- 連続ドラマ小説｢二ホンちゃん」58クール目 [無断転載禁止]©2ch.net
462 ：マンセー名無しさん[sage]：2017/01/14(土) 08:09:09.12 ID:cBLYJViV - 「黒板に描いても」
最近ニホンちゃんのお家のアニメ映画が人気で
す。チューゴ家でも上映されていて大人気にな
っています。
勿論チューゴ君も観ていてこう言います。
「最近ニホンちゃんのところのアニメ映画はど
れもいいあるが」
「あの映画は特にっていうんだな」
「そうある」
その通りとです、チューゴ君はアメリー君に応
えました。
「白眉あるよ」
「まさにチューゴの言い方だな」
その白眉という言葉がです。
「そこでそう言うなんて流石だな」
「そう言ってくれるあるか」
「ああ、僕だとベストになるＹＯ」
アメリー家での表現ではです。
「けれどそれよりも白眉っていう方が格好いい
な」
「それは何よりある。それである」
「それで？」
「あの映画に感動したあるから」
それでというのです。
「実はやりたいことが出来たあるよ」
「それは何なの？」
今度はニホンちゃんが尋ねました。
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463 ：マンセー名無しさん[sage]：2017/01/14(土) 08:10:07.12 ID:cBLYJViV - 「一体」
「描くある」
「描くっての映画の場面を？」
「こうしてある」
早速です、チューゴ君はクラスの黒板の方に
行ってでした。
そのうえでチョークを手に取ってその映画の
絵を描いていきますがこれがです。
実に上手で描き終えたのを観てです、ニホン
ちゃんとアメリー君だけでなく他の皆も思わ
ず唸ってしまいました。
「これは」
「流石はやる気になったら凄いチューゴ」
「いいことも悪いことも」
こう口々に言うのでした。
「いや、凄いね」
「まるで本物のポスターみたいだよ」
「その作品への愛情を感じるね」
「それも深いものを」
「好きだからあるな」
チューゴ君も自分で描いてからしみじみとし
た口調で言いました。
「これだけ描けるあるよ」
「うん、わたしもね」
その映画のお家であるニホンちゃんも言うの
でした。
「これだけの絵はちょっと」
「僕もだＹＯ」
何でも一番にならないと気が済まないアメリ
ー君も言います。
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464 ：マンセー名無しさん[sage]：2017/01/14(土) 08:11:48.39 ID:cBLYJViV - 「こんな絵はそうは描けないよ」
「やっぱり愛情ね」
「それがないと」
「個人的にはきんいろモザイクとかもよかっ
たあるが」
チューゴ君はこちらの映画も観ていたのです。
「やっぱり一番はこのアニメあるな」
「そうなのね」
「そういうことある」
「じゃあチューゴ君」
ニホンちゃんは絵の出来に感心しつつチュー
ゴ君にあらためて言いました。その言うこと
はといいますと。
「この絵はちゃんと写メしておくにして」
「何であるか？」
「だってクラスの黒板に描いたから」
だからというのです。
「授業がはじまるまでには消さないと」
「あっ、そうあるな」
言われてです、チューゴ君も気付きました。
「さもないと先生に怒られるある」
「そう、だからね」
「ではすぐに撮っておくある
チューゴ君も応えてでした、そのうえで実際
にスマホを取り出して。
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465 ：マンセー名無しさん[sage]：2017/01/14(土) 08:20:57.38 ID:cBLYJViV - 絵を撮ります、そうしてすぐに描いた絵を消
しました。
もう何も残っていない黒板を観てです、アメ
リー君は名残惜しそうに言いました。
「まあ仕方ないな」
「そうあるな、折角描いたあるが」
「黒板に描いたらな」
「最後は消すしかないある」
本当に授業がはじまるまでにはです。
「残念だけれどこれ学校の黒板ある」
「スレッガーさんだな」
なおオリジンでは子供の頃のシャアとアムロ
がすれ違っています、必見です。
「名台詞だな」
「こっちの映画もよかったある」
「まあとにかく黒板の絵も消したし」
「写メも撮ったある」
「じゃあいいな」
「後は先生が来たら」
ニホンちゃんがまた言いました。
「授業ね」
「ああ、それじゃあ皆席に着いて」
「授業の用意ある」
皆何もなかったかの様に席に着きました、
もう黒板には何も残っていませんでした。
描かれたものの一片さえも。
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466 ：マンセー名無しさん[sage]：2017/01/14(土) 08:21:27.91 ID:cBLYJViV - ttp://img.recordchina.co.jp/thumbs/m720/201612/20161228-05171733.jpg
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このほど映画のワンシーンを見ているような黒板アートがネットユーザーの
間で驚きの声と共に注目を集めている。浙江在線が伝えた。
これらの美しい作品を描き上げたのは、杭州高級中学の高校1年と2年の学生。
このようにハイレベルな黒板アートを目にすると、なんて才能にあふれた高
校生たちなんだと感嘆を覚えざるを得ない。写真は同校の代表的な建物であ
る紅楼を題材に、中国画の技法を取り入れて描かれた黒板アート。
ttp://www.recordchina.co.jp/a159106.html
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