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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
280 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/05/25(日) 10:22:00.78 ID:XDJgUvRc
 「頼んだぞ!」
 「いってらっしゃい、気をつけて」
 春菜は小さく手を振った。彼女は指が太く、指輪を買う時サイズに困るのではないかと馬淵は場違いの事を考えた。
 「ホームドラマの行ってらっしゃいのシーンかっ!」安藤が長い突っ込みを入れた。
 「まあまあ」はるかが言う。
 この二人も結構あやしいのではと馬淵は思った。

 連れて行かれたのは近くの警察署ではなく桜田門の警視庁だった。そこのガレージで待っていたのは東京消防庁のハイパーレスキュー隊だった。
 「何だこれは」
 「戦車か」
 「こんなに分厚い装甲があるならガンダム塗装にして、バンダイから売り出せ」
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281 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/05/25(日) 10:25:43.19 ID:XDJgUvRc
 彼らはリムジンの防弾装甲を見て一様に驚いたが、レスキュー業務としては曲がったドアからの救助と言うだけであり普通の消防隊でも十分だったと言われた。
 それでも十分間時間がかかった。リムジンはもう走れないから文句を言うのはお門違いだが、ドアは引っ剥がされ床に派手な音を立てて転がった。
 犬田と権は失禁している以外、外傷はなかったが。
 「ようし、容疑者を確保したぞ」と警官の一人が言った。
 「え?」と馬渕。目が点になった。
 「警視庁名物、かごめかごめだ、みんな囲め」わらわらと制服警官がこれでもかこれでもかと集まってきた。
 「よっしゃー」
 「それそれ」
 「おらおら」
 かーごめかごめ、かごのなかのようぎしゃは、いついつでやる、よあけのばんに、つるとかめがしゃべった、
うしろのしょうめんだーれ。
 超がつくほど陰気な歌が歌われた。
 これで後ろの正面の警官のフルネームを当てられると釈放されるのだ。しかし、過去それが出来たものはいない。
「診察する」と言う名目で馬淵の目の前から二人は担架で連行されて行った。
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282 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/05/25(日) 20:45:30.89 ID:XDJgUvRc
 馬淵は取調室に連れて行かれた。俺が襲撃した訳でもないのだから取り調べはおかしいと抗議すると、取り調べではなく事情聴取で、これほどの事件では当然のことであり任意なので拒否もできるが、
その場合は後であの時協力しておけばよかったと思っても遅いと脅された。
 馬淵にしてみれば早く春菜がいる現場に戻りたかった。これまでのいきさつから彼ら二人、馬淵と春菜がいて初めて親衛隊は威力を発揮することが分かって来た。
 今は権がいない状態なのだから親衛隊では馬淵が最先任と言う事になる。ここで時間を取られる訳にはいかない。
 しかし、ここで脱出するのは簡単だが、犬田や権田が取り調べられたら何をしゃべりだすかは分からない。早い事もらい下げないととんでもない事になる可能性が大だ。
 「それで、襲ってきたのは誰なんだ」
 「分かりません、チャイナマンのお面をかぶっていたようでした」
 「十人前後いたようだな、ところで学会は今日はどう言った事であの戦車かガンダムか分からんリムジンを乗り回していたんだ」
 「今日は犬田先生の退院の日でして、それで大幹部の権田さんが迎えに行った帰りでした」
 「ほう、そこを襲われた訳だな……」
 「はい」
 「ところで襲撃してきた側もどう言う訳だか射殺されて倒れとったな、やったのはお前らか?」
 痛いところを突いてきた。はいそうですはまずい。いいえ違いますは嘘だし、では誰がやったになるに決まっている。
それは、その『誰か』を探さなければならないと言うロジックになり品野町を捜索する絶好の名目を与える事になってしまう。
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283 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/05/25(日) 20:51:34.81 ID:XDJgUvRc
 「それは分からないんですよ、私が出て来た時は騒ぎが終わりかけたころでして」
 それはちょっと誇張だが、まるきりの嘘ではなかった。春菜と二人でコーラとお茶の中間点を模索して
今日は三ツ矢サイダーを飲みながら武器調達の打ち合わせをしていたら銃声が聞こえて来たと言うのが真実なのだ。
 「ほう、なら誰なら知っている?」取調官の目つきが変わる。
 「いや、そこらはちょっと……」
 「ほう、お前責任者なんだろう?」
 「あの場では一番偉いだけでして」
 「まあ責任者にしては若いなとはわしも思ったよ、横にいたのが嫁さんか?」
 「いや、それは……」まだ嫁さんではない。
 「ふむ、それで、ここは重要だから嘘はなしだぞ、逃げた犯人もいるんだな?」
 「はい、それは確かです」
 「目撃情報では幼稚園バスに乗って逃げたらしいな? ショッカーか」
 ショッカーは違う。自分の死神博士と言う二つ名は名乗るとややこしくなるだけだろう。それに「なぜそう呼ばれるようになったのか」と言う問いに対して
「貪理壊滅作戦の作戦を立てたから」と言う答えは超まずい。あの作戦では一万人以上死んでいる。
 「それはあいつらに言ってください」と馬淵は無難に返した。しかしなんとなくショッカーは幼稚園バスを
乗っ取ったりしていなったような気がした。(仮面ライダー・ショッカー篇では幼稚園バスを乗っ取る作戦はない)
 「あいつら? 知り合いか?」
 またちょっとしたフェイントをかけて来た。
 「いいえ……」


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