、チャイナマンを発見したら戦闘に入る前に報告せよ、自分だけで対処しようとするな、奴は一人だ、そこにつけこむんだ」


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