- おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!
983 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/03/07(金) 07:51:42.30 ID:kDauunOT - そこで彼らは、ヘルメットに作業服に姿を変えた。これだとヘルメットを脱がなければスキンヘッドはばれずにすむ。
それで、親衛隊も作業服にヘルメットに変装した。彼らには幸いな事に貪理教のセキュリティはザルもいいところであった。一応ガードマンはいたが拾って来た雑種のイヌでも 彼らガードマンよりいい仕事はした。それもそのはず、彼らガードマンは「日の寄進」と言う独特の強制労働でこき使われているだけの素人で、何も考えておらず事実上仕事を放棄していた。爆薬搬入自体は赤子の手をひねるように簡単であった。 いや、むしろ赤子は泣くから赤子の手をひねる方が困難であった。 それで、爆破目標も、親衛隊と『日蓮宗教義派』でダブったり逆に抜けてしまったりしないよう慎重に調整された。貪理教と貪理市をできうるかぎり長く再起不能にすることがその目標だったからだ。 さいわい、親衛隊にはどう言う訳だか都市工学で博士号を持っている男、馬淵がおり彼の研究では貪理市に奈良市側から通じている貪理川の鉄橋を爆破すると交通が長期的に遮断可能だとの予測が建てられた。高圧送電鉄塔も数か所爆破することにした。 こいつは復旧には相当な時間と予算がかかる。次に水道だった。これは爆破ではなく毒を投入することにした。毒には学会関係の医薬品会社から調達したヒ素を使用し、加圧する前の浄水に混入する作戦だった。 ちなみにこの浄水場が供給しているのは貪理市だけではないがそれは彼らの知った事ではなかった。もちろん、どんなに毒を投入しようと最長でも3〜4時間の間毒水を流せる程度だろう。
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