- 公明党がイラク戦争に賛成した時点で学会の嘘に
694 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/04/03(木) 11:38:28.28 ID:NsGj1/+I - 2003年:第28回「SGIの日」記念提言・池田SGI会長5
あれほどの冷酷非道を行っていながら、法廷では卑小そのものの彼に、ピータ ーは、個人的に、ある時は規則を犯してレコードを聴かせたり、タバコやワイン をふるまったりしながら、諄々と正義を説き、情に訴え、罪を認めさせようとする。 時には、哀願せんばかりに「私は言葉が欲しい。言葉をくれ。頼む。お願いだ。 ……あ」と迫るが、アイヒマンは最後まで“改俊の言葉”を口にせず、沈黙のま ま絞首台の露と消えてしまう。 ピーターは、仲間に言います。 「正義というのは強いものじゃないんだ。悪は説明なしに人を殺す。悪を理解し ない人も滅ぼすことができる。しかし正義ってのは、それを理解しない人にはな んの力も持てない。正義は説明だよ。納得できるものが正義なんだ。 だから正義は、世界中の何もかもを納得できるものにしたい。悪人だって悪その ものだって、なぜそんなものがあるのか説明を聞きたがるんだ」 「説明」と「納得」――まさしく言葉の力であり、正義や善は、その上にのみ成 り立ちます。 そうした「“精神”の戦い」に徹していくことが、どれほど困難なことかは、ア イヒマンの沈黙(言葉、対話の拒絶)の前で途方に暮れるピーターの姿が象徴しています。 トインビー博士の悲観論のよって来るところでもあるのですが、なおかつ、この 精神性を圧殺するかのような重苦しさの中で、大事なことは、意気阻喪しないこ とです。黙らないことです。 “善”の沈黙は“悪”の思うつぼです。小状況に対してであれ、大状況に対して であれ、言語人(ホモ・ロクェンス)の面目にかけて、言論のつぶてを放ち続けることです。
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