- おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
184 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/26(土) 07:33:37.41 ID:bIpMCcGL - 「それで、どんな予定か」と権。彼は事前に報告は受けていたが作戦はなかった。そこで皆に知らせたかったから「芝居」でこう言った。
「土曜日に故郷の徳島に向けて動きます。空港までは行動隊の精鋭と合流した幸福の錬金術総本部員が護衛します。乗るのも装甲車だと言う事です。 無論、警備計画は掴んでいます。しかし、相当厳重な警備です」 「ちっ」と馬淵。 「難しいな」と安藤。 「徳島では、空港から事前に特別に手配した宅配便のトラックに乗ります。一旦これに乗ってしまったら最後、もうどのトラックに乗っているのか我々には分かりません」と春菜。 「くそっ、生半可な警備より強い警備だな」と安藤はうなった。 「手当たり次第に止めればいいんじゃないですか」 「宅配便のトラックをか? 会社は特定できるが、ルートは分からない。無理だ。目的地の直前の交差点などではもう敵の支配下だろうから逆に止めるも何も、兵を出せば戦争だ」 彼らはああでもないこうでもないとアイディアを出し合ったがどれもダメだった。
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185 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/26(土) 20:17:26.65 ID:bIpMCcGL - 「それで、最終的な目的地はどこなんだ?」と鰻原。
「先祖代々の屋敷と称する屋敷がありましてそこに行くようです」 「そこを犠牲を覚悟で襲うか、逆に」と安藤が言った。 「それが、小川は蔵にこもると言いだしたようでして、これは核シェルター兼用の堅固な建物で、爆破は出来るでしょうが……時間はかかってしまうでしょう。県警の機動隊が駆け付ける前に作戦が遂行できるかどうかは疑問です」と春菜。 「前の総本部と言い、奴は核シェルターが好きなのか」と馬淵が言った。呆れた顔だ。 「あの……信じられませんがどうやらそうらしいです。第三次世界大戦が来ると言う本も出版しているようですし……」と春菜。 「どうしてそんな奴に我々は追い込まれるんだ」 「そ、それは私に言われても……」 彼らは自然と馬淵を見た。死神博士というあだ名は伊達ではない。彼の専門は都市工学で博士号も持っているから博士と言うのもあながち間違いではなかった。今や彼が親衛隊の軍師だ。 「消去法で行こう。空港に着くまでは駄目だ。飛行機もハイジャックは出来ん事はないがどこに着陸するのかという問題が今からでは解決できん。 だからどうしても徳島到着後だ……いや、待てよ」 「何か思いついたんですか」と春菜は目を輝かせた。 この二人があやしい事はもう皆知ってはいたが、こう言う時そのつながりが最高に輝く事も分かって来ていた。親衛隊にとってはこの二人が切り札だ。 容姿はともかく情報収集係としての春菜は優秀であり作戦係としての馬淵も優秀だったからだ。そして春菜が指揮を取る時背後に作戦参謀の馬淵がいるといざという時には瞬間に指揮を交代する二人プレーも出来る事も分かっていた。 「そうだ、宅配便のトラックだ」
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186 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/26(土) 20:26:31.42 ID:bIpMCcGL - 奈良県立医大病院特別病室
「目の合図ごとに酸素マスクを外します。一回に会話できる時間はわずかです」女性看護師は言った。 彼女は敬虔な貪理教徒ではあったがこの面会に賛成していなかった。 だが、朴はこの面会に思う所があった。回復はしているが、それは彼が望んでいるほどではない。 しかし、完全復活まで待つと言う事は出来ない。それには時間がかかりすぎる。それでは遅すぎる。 世界を救うのには。 警備の白の息子、白東和が入って来た。息子と言っても彼はもう40を超えていたはずだ。 「久しぶりだ、お父さんの事は残念だった」 「仕方がありません」 マスクが戻される。 「命令だ、犬田代作と権克日を殺せ」朴ははっきりと言った。 「はっ」 「お前が行くのか」 「全貪理の中から、戦闘意欲がある者で体力があってかつ若くはないものを選びました。 理由はここで殺人罪で懲役に行くのは年が行ってもう先がない者がするべきだからです」 「そうか、良く言った」 マスクが戻される。
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- 非常事態なのになぜ池田先生は姿を見せない!?
362 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/26(土) 20:59:19.36 ID:bIpMCcGL - 新聞には小説が掲載されている。
だから、理屈的には小説家としての「暦」ははるかに「先生」の方が上と言うことになる ただ、実際の執筆量となると疑問が残るな どの程度なのか 全部丸投げで代筆なのか あるいは意表をついてかなりな量は自分で書いた、とか。
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