トップページ > 創価・公明 > 2014年02月04日 > dFIDBZHW

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政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!

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おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!
910 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/04(火) 16:07:36.82 ID:dFIDBZHW
 一行は三十分後トラックで出発した。山奥の事前に設定された地点で下ろされ、そこから徒歩でウエイポイントに向かう。
 水村は慎重に地図とコンパスでルートを定めながら進んで行った。一応チーム装備としてGPSはあったがそれは道に迷った場合だけ使う手はずになっていた。
大村が装備している。涙田も小休止ごとに地図を確認した。
 順調に道ははかどっていた。途中の沢で清水も補給できた。
 ウエイポイントまで後わずかと言うところまで来た。水村は前方の地形を確認するために少し立ち止まった。直接的な前方はなだらかな草地が広がっている。
歩くには何の支障もないがその向こうはかなり深い森だ。
 と、かなり近くから銃声がした。拳銃の音ではなく機関銃式の連射音だ。パイソンではどうやってもこんな銃声は出せない。
 「なんだ?」
 「近いぞ」
 大村の判断は瞬間だった。
おい、おまいら!みんなで小説を作るぞ!!
911 :政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M []:2014/02/04(火) 16:10:29.68 ID:dFIDBZHW
 「ここを離れるぞ、水村、草地には出ず森の中を迂回して行くんだ」
 全員、足早に森の中を進んだ。少し離れてから大村は小休止を命じた。
 「大村さん、何でしょう今の銃声は? 」
 「わからん、全員銃をすぐ抜けるところにホルスターをつけるんだ。わがチームは演習を離脱する、もし責任を問われたら俺が全責任を負う」
 「はい」
 「はい」
 銃をすぐ抜けるようにするのと同じぐらいのタイミングでまた銃声がした。連射音だ。
 「また……」
 大村は銃声が消えて行くのを聞き終わると言った。
 「今度は遠いな…水村、今後のルートだがウエイポイントは無視でルートを山の中深くに入って行くコースに取る」
 「了解」
 「山の奥に入るのですか? 演習アボート時の手順ではとにかく人家のある場所まで降りて本部に連絡し救出を待つことになっています」浜中が言う。
 「無論、最終的にはそうする。しかし今はこの山中に少なくとも連射の利く銃を持ったチームが二つはいるようだ。まあ、常識的にはもっといるだろうし、連中も常識を働かせて俺達が演習アボート時の手順に従うと思っているだろう。その裏をかく。
バックパックは捨てない。捨てたら俺たちは遭難してしまう。むしろそのほうが怖い」
 確かに、食料やテントなどを捨てたらたちまち困るのは自分たちだ。
 歩き始めるとしばらくしてまた銃声が聞こえた。
 「今日の演習は4チームのはずだな?」
 大村が浜中に確認する。
 「は……するともう、わがチームだけと言う事に?」
 「そうだ、だが簡単にやられるつもりはない。奴らは焦って俺たちを探し始めるはずだ。当初の我々の予定にそってな、しかし見つからないとなると今度は山の中を嫌でもしらみつぶしに探さずにはいられないだろう。
しんがりは背後にもよく気を配れ、
最初にこっちが向うを見つければやりすごすなり待ち伏せするなり取る手はいくらでもある」


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