- おい、おまいら!みんなで小説を作るぞP10
28 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/03/17(月) 06:54:33.69 ID:C5aMwUQB - 人海戦隊チャイナマンとは三年前に自主制作されたその名の通り中国を思い切り馬鹿にした内容の戦隊モノのオリジナルパロディ映画作品だ。
すでに地下では高値で取引されているといういわくつきの逸品だった。 「この映画は中越戦争の実話に基づいている」とされる作品だった。 作品中ではすでに日中間では開戦している。そして自衛隊の一個小隊が守る重要拠点の丘を 数千名の人海戦隊チャイナマンが攻めるが、壮大な人海戦術は失敗し、戦隊は壊滅的打撃を受け中国側が敗退するというストーリーだった。 もちろん、常識的に考えても数千で一個小隊に敗退はおかしい。これには裏があり、たった一個小隊でも勇戦すればチャイナを蹴散らすことができると言う 政治的プロパガンダのために自衛隊の精鋭部隊、覆面グライダー隊が影でバックアップしており、そのおかげで勝てたのだ。 自衛隊の小隊はヒーローとなりチャイナマンは無様な敗北者となるという構図となる。
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29 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/03/17(月) 06:56:24.60 ID:C5aMwUQB - しかし、実際には、戦争で一個小隊(人数ではせいぜい三十名)が数千に勝つとは、実質大虐殺である。
それは戦争の狂気と悲喜劇を観客に付きつけてくるものであったが当然中国人にはそんな文学的感想など持てはしない。 また、史実としての中越戦争では彼我の戦力比50倍で攻めて敗北したケースもあったらしい。一個小隊が守る丘に実質一個大隊が攻撃して敗れたなどだ。 地形や火力を無視して突っ込めばそれはむしろ当たり前の結果である。しかし、当の中国では民衆が怒る事を恐れてその事実が封印されていた。 当然中国では怒りの声が上がり猛烈な抗議が来た。
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30 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/03/17(月) 07:49:43.14 ID:C5aMwUQB - 「すごい、レアもの中のレアもの!」
レアものなのも当然だった。今時祭りで売っているお面はほとんどが中国製だ。しかし中国でこんなお面が生産できるはずがない。 これは噂によると国粋主義者の社長がいる日本のプラスチックメーカーが極秘裏に生産したという物なのだ。 そして、反中国の集会などで、このお面は反中の象徴として被られた。徐々に消耗しているが補充はないのだ。 「これでどや! 」とお面屋。こ奴は只者ではない。 「……買う」 「毎度あり」 美雪は怒った顔をしている。 ……般若の顔だ
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32 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/03/17(月) 23:02:37.01 ID:C5aMwUQB - 銃を買うと、早速それが涙田のどてっぱらに突きつけられる。
「おらおら、手を上げんかい」 遠くでは散発的な銃声が…… 「貪理は違うのう」 大阪では常識だが、ここでは世間の常識は通用しないのだ。 「くらえ、グーパンチ!」
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