- 日蓮って ver.26
796 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 07:24:33.94 ID:dGYgsfT7 - >>779
775ですが、腹黒いというか、私には比企能本が胸に秘めた目的を持って日蓮に接近していったのではないかと思えるのです。 ご図解の通り、能本は親や親族が謀反の罪で処刑され、後では使えた順徳天皇が承久の乱で佐渡に流罪され、同行しています。 姉と姪が将軍に嫁したため赦免されて鎌倉に還り、幕府に仕える身となったが、北条氏への怨念や反感は強かったに違いない。 そんな能本の目に留まったのが日蓮ではなかったか。地元の安房にいた日蓮に鎌倉に来るよう促したのも能本だったかも知れません。
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- 日蓮って ver.26
797 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 07:41:27.69 ID:dGYgsfT7 - たしかに能本は日蓮の信徒で檀那であったが、それ以上に能本の目的に沿う人物として大切だったのかもしれない。
能本が日蓮に帰依したのは日蓮が比叡山から地元の清澄寺に還ったころとされるが、不自然ではないだろうか。 能本は儒学を講じたようだが、東寺で修学の経験もあり、仏典を含む漢籍に通じた教養人だった。そんな能本が、 「電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのも、みんな他宗が悪いのよ」という日蓮の他愛無い教義に心服するとは思えない。
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- 日蓮って ver.26
798 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 08:04:04.26 ID:dGYgsfT7 - 少なくとも客観的には比叡山遊学の成果も乏しく、有力な後ろ盾を持たぬ無名の私度僧だった失意の日蓮にしてみれば、
鎌倉幕府に仕官する儒学者でありながら、丁重に信徒の礼を取ってくれる能本に絶対的な信頼を寄せたはずである。 こう考えると能本はただ立正安国論の校閲をしたというだけでなく、日蓮の行動を事実上操っていた可能性もでてくる。 日蓮に他宗の誹謗中傷をさせ、元寇を予言させながら、同時に信徒として日蓮を庇護する振舞をしていたのではないか。
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- 日蓮って ver.26
799 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 08:20:40.01 ID:dGYgsfT7 - 佐渡流罪前の評定で助命嘆願をしたのは忍性であるとする本朝高僧伝の記述を中村元氏も支持しておられるが、私も同説である。
忍性という人を調べれば、日蓮のための助命嘆願は、他の目覚ましい慈悲行の業績とともに忍性の誓願の普段の実践にすぎない。 忍性への日蓮の誹謗中傷内容は妄想の産物だが、この妄想が日蓮の脳内から発生したのか、他者に吹き込まれたのか定かではない。 後者とすると能本ではないか。日蓮のルサンティマンを煽り、他宗攻撃への日蓮のデモーニッシュなパトスが醸成されていった。
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- 日蓮って ver.26
801 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 08:46:41.02 ID:dGYgsfT7 - つまり能本は宿敵の北条氏を打倒するという大義を胸に、幕府と人心を動揺させるように計らったのではないか。
ただ幕府に仕官する儒学者としてできることは限られている。そこで狂信的で失うもののない日蓮に望みをつないだ。 そこで日蓮に行動を助言しながら、他方では山椒島さんの>>778のように、日蓮に便宜をはかり信頼を得ていただろう。 当時の情勢についてはさらに考究が必要だが、概ね。上のように考えると色々と辻褄があう部分も多いように思われる。
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- 日蓮って ver.27
13 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/03/08(土) 21:21:50.94 ID:dGYgsfT7 - 前スレの808の山椒島さんへの支離滅裂な難癖はさておき、竜の口の話がなければ日蓮に取るべきものはないという点には同意する。
日蓮を本仏として大聖人と崇めるためには竜の口を史実として受け入れることは当然ではないだろうか。 伝承は伝承として弁え、真蹟遺文と史実に基づきながら、日蓮を本仏として崇める理由などあるのだろうか。
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