トップページ > 創価・公明 > 2014年06月12日 > 7O3H4QRF

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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
350 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/12(木) 06:18:47.06 ID:7O3H4QRF
 犬田は、龍子を見ながらさらに慎重に考えを進めた。
 自分の野望の事は弘忠にも龍子にも隠している。だからセブンについて、これ以上あまりどうこう言うのはカンの鋭い龍子に悟られる危険性がある。黙っておいたほうがいい。
 どうせ接触は無理だろう。
 そして、計画が成功に終わったらもちろん、大失敗したとしても龍子がはるか大阪にいれば安全圏だ。
 また、まかり間違っても共犯とか逮捕とか言う事はない。ここで作戦計画を話したと言うなら別になるが、代作はそれだけは避けたかった。
 長男の弘忠も、取調べは受ける可能性が、まあ、ある程度はあるが、彼が宗教から遠のいていると言うことは誰もが知っている。
 実際調べても彼は何も知らないと言う事実が分かるだけだ。
 逮捕されることは絶対にない。
 しかし、東京ではこの状況、そこへプール学院が「祖父が有名人(?)でもOK、偽名でもOK、推薦OK」と言う何もかもOKの好条件で出してきたのだから、
大阪へ言わば「逃す」事がいいとなったのだった。
 昔から渡世人は東京で危なくなると大阪など関西へ行くのがしきたりであったが、龍子もそうなってしまったのだった。
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
351 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/12(木) 06:19:41.50 ID:7O3H4QRF
 「昔読んであげた青い鳥を覚えているかな」と犬田代作は優しく言った。
 「はい、ティルティルとミティルの奴ですね」(原作に近い発音ではこうなるらしい)
 「そうだ、幸福の青い鳥を探すのだが、結局見つからずに家に戻ってくる、そして……という話だ」
 「ええ、そうでした」
 「龍子、お前の青い鳥は大阪にいるようだ。行って、捕まえてきなさい。未来がそこにあるなら、そこに行って探してくるんだぞ」
 「はい、そう言えば、青い鳥にも未来の国の話がありましたね」
 「そうだな、未来の国は子供で一杯なんだったなぁ」
 犬田代作は、知らず知らずのうちに後日の作戦での自分の振る舞いを暗示する言葉を言った。
 「子供がいなければ未来は作れない。龍子、おまえも早くわしにひ孫を見せてくれよ」
 「まあ」
 龍子は微笑んだ。

 犬田代作も孫が可愛い、息子が逮捕されたらいけない、と言う点では普通の人間であり、冷血な人ではなかった。
 だから、事件は予想外の方向へ動いていくのである。


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