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マンセー名無しさん
【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】

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【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】
178 :マンセー名無しさん[sage]:2017/12/20(水) 16:53:50.77 ID:FH1UZIVA
韓国はなぜ、北朝鮮問題で米国の足ばかり引っ張るのか
2017年12月20日
岡本隆司 (京都府立大学文学部教授)

(前略)

 危機は深刻化の一途である。
そうしたなか、北朝鮮と米国・そして中国の姿勢は、およそはっきりして見えやすい。
いずれも日本人に納得できるわけではないものの、
それぞれの立場で、ひとまず一貫しているからである。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11424


韓国の蠢動

 むしろ見えづらいのは、韓国である。
韓国はアメリカの同盟国であり、米韓同盟の一翼を担っている。
在韓米軍と韓国軍は協力して北朝鮮に対抗してきた。今後もそうするだろう。
その意味では、アメリカとの安保条約を有する日本と立場はかわらない。
しかし現実は、どうだろうか。

 米韓合同軍事演習のおよそ一週間前、8月15日に文在寅韓国大統領は、
「朝鮮半島での軍事活動は大韓民国だけが決めることができる」と表明した。
これは米軍単独の行動、とりわけ北朝鮮に対する単独攻撃はさせない、
という意味であって、事実上アメリカの動きを制約することにつながる。

 9月14日、文大統領はCNNとのインタビューで、「戦術核兵器再配備に賛成しない」と述べた。
核実験を強行した北朝鮮に対する国連安保理の制裁決議から、まもなくのことである。

 在韓米軍は1991年12月の南北非核化共同宣言で、戦術核を撤収していた。
北朝鮮の核の脅威に対抗すべく、その「再配備」を求める声が国内、
とりわけ野党からあがっており、それを抑えるのが、文大統領のねらいである。
しかしこれも、アメリカの軍事活動を制約する側面を有することはまちがいない。
【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】
179 :マンセー名無しさん[sage]:2017/12/20(水) 16:54:18.96 ID:FH1UZIVA
>>178

 さらに韓国は、9月19日のトランプ大統領の国連演説に強く反撥した北朝鮮に対し、
その二日後の21日、9億円にのぼる人道支援を正式に表明した。
同日、文大統領はあわせて自らわざわざ、北朝鮮に平昌冬季五輪の参加を呼びかけている。
こうした言動には、日米両政府もさすがにいい顔をしなかったと伝えられた。

 以上の事例だけでも、いかに韓国の動き方が怪しいかがわかる。
日米の側につくのか離れるのか、迷走しているかに見えるし、
もっと下世話な言い方をすれば、同盟国のアメリカの足を引っ張る挙動ばかりであった。

 然り。謎は韓国にこそある。
日米がこのような国と提携していけるのか、日米韓の連携など幻想ではないのか。
そうも思えてくる。


南北分断の歴史的意味

 歴史からみると、そもそも韓国という国家の存在が、通例ではない。
中国・大陸の勢力と隣接しない朝鮮半島の政権が存在するのは、
実に史上、三国時代以来の事態である。
とくに19世紀以降、近代になってからは初、ほとんど実験的な事態といってよい。

 しかもそれは、すでに還暦を過ごした。
近現代史において最長であって、あるいは最も安定した体制だといえなくもない。

 その安定はもちろん、対峙する南北の政権、およびそれぞれを支持する大陸側と
海洋側の勢力均衡によってきた。
逆にいえば、最近の危機は、その均衡が揺らいだところに醸成されている。
中国の大国化、換言すればアメリカの相対的な弱体化、およびそれに呼応するかのような
北朝鮮の核・ミサイル開発が、その主因にほかならない。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11424?page=2
【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】
180 :マンセー名無しさん[sage]:2017/12/20(水) 16:55:02.45 ID:FH1UZIVA
>>179

「事大」と「交隣」

 こうした半島政権と大陸・海洋との関係を、あらためて歴史からみなおしてみよう。
朝鮮王朝時代には、大陸側には「事大」、海洋側とは「交隣」という関係をとりむすんでいた。
事大とは「大国に事(つか)える」こと、陸続きの中国への朝貢関係をいい、
交隣は「隣国と交わる」こと、海を隔てた日本との交際をいう。

 こう並べると、まったく別個の応対だったようにもみえるかもしれない。
手続きは確かにそうである。しかし主体たる朝鮮王朝の意識・立場は、唯一無二だった。
信奉する朱子学の華夷意識に裏づけられた「小中華」意識がそれである。

