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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!
923 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/15(土) 20:22:50.54 ID:nveAPLL1
 夜明けとともに涙田らは出発した。
 大村の説明では、敵が油断し切っていた状態はもう望めないと言う事だった。自分たちの敵が何者であれ16人も仲間を殺されて本気にならないとは考えられない。
 また、大村は二番目の敵の様子から彼らと敵との考え方の相違を語った。涙田らは夜間は移動しないと言う大村の方針に従ってキャンプしたが敵は夜もどんどん進むものと考えていたのだろうと言う事だった。
それなら、敵がライトをつけながら、私語しながら進んできたのも頷ける。
 敵は近くにいないと判断していたのだろう。
 ウージーは片手で撃てない事はないがそれは通常ではやらない事だった。右手にはライトを持っている状態では反撃もできずに死んで行ったのも仕方がない事だった。
 大村は無線を回収したいと言ったが、夜明けとともに死体のそばに戻って懸命に捜索したが無線は見つからなかった。
 「仕方ないな、無線は諦めよう」
 「まあ、仕方がありませんね…こんだけ探して見つからないとなると9ミリ弾に当たって粉々になったんじゃないですか」と水村。
 「かもしれんな、9ミリ弾も二三発当たった可能性がある。粉々と言うのもあり得る」
 涙田はそれは無いだろうと考えたが、いやいや大村さんと水村さんの言う事だ。絶対あり得ないとは言えないと思い返した。
 「近くに小川がある。そいつを越すと近くの村にたどりつける。ただし、川を渡るときには用心しろ。敵も見張っているかも知れんからな」
 川に近付くと、水村がまた手でサインを送ってきた。前方の川辺を指さす。最初は涙田も分らなかったがそれは森林迷彩のなせる技で、涙田は次の瞬間には川沿いに死体が転がっているのかと思った。
 それぐらい、迷彩は巧妙だったし死体に見えるほど敵は全く動かなかった。事実は、彼らは熟睡していたのである。
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924 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/15(土) 20:26:32.58 ID:nveAPLL1
 「どうします?」浜中が言った。小声でだ。
 「上流で渡ろう……音を立てるんじゃねえぞ」
 彼らは薄氷を渡る気持ちでかなり上流側で小川を渡ったが幸いにも敵は熟睡したままだった。
 その後は順調だった。どうやら敵の包囲網の後方に出たようだ。
 山岳戦では一度敵の後方に出てしまうと全くのノーマークになる。再度捕捉するのは難しい。山岳戦の訓練を積んだ彼らでさえそうなのだ。大村チームの服装は迷彩など全く考慮されていない普通の山仕度だが
空き地などには絶対に出ないように注意していた。唯一の例外は沢などに出る時だったが、この時には水を補給しなければならずやむを得なかった。
 人里に近付くとウージーをバックパックに仕舞わなければならなかった。警察に通報されたら万事休すだ。それでなくとも昨日からの銃声を誰か里の一般人が警察に通報した可能性もあるのだ。用心深く彼らは進んだ。
 幸い、山の中にある手頃な廃屋に上がりこむことができた。カギは掛かっていなかったが盗めるようなものも何も無かった。しかし、水道は通じていたしトイレは水洗だった。
 「こんな田舎でも下水道があるんだな」
 大村が感心したように言った。
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925 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/15(土) 20:27:37.86 ID:nveAPLL1
 「どうします、バス停らしいものは見えましたが……」と浜中が言う。
 「本部に連絡して指示を待とう」
 携帯のアンテナは一本だけ立っていた。本部はすぐに対応してくれマイクロバスがすぐに来た。後で話を聞くと大村らのチーム以外は全員消息を絶ったため緊急対応で近くまで来ていたらしい。
