- 連続ドラマ小説「二ホンちゃん」59クール目 [無断転載禁止]©2ch.net
172 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:46:05.68 ID:xxlCGR0l - 投稿開始。
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173 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:47:03.32 ID:xxlCGR0l - 「ナデシコさんの残したもの」
ニホンちゃんはよくこんなことを言います。 「お祖母ちゃんが言ってたの」 「あっ、天道さんの言葉だね」 今回はイン堂君が反応しました。 「それだね」 「確かにそうだけれど本当にね」 「ニホンちゃんのお祖母ちゃんが言ってたの」 実際にというのです。 「ものは大切にってね」 「そう言ってたんだ」 「何でも最後まで粗末にしないで使いなさい って」 ナデシコさん、ニホンちゃんのお祖母ちゃん がそう言っていたというのです。 「よく言ってたの」 「それでニホンちゃんもなんだ」 「最後までね」 ものはというのです。 「何でも最後まで使いなさいって」 「そうだったんだ」 「勿体ないからって」 「勿体ない?」 「そう、ものはね」 粗末に扱ってはというのです。 「何でもすぐに捨てたりするんじゃなくてね」 「成程ね」 イン堂君はニホンちゃんのその言葉を聞いて 思いました。
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174 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:47:49.30 ID:xxlCGR0l - 「じゃあね」
「じゃあって?」 「何か感じたところがあったから」 だからというのです。 「僕もやってみようかな」 「ものを大事にするの?」 「うん、最後まで使おうかな」 ものは何でもというのです。 「勿体ないから」 「そうしていくのね」 「そう考えたけれど」 「いいと思うわ」 ニホンちゃんは微笑んでイン堂君に答えまし た。 「それでね」 「そうだね、じゃあね」 イン堂君は実際にナデシコさんがニホンちゃ んに言っていた様にしてみようと思いました、 それでものは何でも最後の最後まで粗末にし ない様に使ってみましたが。 これがです、中々でした。 「難しいね」 「簡単に見えてね」 ニホンちゃんもイン堂君に答えます。 「そうなのよ」 「ううん、飽きたら」 その使っているものにです。
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175 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:48:33.65 ID:xxlCGR0l - 「そうしたらいいやってなるし」
「調味料とかね」 「すぐに贅沢に使いたくなるし」 どぱっ、といった勢いで。 「そうしたくなるし」 「そうなのよ」 「消しゴムとかでもね」 「削って破片飛ばしたりとか?」 「したくなったりするし」 粗末に扱ってです。 「そうしたこともしたくなるし」 「中々、よね」 「案外ね」 実際にやってみるとです。 「これが難しいね」 「そうなの、わたしもね」 ニホンちゃんもというのです。 「結構ね」 「苦労しているんだ」 「ものを粗末に使わない様にすることにはね」 実際にというのです。 「そうなの」 「ニホンちゃんのお祖母さんも難しいことを 言ってたんだね」 「そう思うわ、人って何でもすぐに荒く使い たがるから」 ものをというのです。
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176 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:49:31.65 ID:xxlCGR0l - 「それでね」
「実際にやろうと思うと」 「難しいの」 ニホンちゃんにしてみてもです。 「だからわたしもいつも勿体ない、勿体ない いって思ってものを使っているけれど」 「それでもだね」 「自分で出来ているかっていうと」 思い返すとです。 「これがね」 「出来てないんだね」 「そうなの」 こう言って自省もします。 「そう思うわ」 「ううん、けれど」 「そう、いつも意識してね」 そうしてというのです。 「やっていかないとね」 「少しでも思っていたら違うだろうね」 「そうも思うし」 「それじゃあだね」 「わたしもこれからもね」 「じゃあ僕もそう思っていくよ」 勿体ないの精神を忘れないというのです、 ナデシコさんが言ったその言葉を。
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177 :マンセー名無しさん[sage]:2017/04/08(土) 08:50:12.49 ID:xxlCGR0l - 3月16日 21時57分
環境汚染が深刻なインドで、環境の大切さを教える日本の絵本、「もったいないばあさん」のヒン ディー語版が出版されることになり、16日インドで記念のイベントが開かれました。 「もったいないばあさん」は、ものを大切にするだけでなく、ゴミを散らかさないなど環境を大切 にすることも教える人気の絵本シリーズで、 インドのモディ首相が子どもへの環境教育に力を入れていることから、現地の政府系出版社がヒン ディー語と英語のバイリンガル版をことし夏までに出版することになりました。 16日、首都ニューデリーで開かれた記念のイベントには、現地の小学生およそ200人が参加 し、「もったいないばあさんまほうのくにへ」など、今回出版される絵本の読み聞かせが行われま した。 そしてイベントに招かれた作者の真珠まりこさんが子どもたちに対して、「みんなが幸せに暮らせ るように環境の大切さを学び、皆さんの力でインドをきれいな国にしてください」などと呼びかけ ました。 参加した小学生は、「きょう学んだ、もったいないの心を親や友達にも伝えたいです」と話して いました。 絵本は一般の書店などで販売されるほか、学校で教材としても活用される予定で、今後インドで話 されるベンガル語やタミル語などほかの11の言語でも順次出版されるということです。 ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20170316/k10010914351000.html?utm_int=news_contents_news-genre-international_001&nnw_opt=news-genre_a
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