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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
338 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/09(月) 06:45:12.32 ID:dWMYbHD5
 病院に龍子は一人で来た。制服のままだ。その方が目立たない。彼女は賢かった。
 場所は安全な場所と言うことで、ガードは遠ざけた。
 代作はまぶしいものを見るように、さわやかにやってきた制服姿の孫娘を見て、突然、12月22日にはどこにいるのか、と言った。
 当然、龍子は、12月22日にはどこにいるのかと言う質問をされて怪訝そうな顔をした。
 「ああ、その日ぐらいが、年内に会える最後の日ではないかと思うのだよ。近々退院はするが、23日には予定が入っているのだ。祝日だからな。そこからも忙しい。正月も。
 来年にはもう大阪にいく準備に入らなければならないだろうし、ここでこうやって会うのさえ危険だ。この間もマシンガンで襲撃された」
 実は、代作は22日に会えるはずがなかった。これは口実でその日に龍子がどこにいるのかが気になったのであった。
 「22日には大阪にいます」
 「そうか、では別の日に会う手はずを考えよう」
 犬田代作は東京は大変なことになる。だから大阪のほうがまだ安全で、大阪の幹部に念のために「戦争行為はいけないぞ」と言う警告を入れておこう、と思った。
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
339 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/09(月) 06:48:34.31 ID:dWMYbHD5
 ところが彼の前で龍子は予想外の夢を言った。
 「実は、私の夢は、お経と聖書とコーランを読んでみたいということなんです」と龍子は言った。
 代作は、びっくりして龍子をまじまじと見た。
 彼女とは高校生になるまでに何回も会っていて、幼いころには絵本を読み聞かせたりもしていた。彼にとっては本当の孫だ。
 そんな娘からこんな言葉が出るとは……
 彼女は続けて、聖書は新約聖書を、ギデオン(新約聖書を配布する団体)の奴を隠れて持っていて読んでいて、
般若心経も岩波の文庫本を古本屋で買って持っていると言った。
 「あれか」
 犬田は複雑な表情をした。
 般若心経は仏教でも短いお経になるが、その真理から多くの宗派で特に葬式などで唱えられることが多い。
 岩波の文庫は、隠れたベストセラーで犬田でさえ持っていた。(作者注 岩波文庫版般若心経は実在する。大乗仏教の根本のお経、
金剛般若経とセットである。原文は古いが変化がありえない内容である。驚異のロングセラー本だと言える)
 犬田代作が他宗との問答で負けることが無いと言うのも仏法の勉学があっての話で、それ無しでは単にきゃんきゃん吠える犬になってしまう。
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340 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/09(月) 22:15:52.42 ID:dWMYbHD5
 「龍子、それは分かったが、それは学問かな? お父さんは学費を出してくれている。無論、お前ももう大人、読むな、とまでは言わないが、夢中になって、
そう言う事に夢中になってしまうだけで4年があっと言う間に過ぎた、じゃ困ると思うがな」
 「それは分かっています。そう言う事を研究している学者が、大阪にいました」
 「ほう?」
 「近所の、桃山学院大学の教授で、大坂という人です」
 「近所の大学?」
 「それが……」
 プール学院大学と桃山学院大学は協定を結んでいた。元々キリスト教系で宗派も同じであったことから交流もあった。
 その教授は、自分のゼミの女子大生を新大阪まで出して、道案内させ、プールと桃山を実際に見学させると言ったらしい。また当然ながら早速実際に会う約束も取り交わしたという。
 「その、人物は確かそうか、おまえはわしの孫ということになるから、お前が研究の対象とかになったりしないか?」
 「そこを会って確かめようと思いますが、電話とかではまず間違いはなさそうです。
 ただし、ここまでは百田を名乗ってますから「本筋」のおじいちゃんが犬田代作だと知ったらどうかは、そこは慎重にしないと」
 「そうだな」
 そこは流石に「犬田代作の孫娘」であった。人物を見る目、段取り、すべてにおいて同年代の女子高生をはるかに超えていた。
 血筋としては、犬田の血は流れていない事にはなるのだが百田の血筋は争えないものであった。
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341 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/06/09(月) 22:17:17.37 ID:dWMYbHD5
 「その人のやってるのは、比較宗教学と言って、宗教を研究する事で、色々教えてくれるらしいです。
 大学同士が近くで、協定も締結しているから行くことに問題はないと言う事です」と龍子は言った
 「ほう、じゃ最初から桃山に行けば良かったな」
 「いや、そこはプールのほうが後々いいとか言ってました。そこは分からないんですけど、就職とかはプールのほうがいいかもしれません」
 「まあ、そこは4年先、どこがどうで、など分からない話しだ。遊学という言葉があるが、まさにそれだ」
 犬田は日蓮が比叡山に遊学した話をした。(作者注 元は記述していたが詳細略)
 「ええ、先生が言うには、京都にその名も仏教大学と言う大学があって、そこともその大坂先生はつながりがあって、かなりの勉強ができそうです、
 そこに、仏教大学に行けば公開されている全ての経典が閲覧できるそうです。
 また、常に仏教に精通した教授がいて質問に答えてくれるそうです。
 イスラムはちょっと大阪には適当な勉強ができる場所がないんですけれど。
 大阪には別に、東大阪に大阪府中央図書館があって、そこの利用者証を作ればすばらしい書物にアクセスできるとか」
 「そうか」
 「高野山とも、コネがあるらしいです。だからその大坂という先生についていれば、まず間違いない勉強ができると思います。
 とにかく実際に会ってみないとなりません。その教授は腹黒いとは思えない人でしたけれど、電話やメールだけでは人間は分かりません」
 龍子は、そう言った。
 今時の子供とは思えない発言だった。


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