- 余命三年時事日記って真に受けていいの?87 [無断転載禁止]©2ch.net
779 :マンセー名無しさん[sage]:2016/10/03(月) 05:05:49.39 ID:JPTtIkQb - 水道橋博士が安倍首相を批判してネトウヨから大炎上! 博士が12年前のインタビューで嗅ぎ取った安倍の反知性
“サブカル文化人”として人気のお笑いタレント・水道橋博士がここ数日、ネトウヨによって炎上させられている。 〈水道橋博士が左翼ポルノで楽な商売してる〉〈こんなところにも反日左翼がいましたかwww〉〈芸人は 傾き出すと 左向き〉〈死ね非国民!〉 2ちゃんねるにはいくつもスレッドが立ち、博士のツイッターには数え切れないRT や悪罵のリプライが殺到している。 なぜこんなことになっているのか。解読すると、どうも発端は、出版社KKベストセラーズのサイト「BEST TIME」に 9月24日付で掲載された「水道橋博士 『数こそ力でリベラルを破壊していく…』安倍政権に危機感」なるタイトルの記事のようだ。 そのなかで水道橋博士は、冒頭、アベノミクスは失敗していると断言し、政治の“安倍一強”をこのように批判していた。 〈確かに株価は安倍政権前に比べて上がったかもしれない。でも現実的に幸せになったことを実感している人は、 統計をとっても今は全然少ない。一部株価が上がって、大企業が儲かっている事実はあります。 だけど安倍政権がすすめているような、数こそ力で、リベラルを破壊していく政権運営ってめっちゃくちゃ怖いなあと思います。〉 さらに自民党内で「連続2期6年まで」の総裁任期を「連続3期9年まで」に延長し 2020年の東京五輪を安倍総理でという動きがあることについて博士は 「あんな話が出るのかということにあきれます」と批判したうえで、こう綴っている。 〈本当に権力って長くやればやるほど腐敗しますよね。 でもこれは歴史を見れば、古今東西、世界共通でそういうことは常識じゃないですか。 だから任期ってあるんでしょ? なんかそういう常識すら通用しない。〉 また、この記事で水道橋博士は、政権批判をする者に対して血眼になって襲いかかる “安倍応援団”やネット右翼たちの行動についても批判している。
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781 :マンセー名無しさん[sage]:2016/10/03(月) 05:09:55.29 ID:JPTtIkQb - 〈オレなんて安倍政権の強権的やり方を、お笑いとして、からかっているだけだけど、それに対して本気で怒るひとたちが現れていて、
ネトウヨとかもそうですけど、もはや、そういう人は自分の他人を圧する熱狂すら客観的に見えてないのかって不思議でしょうがないです〉 〈「日本人に誇りを」「日本は本当は凄い」「昔の日本人はこんなに偉かった」とか、朗々と語る、ぶっちゃけ偉そうな人が本当に増えて、 そういう人が若者に説教する姿や、また、それをありがたがる若者の多さとか、正直、「よく言うよ」って溜息が出ますよ。〉 一読して、すぐに浮かぶのが、これ、ここまで炎上するような発言なのか、という疑問だ。 まず、アベノミクスについてだが、博士のいう通り、各種世論調査を見てみても、 7割がアベノミクスの実感がない、または評価しないと回答している。 「数こそ力で、リベラルを破壊していく」という安倍政権評も的を射たものだ。 周知のとおり、安倍首相は国民の反対意見に全く耳を貸さず、数の力で特定秘密保護法や新安保関連法の可決を強行してきたし、 内閣情報調査室や公安警察を使った野党攻撃、さらには、人事と金を使った党内リベラル勢力潰しを図ってきた。 そして、今、中曽根康弘や小泉純一郎ですらやらなかった総裁任期延長を持ち出し、プーチン並みの独裁体制を築こうとしている。 水道橋博士はこれらの事実を指摘しただけで、どこからどう見ても、暴言や間違いなどまったくない。 安倍首相を「サイコパス」などと表現してきた本サイトからすれば物足りなさを覚えるほどだ。 後段の安倍応援団批判、ネット右翼批判も博士の言う通りだろう。 いまの日本社会は、有名人が安倍政権批判や政策批判をしようものなら、すぐさまネトウヨが飛んできて、 「どこの国の人ですか?日本から出て行ってください」「反日芸人は死ね」などの悪罵が投げつけられ、炎上させられてしまう (いまの博士の状況がそれを証明している)。
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783 :マンセー名無しさん[sage]:2016/10/03(月) 05:13:11.42 ID:JPTtIkQb - いや、ネットの炎上だけでなく、テレビ局に対しても電凸が組織的に展開され、
その結果、テレビからは政権批判がほとんど姿を消してしまった。 コメンテーターに起用された有名人やお笑い芸人も当たり障りのないことを言うだけ。 そのかわりに、各局の情報バラエティは日本を覆う空気に媚びるような“日本スゴイ”番組で溢れかえっている。 とにかくこの文章にかんしていえば、博士の主張はどこをとっても正論なのだ。 しかも、博士は自ら「オレ個人の政治思想に関して言えば、基本的には右も左もない」 「偉そうな人を見つけたら、お笑いとして職業的にからかうだけ」 「政局だって、ただ『面白い』から野次馬的に眺めて分析するだけ」と言っているように、 別にイデオロギー的立場からこうした批判を繰り出しているわけではない。 繰り返すが、件の安倍政権批判も、ネトウヨや安倍応援団批判も淡々と事実を指摘したうえ、そのファナティックさを嘆いているにすぎない。 ところが、ネトウヨ連中はこれに顔を真っ赤にして怒り、水道橋博士に襲いかかった。 博士の発言は悪質まとめサイトによって加工され、それを読んだネトウヨたちがまた激昂して 「パヨク」というよくわからないネトウヨスラングを大量に投じ、水道橋博士のツイッターのタイムラインはぐちゃぐちゃにされてしまった。 前述したように有名人の政権批判にはなんでもんかんでも噛み付くネトウヨだが、 この程度でここまで興奮するのは、いくらなんでも過剰な感じもする。いったいなぜなのか。 それは博士の言葉が、それこそ「左」からの批判ではなかったからだろう。 たとえば、博士は前述の文章で、ネトウヨや安倍応援団に対して〈自分の他人を圧する熱狂すら客観的に見えてないのかって 不思議でしょうがない〉とその自覚のなさを批判し、〈右に染まるのは一瞬だけど、リベラルが育つのは時間がかかる〉と、 その安易さを指摘している。
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