 武器は全部隠してはいたが、学会員らしい要員が村を固めていた。撃ち合いの準備のためにウージーをバックパックから出そうとすると大村が止めた。
 「武器は出すな、奴らも半信半疑だ」
 そして、マイクロバスは村から脱出した。銃なしでの敵前突破。こいつは勇気もいる事であり涙田は大村を尊敬しなおした。
 本部に到着すると、下田と言う大幹部が出迎えてくれた。
 「大村、ちょっと来い。話を聞きたい。他の者は茶でも飲みながら待機だ」
 「マグナムの銃弾を補給してもらいたいんですが」と大久保。
 「それはやる。今は待機だ」
 一時間以上も待機は続いた。とうとう下田と大村は戻ってきた
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926 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/15(土) 20:42:35.50 ID:nveAPLL1
 「まずみんなご苦労だった。仲間の敵(かたき)も撃ってくれたんだな。疲れただろう」
 下田が言った。続けて大村が
 「敵はやっぱり学会だった」と告げた。
 「生華学会の親衛隊ですか? 」と水村。
 「そうだ、みな生華学会は知っているな? 」
 「は、はあ…」
 大村以外のみな不得要領の顔をした。自分達が実際に戦った相手が実は宗教団体と言うのも理解しがたい話だった。
 「生華学会は音が似ているが創価学会とは違う宗教だ。生華学会はもともと日蓮宗系列の新宗教で戦後に急上昇してきた。まあ、他の新宗教も同じような経過を経てきたわけだが、もともと学会には武装した私兵集団があった」
 「あった、とは?」と涙田。
 「うむ、戦闘集団は学会のために盾になるという名目で、実際には軍隊並の武装した集団を持っていたが三代目会長に後になる犬田代作が大阪で選挙違反で逮捕されると言う事件があってから状況は変わった。犬田は二代目会長を名指しでチンコロしてしまった。
そのため学会は大々的に国家権力の手入れを受けることとなった。だがその頃には国家権力に公然と戦うと言う事は出来ない状況になっていて、私兵は戦わないと決められた、後に戦わないなら私兵は不要だと言う話になり私兵は解散、武装放棄と言う事になった」
 「そ、それじゃ我々が戦ったのは?」と浜中。
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927 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/15(土) 20:45:45.06 ID:nveAPLL1
 「まあまあ、話はまだこれからだ……最近、二千十年頃から私兵集団は再建された。何があったのかは分らんが一説では犬田が高齢になって最後に一花咲かせたいと思うようになった事が原因だとか……
しかし犬田は最近では写真さえも表に出て来ない高齢病身、到底私兵集団を指揮して政権を奪取するなど不可能だ」
 「は、はあ……」
 「まあ、それはともかく、親衛隊の総兵力は五百名、装備は戦闘用装甲車まである重装備だ」
 「装甲車ですか?」と大久保が言った。
 「ああ、ヨーロッパ製の八輪装甲車で主なタイプは二十ミリ機関砲を装備したタイプだが九十ミリ砲を装備したもろに
戦車みたいなタイプや対戦車ミサイルを装備して戦車駆逐用に特化したタイプなどを保有している。
総兵力が五百と言うのも各地の学会員に武器を配ればあっという間に訓練が不十分な民兵レベルではあっても武装兵が数万単位で出来上がる」
 「うーむ」
 「学会の公式人数は1000万だが、実情は500〜600万名いる。正直我々が戦って勝てる相手ではないし、またその必要もない。しかし、相手が銃を持って襲って来るとなると話は別だ。だが……」
 「は?」
 「実は今回の事で分かったんだが隊の幹部に裏切り者がいた。こちらの情報は完全に奴らに筒抜けになっている」
 「だ、誰ですそいつは」と涙田。
 「斉藤だ、大幹部の一人だ。今回の演習の情報も奴が漏らしたものと考えられる」
 「斉藤は当然捕らえたんでしょうね?」と浜中。
 「いや、直前に高跳びされた。しかし、奴の部屋からは隠し本尊が発見された。長い間人知れず宗教を信じながらスパイ活動をしてたんだろうな」
 「何て野郎だ」


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