 朝鮮王朝は軍事的には弱体であった。
朱子学は文を尊び武を卑しむから、これもイデオロギーに合致した体制である。

 また何より中華の尊重が優先したから、それを体現する中国王朝にも、恭順な態度を
示さなくてはならない。大陸には軍事的にもかなわないので、適切な対処である。
それと同時に、中華を尊び慕うあまり、自らも中華に近づこうとする自意識になり、
「東方礼義の国」を自任した。

 だとすれば、「隣国と交わる」交隣は、自らがミニ「中華」である以上、
その交わり方がいかなるものであれ、相手を「夷」と蔑むものとならざるをえない。
朝鮮王朝は日本や西洋など、海を隔てた国々と対等な交際をおこなった。
けれどもその根柢には、濃厚な侮蔑が横たわっている。
「小中華」意識のなせるわざであった。

 同じことは、元来が「夷」だった満洲人の清朝に対してもいえる。
清朝は中華王朝の明朝を後継し、しかも軍事力で優位にあったため、
朝鮮王朝は「事大」の関係を続けた。しかし心底では、清朝を「中華」と認めていない。
いわば面従腹背だったのである。
【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】
181 :マンセー名無しさん[sage]:2017/12/20(水) 16:55:17.99 ID:FH1UZIVA
>>180

 半島の政権はこのように同一の歴史的なメンタリティ・性格を有しながら、
地政学的に大陸向けと海洋向けとの、相反する関係をもっていた。
そうした相反性が近代の国際政治を通じて、南北の分断に至ったわけである。


北朝鮮と韓国は「一卵性双生児」

 つまり北朝鮮とは、大陸と関係の深い「事大」的な政権であり、
朝鮮戦争で中国義勇軍によって支えられたのは、それを象徴する史実であった。
他方、韓国は「交隣」の海洋側についた政権であり、米軍に支えられ、
なおかつ大陸とは隔たって「事大」を払拭できる位置にある。
いわば北朝鮮は「事大」を現代化した国家、韓国は「交隣」を現代化した国家なのである。

 北朝鮮は現在、中国にしたがわず独自路線をつきすすんでいる。
「事大」国家であるはずの政権が、その歴史に背を向け大陸に歯向かうので、
「暴走」になってしまう。

 韓国もその点は同じ。「交隣」国家であるはずの政権が、
その歴史に背いて「反日」「反米」を隠そうとしないので、「迷走」に陥っている。

 朝鮮半島の政権は、元来「小中華」だった。北の中国・大陸に対して面従腹背、
南の日米・海洋に対しては対等蔑視という歴史を持っているから、
「暴走」も「迷走」もかれらの立場からすれば、ごく自然なビヘイビアなのであろう。
韓国と北朝鮮はこうしてみると、むしろ朝鮮王朝以来の「小中華」にもとづく世界観と
行動様式を共有する一卵性双生児といえるかもしれない。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11424?page=3
【朝貢外交】月川酋長研究第26弾【外交惨事】
182 :マンセー名無しさん[sage]:2017/12/20(水) 16:55:32.55 ID:FH1UZIVA
>>181

韓国が北の「核の傘」に入る日

 半島を南北に分かった地政学的・国際的枠組みは、ともかく安定的に機能、
推移してきた。にもかかわらず、「事大」政権の北朝鮮は、中国の意向を顧慮せず、
アメリカとの対等交渉という「交隣」をめざし、「交隣」政権の韓国は、
アメリカの意向に背いて、経済的に依存する中国に「事大」せざるをえなくなっている。
こうしたパラドクスが、東アジアの不安定をもたらしているともいえようか。
しかし同時に、そうした運動律も歴史に根ざしたものであるため、
南北政権の動きがなかなか収束しないのであろう。

 韓国の文政権はそんななか、北朝鮮との対話・融和につとめている。その動きは
日米から疑われ、金正恩政権から相手にされず、いまのところ「迷走」にしかみえない。

 しかしそもそもが一卵性双生児の南北である。かつて文大統領が記し、
またおそらく今も望んでいるように、南北が一体となる可能性も皆無とはいえない。

 南北政権はすでに、米中のいずれに対しても、一定の距離を取っている。
両者が一体となれば、韓国でも取り沙汰される朝鮮半島の中立化が、
現実のものになりかねない。しかも北が核を放棄するとは思えないから、
韓国が事実上、北の「核の傘」に入ってしまう事態もありうる。

 果たしてそうなったとき、一衣帯水・列島に住む日本人はいかに行動すればよいのか。
そこまで考えなくてはならない時世になってきたようである。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11424?page=4


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