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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
非常事態なのになぜ池田先生は姿を見せない!?
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10

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非常事態なのになぜ池田先生は姿を見せない!?
329 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 06:20:42.68 ID:ytXecPwk
>>327
省略? 概要は「学会人に仏罰話をしたら「キリスト教では新聞を出してるか」と
言われ、分からない、と答えると、それにはローマ法王の写真が毎日載ってるのかと言った
と言うことだ。
彼の言いたかったことは「聖教新聞には先生の写真が毎日載ってないが、それがどうした」
それに対して、こちらは「恐ろしい仏罰」だの、言いまくっていたのに一言も言い返せなかった
だから、完敗だった、と言うことなんだよ。
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129 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 09:33:51.32 ID:ytXecPwk
 「やむを得ない、安楽死を与えてやれ。警察に自白される訳にはいかん」
 「何名かは担架で連れ帰れるかも……」
 「それは無理だ。向こうは見逃してくれないだろう。こちらは幸福の錬金術の女子供まで装甲車で大虐殺してしまったし、何といってもこっちは行動隊なんだからそうするのが自然なんだ」
 「あんたにとっても自然なのか」と安藤、激高するというよりむしろ冷ややかな口調だ。
 「ああ、そうだ。動けない負傷者は殺すんだ。以上」
非常事態なのになぜ池田先生は姿を見せない!?
331 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 09:41:39.53 ID:ytXecPwk
彼は、今の状態が正常で、前の、毎日「先生」の「お写真」が新聞に載ってる状態が
異常だとも言った。苦しい言い訳だとも思ったが、それ自体はまったくの正論だったし
その人は上だったし、脱会時の経緯もあったからうなずくしかなかった。
学会から離れたとは言っても、上下関係が完全に無くなると言うものではなく、まして
向こうの言うことは「正論」だったから、はいとうなずくしかなかった。
仏罰とかを持ち出す相手を選ばなかった私が馬鹿だった。
大阪にはまだガチの学会人がいて全く今の状況にも動じてはいないと言うことは
伝えておく。とにかく大阪は怖いところだ。
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130 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 09:48:47.05 ID:ytXecPwk
 涙田はそっと二号車の様子をうかがいながら三号車はどこにいるのか目で探した。彼は知らなかったが三号車はミサイル装甲車で全高が少し低い上に彼が捜している砲塔とは上部構造が違っていた。
 ……こいつを片づけてからにするか
 彼は決断すると隠れていた植え込みから出た。LAWを片手に走る。

 「チャイナマン発見、射殺します」二号車の車長が言う。
 彼は照準を決め、引き金を引いた。ドドドッと頼りになる銃声がした。
 ところが、その砲弾は一発もチャイナマンに当たらない。彼の頭上をむなしく通り過ぎていく。
 「おわっ、本部!」
 「どうした?」馬淵は何を驚いているのか分からなかった。
 「砲弾がチャイナマンに当たらない、一発も当たらない」
 「何だと?」
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131 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 09:55:40.02 ID:ytXecPwk
 馬淵は訳が分からず混乱した。彼らの装甲車にそんな欠陥があるなんて知らなかったからだ。
 メーカーが歩兵を同伴させろと強調している事は知っていた。だがそれにはこんなとんでもない裏があるとはメーカーも説明しなかった。
 「来る、チャイナマンが来る」
 それが二号車の最後の通信だった。
 「二号車炎上中、近くにチャイナマンがいる」三号車の車長、鈴木が冷静に報告して来た。
 「三号車、チャイナマンを撃てるか」馬淵は素早く言った。こうなると春菜は展開についていけなかった。硬直して青い顔で馬淵を見つめている。
 「こちらの武器はミサイルだけだが、ミサイルで撃っていいか」
 「許可する」
 そう言って、馬淵は春菜を安心させるように言った。
 「ミサイルでふっ飛ばせば、奴も終わりだ。どう逃げようがミサイルが追尾してくれるはずだからな」
 「はい、馬淵さん」春菜は指揮権を奪われた事を怒るどころか、すがるようなまなざしで馬淵を見た。
 「最近は本名で呼んでくれる人がめっきり減った」ぽつりと馬淵は言った。
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132 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/04/08(火) 14:20:44.47 ID:ytXecPwk
 三号車はハイテクの照準にチャイナマンを捉えていた。
 距離は50メートル、外れる距離ではない。
 「発射!」
 ミサイルは炎の尾を引いて走った。命中はしたはずだった。
 だが、涙田もミサイルが命中するまで棒立ちで待っているほど素人ではなかった。とっさに身を地面に投げ出した。彼の頭上をミサイルが走った。
 悪夢の日曜日が頭によぎったが、彼は立ち上がると全力で走った。
 ミサイルは走るチャイナマンを追おうとして旋回したが追い切れず、アスファルトの地面に突き刺さった。
 爆発はしなかった。安全装置が本体から百メートル以内だと判断したからだった。
 「なにっ!」三号車では車長が目を剥いた。
 涙田は取りあえず、マシンガンで装甲車を流し撃ちした。それは無意味だったがそうしながら後退した。
 「ほ、本部、だめです。奴はミサイルをよけました」
 「なんだと?」
 「このミサイルは対人用じゃありません、だめです」
 「三号車、引き上げるんだ、撤収せよ」
 「了解」
 ここで時間を食う事は不利になるだけだった。もう装甲車は一台しかない。これの援護なしでは撤退が難しくなる。
 「歩兵部隊」
 「了解、今、やるところだ」
 無線の向こうで、短い連射音がした。馬淵と春菜にはなにをやったのかは説明がなくても分かった。


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